(1)肝心脾肺腎の五臓においては、(a)肝経を治療して気の流れが良くなると、心経の気の流れが良くなり、心経を治療して気の流れが良くなれば、脾経の気の流れが良くなるというように、肝→心→脾→肺→腎→肝の順で、連鎖関係があり、(b)肝経に問題が生じて、気の流れが悪くなると、心経の気の流れが悪くなり、心経の気の流れが悪くなると、脾経の気の流れが良くなるというように、肝→心→脾→肺→腎→肝の順で、連鎖関係がある。(c)肝経の気の流れを良くすると、腎経の気の流れが悪くなり、腎経の気の流れを良くすると、肺の気の流れが悪くなると言うように、肝→腎→肺→脾→心→肝の順の連鎖関係があることが確認されている。
(2)胆小胃大膀の五腑においては、五臓に類似した関係は成り立つものの、全く同じ関係は成り立たない。(a)胆→小→胃→大→膀(左側の経絡の気の流れが良くなると、右側の経絡の気の流れが良くなるという関係)は成り立つ。(b)胆→小→胃→大→膀(左側の経絡の気の流れが悪くなると、右側の経絡の気の流れが悪くなるという関係)は成り立つ(c)の関係は成り立たない。
(3)関節や骨が柔らかい幼児期に、高熱などが原因で、肝機能が大きく下がると、胸部の萎縮が大きくなり、心機能低下による激しい経絡反応が起こる。経絡の連鎖は1回や2回では止まらず、5〜6回連続して起こる。心臓が左サイドに偏っているため、体の左側を中心に、体が萎縮して、捻れて行く。連鎖が6〜7回に達すると、肝機能による筋肉の萎縮に伴い、肝臓自体の萎縮による激しい肝機能の低下が起こり、体の右サイドを中心に、体が激しく捻れて行く。全ての内蔵の機能が低下するので、虚弱体質になることが多い。小学校に行くようになると、体力が付き、健康になることが多い。
(4)このタイプの人が、中学校や高校で、捻挫や骨折などの怪我をすると、自律神経失調症や不定愁訴、鬱病など精神性疾患で悩んだり、病院では原因が分からない病気になったりする。20才を過ぎると、体力が徐々に低下するので、年齢が上がるとともに、問題が生じるようになる。特に、35才を超えると、内臓の機能が急激に低下するため、更年期障害を初めとする様々な問題が生じるようになる。女性は、妊娠すると関節を中心に全身が緩むが、このとき緩まない部分があると、体が捻れ、体が硬くなる産後半年したあたりから、自律神経失調症を初めとする様々な問題が生じることがある。(06/01/26)