●第十四章   「神統式気功術」

(2).鍼灸師による再現性
(3)対人対角法
(4)硬結の概念の拡張
   1.操気色彩療術創始以前の硬結の概念
   2.アトピー
   3.操気色彩療術の創始に伴う硬結の概念の拡張
   4.神統式気功術の創始に伴う硬結の概念の拡張
      @ 脾虚と硬結
     A脾虚と外反母
     B脾虚と四肢
     C脾虚と脳の治療
      D脾虚の治療と痛み
      E頭蓋骨の変化と好転反応
      F脾虚の治療と体力
      G脾虚治療の問題点
(5)爪と神経症
(6) 耳、鼻、性器の治療
(7) ほくろ
(8) 手術
(9)心臓の治療
(10)邪気と硬結
(11)家族治療の必要性
(12)治療回数

(13)中神先生からの電話

 

(1)神統式気功術の実際●


患者さんは椅子ないしはソファーに腰掛け、治療師が3メートルほど離れたテーブルのところに座って治療を行う。テーブルの上には、A4の大きさの台紙を置き、その上に三つの水晶玉、四つの卵形パワーストーン、十前後の小さなパワーストーン置いて、気のパワーフィールドを作る。このパワーフィールドを媒介にして、患者さんと治療師の気を同期させ、患者さんの主症状の変化を確認しながら行う。

必要に応じて、治療師が患者さんのところに行き、パワーストーンで、直接治療したり、効果を確認するため、脈診などで体の変化を確認することがある。

最後に、緑の六角形の中に六芒星が書かれている六角符にパワーフィールドから気を移し、患者さんのところに行って、肺経の気で皮膚を緩める。治療による体型の変化で、皮膚と筋肉の位置がずれているので、皮膚が緩むと、さらに楽になる。症状が取れるまでに回数がかかるケースでは、この六角符に症状にあった気を入れると、軽くこするだけで、症状を軽減することができる。


※うつ伏せや仰向けの状態で治療した方が効果的と判断される人の場合は、治療室で治療することがあり、治療費は今まで通りとする。
患者さんの希望により、治療室で治療する場合は、別料金になる。

※女性を治療室で治療する場合、操気系整体術では、治療師に気に入られようとする気持ちが強いと、治療中は納得して治療しているのに、家に帰ってから治療に違和感を感じる場合があることが分かったので、神統式気功術では、潜在意識の中の自律神経を統括する部分だけでなく、自我にも同期を取り、どちらにも問題が生じない範囲で治療する。そのため、患者さんが全身に散在するようなほくろの治療を希望するようなケースにおいて、潜在意識に抵抗があると治療ができない場合がある。

※長期間にわたり治療している男性患者では、性器の歪みが問題になる場合があるが、勃起した状態でないと治療できないため、レーザーポインターによる自己治療をお願いして来た。神統式気功術では、対人対角法で治療できるので、自己治療の必要性はほとんどなくなった。
  
※神統式気功術は、写真診断を併用すれば、従来の操気色彩療術と同程度の効果がある遠隔治療をすることが可能である。(05/12/28)


●(2).鍼灸師による再現性


神統式気功術は、非接触形の治療法であるが、鍼灸治療のツボに変換できるので、大阪の深沼君のように、ツボの位置が正確に分かる鍼灸師であれば、治療の8割は再現できる。そのため、治療中レポートでは、鍼灸師が参考にできるように、ツボに変換して、治療の内容を表記している。治療中レポートの中の「百会←→前頂」のような記号は鍼灸の教科書には現れないので、理解できないと思う。「百会←→前頂」は、百会と前頂を対角にとって治療することを意味する。

ツボの位置が正確に分かるかどうかについては、写真診断で解析された治療点を治療した後、治療後の写真を郵送してくれれば、ツボが正確に治療できたかどうかを確認することができる。深沼君のツボの位置に関する天才的な能力は、この方法で確認している。

残りの2割を治療するには、ツボの位置が分かるという能力の他に、鍼灸の概念にはない拡張された硬結の概念を理解し、触診などで硬結のタイプや大きさが感覚的に分かるという能力が最低限必要になる。(05/12/31)


(3)対人対角法


《対角法》
顔面を打って、可動性が悪くなると、しばらくして後頭部が硬くなって、可動性が悪くなる。顔面に限らず、硬結ができると、必ず対応点が硬くなる。硬結とその対応点を直接接触させるか、左右の手で、硬結とその対応点を触ると、硬結とその対応点が緩む。硬結の片方が緩むと、その気を受けて、対応点が緩み、その気を受けて硬結が・・・というように相互作用が起こり、両方の硬結が溶けて行く。この対応点を、硬結の対角と呼び、この治療法を対角法と呼ぶ。一つの硬結に対する対角は、複数ある場合が多い。

《対人対角法》
治療師の心臓の周辺に硬結があり、患者さんにも同様の硬結がある場合、治療師の硬結と患者さんの硬結を同期した状態で、治療師の硬結を緩めると、患者さんの硬結が緩み、その緩むときの気の変化で、治療師の硬結が緩み・・・という相互作用で、両者の硬結を同時に緩める治療法。内臓や脳の治療などに使うことが多い。対人対角法を創始する前は、治療師に硬結があるところと患者さんに硬結があるところが同じだと、治療が予期したように進まない場合があった。(06/01/01)

 

 

 

 

(4)硬結の概念の拡張

 

1.操気色彩療術創始以前の硬結の概念

操気色彩療術創始以前と以後の治療法における違いの一つとして、硬結に対するとらえ方の違いがある。創始以前においては、捻挫や骨折、打撲などによる怪我などでできる硬結と、その硬結が生じたために、経絡の法則に従って生じる硬結の二種類が治療の対象と考えられていた。前者は、体の歪みの根本的な原因となる硬結であり、後者は、いわゆるツボに生じる硬結である。そのため、怪我などでできる原初的な硬結を脈診と触診で見つけ、治療することと、経絡の連鎖でツボに生じた硬結を治療するというのが基本的な考え方であった。

2.アトピー

この考え方に限界があるのではないかと思い始めたのは、アトピー性皮膚炎で簡単に治るものと、体の歪みは改善するが、アトピーの症状が予測通りに改善して行かないものとがあるためだった。皮膚が象さんの皮膚のようになったものは、皮膚が面で筋肉に固着しているため、赤外線レーザーによる経絡治療や操気整体術では治療に限界があった。操気色彩療術の創始により、緑色のパワーグッズを使って、肺経の気で、皮膚を面で治療できるようになると、皮膚が象さんの皮膚のようになったものでも治療できるようになった。また、皮膚は正常な状態では、筋肉との間に可動性があるが、難治性のアトピー性皮膚炎においては、皮膚が筋肉と面状に癒着して、硬結化していることが明らかになった。(06/01/03)

3.操気色彩療術の創始に伴う硬結の概念の拡張

肺虚により、皮膚が面状に硬結化すると、鍼灸の技術では、硬結を溶かすことができない。同様に、肝虚になると、筋肉が萎縮して固まり、弾力があっても、記憶合金のように、整体や鍼灸の技術では、変化しなくなる。弾性はあるが、ずれないので、筋繊維が相互に癒着し、立体的に広がっていると思われる。

胃経の気が止まったときできる硬結は、鍼で緩むので、点状あるいは小球状であると考えられる。また、腎経の気が止まってできる硬結は、ラピスラズリーのポイントなどで緩むので、点状あるいは小球状であると考えられる。(06/01/04)

4.神統式気功術の創始に伴う硬結の概念の拡張

 

 

@脾虚と硬結
「筋肉や骨は、相対的にあるべき位置があり、その位置からずれるにしたがって、硬くなる」は、自己治療で10数年前発見した法則である。

神統式気功術創始の過程で、「脾虚になると、骨が歪み、関節が捻れるように歪み、関節の捻れに伴って、骨全体が捻れる」こと、「付随する筋肉が、骨の歪みと捻れに伴って、骨に巻き付くように引っ張られて移動するため、骨化と言っていいほど硬くなる場合がある」ことがわかった。

※ 脾経(図1、図2)は、心虚(心機能の低下)になると、虚して、他の全ての経絡に流れる気を低下させ、瞬時に全ての内臓の機能低下を引き起こし、心臓にかかる負担を軽減させる。脾虚になると、経絡の連鎖で、肺虚になり、肺や喉、鼻、皮膚の機能低下が起こる。(06/01/06)

A脾虚と外反母趾
脾経が足の親指の外側から、肝経が内側から出ているので、脾虚になると、同時に肝虚になることが多い。幼児期に、肝虚によって全身の筋肉が萎縮すると、胸部の萎縮により心機能が低下し、心虚になり、経絡の法則で「肝虚→心虚→脾虚→肝虚→心虚→」というループが構成され、体が大きく変形することがある。足の親指の内側の筋肉は肝経に支配されているので、萎縮が大きく、外反母趾になったり、腸骨(腰骨)が歪んで、左右対称でなくなったり、頭蓋骨や脳が連動して歪み、分裂質と言われる性格になったりする。
(06/01/06)

B脾虚と四肢
腕や足の関節は自由度が高いので、脾虚がひどいと、捻れも大きくなり、骨は石化と言っていいほど硬くなり、筋肉は骨化と言っていいほど硬くなる。骨や関節が柔らかい幼児期に高熱を出すなどして、ひどい脾虚になると、体が歪むだけでなく、内臓の機能が全て低下するため、体力がない場合が多い。腸骨(腰骨)が自分で分かるほど歪み、足の親指も幼児期から内側に曲がっているくらいになると、治療に時間がかかる。脾虚で骨化した筋肉に鍼が刺さらない場合さえある。
(06/01/09)

C脾虚と脳の治療
頭蓋骨は、球状なので、脾虚による影響は、四肢に比べると、少ない。自己治療で、脾虚で可動性がなくなっていた脳を緩めると観音様の声は聞こえなくなったが、脾虚により骨化した筋肉や石化した骨は、全身に散在している。腸骨に自分で分かるほどの歪みがある場合、頭蓋骨も歪み、脳も歪むが、四肢を治療するより、脳を治療する方が容易である。脳内には、体にある硬結の対応点があるので、脳を先に治療すると、体の硬結の治療が容易になる。

脳の治療に伴い、内向的な性格が徐々に外向的になって行くとともに、物事を論理的に捉えようとする傾向が弱まり、多面的に、柔軟に考えるようになって行く。治療に伴い、脳の機能も上がり、思考力や決断力などが改善して行くのが感じられるが、脳が不安定なため、日常生活や仕事などでケアレスミスをすることがある。頭がスッキリしていて、自覚がないので、注意が必要である。(06/01/10)


D脾虚の治療と痛み
脾虚が治る過程で、骨や関節の歪みが元に戻ろうとするのと、骨化した筋肉が柔らかくなろうとするタイミングがずれると、痛みが出て、2〜3日取れないことがある。背部や胸部は、肋骨に絡む筋肉が骨化しているので、痛みが生じる可能性が高い。
(06/01/10)


E頭蓋骨の変化と好転反応
脾虚の治療が進み、頭蓋骨が緩んで、一回り大きくなることがあるが、頭蓋骨の変化に連鎖して、全身が急激に変化しようとするため、2〜3週間にわたって、不快感が出ることがある。(06/01/11)

F脾虚の治療と体力
脾虚の治療は時間がかかる場合が多い。脾虚になると全ての経絡の気の流れが悪くなり、内蔵機能が全て低下する。脾虚の治療をすると、反対に、全ての経絡の気の流れが良くなり、内蔵の機能が上がる。治療を進めると、ある時点から、経絡の相互作用により、急激に気の流れが良くなり、治療するごとに体力が上がって行くのが感じられる。(06/01/11)

G脾虚治療の問題点
脾虚治療の問題点は、脾虚で体が大きく歪んでいる場合、石化した骨や骨化した筋肉が簡単に緩まないことである。脾経は、足の親指から出ているが、脾虚が起こると、内側から出ている肝経に問題が生じ、肝虚となるため、脾虚で骨化した筋肉は、肝虚でも固まっている。肝経の気と脾経の気で緩めないと、脾虚で骨化した筋肉は緩まない。多重層に壊れている場合、さらに腎経や胃経の気が虚したとき、固まっているので、治療が複雑になる。(06/01/11)

(5)爪と神経症
操気色彩療術の治療を長期に受けると、体の捻れが取れて行く。しかし爪とその周辺の変化が遅いため、指関節の捻れと萎縮が徐々に問題となる場合があった。指が捻れて萎縮したままだと、風邪などで体が萎縮すると、頭蓋骨や胸部が萎縮して、症状が戻ってしまうことがある。体のどこか一点に問題が残っていれば、その点が治療限界になってしまうのが気功整体根治療術の基本理論である。爪が変化しないわけではない、長期に治療すると、足の小指にわずかに残っていたような爪が、爪の成長に伴い、大きな爪になる。操気色彩療術の治療スピードに爪の成長が追いつかないのが問題なのである。

治療中レポートの「18.鬱と自律神経失調症2 」の小澤君のように、神経症的症状が強く出ている患者さんの場合は、爪を緩められなければ、症状が改善しないことが神統式気功術創始の過程で分かった。小澤君は手の指の爪が異常に短く、先端が指先に食い込むような状態で、爪に気が流れていなかった。「17.鬱とIBS」の木村君も、両手両足の爪に可動性がなく、全く気が流れていなかった。木村君は、指の自己治療を毎日続けているので、少しずつ可動性が出ているが、指が決定的に緩むところまでは行っていない。神経症的症状を示す人は、爪の可動性に問題があることが多く、爪を緩めることで、症状が改善することが今年になって確認された。

爪の治療技術は、急激に進歩してきている。最近の研究成果は、(1)爪は肺経に属するので、肺経を治療し、肺の機能を上げるのが基本となる(2)爪が腎の気で固まり可動性を失っている場合は、腎の気で指の先端の骨と筋肉、爪を緩めると、爪の可動性が上がる(3)親指の爪は、任脈の承漿と対角になっていて、承漿を緩めると、親指の爪の可動性が上がる(4)親指の可動性が上がると、他の指の爪の治療が簡単になる(5)手の指の爪の可動性が上がると、足の指の爪の可動性が上がる。(06/01/12)

(6)耳、鼻、性器の治療
耳、鼻、男性の性器は、脾虚がひどい場合、まだ完全に緩める方法が分かっていない。人の体で、一箇所でも緩まないところがあると、その点を中心に、風邪など引いたときに全身が歪むため、緩まない一点が治療の限界点になる。男性は、同性の治療師に性器を触られることを拒否する気を出しているのと、僕自身が強い抵抗があったため、治療しないで終わっている場合が多かった。操気色彩療術の後期には、治療による体の変化が大きいため、治療しないですませることができない症例が増え、パワーストーンをズボンの上から軽く当てて治療するケースが増えた。しかし、治療が不十分なため、問題が残る人には、家でレーザーポインターで治療するようにアドバイスした。神統式気功術の創始で、性器は、脾虚がひどくなければ、遠隔治療が可能になった。

男性の性器には、腎経、肝経、心包経、胃経、心経が流れている。性器が緩まないと腎経と肝経が緩まないので、胸部が緩まず、鬱的症状や心臓神経症的症状などが治らないケースが出てくる。心機能の低下による鬱的症状や心臓神経症的症状は、亀頭と上星を緩めてから、胸部を緩めると、症状がその場で改善する場合がある。鍼灸でも、亀頭に灸を据えれば、ある程度の治療は可能であるが、性器に流れている経絡について解明されていないことと、亀頭の治療が禁忌になっているので、治療できる鍼灸師は皆無に近いと思われる。

女性の場合、クリトリスには心包経と任脈が流れている。幼児期に捻挫などしていると、膣が空洞なため、風邪など引いて体が萎縮するごとに、恥骨が硬くなりながら、多重層に壊れて歪んで行く。恥骨が緩んで、クリトリスが変化しないと、心包経が緩まないので、鬱的症状や心臓神経症的症状などが治らないケースが出てくる。女性の場合は、極度の多重層に壊れているケースが多いが、硬結は硬くない場合が多いので、神統式気功術の創始により、脾虚がひどくなければ、遠隔である程度の治療が可能になっている。女性は構造上多重層に壊れているが、硬結が柔らかいケースが多いため、オナニーで、治療回数を減らすことができる場合がある。また、オナニーをしたことがない女性が、オナニーをすると、母親の心理的支配から解放され、鬱的症状が改善するケースがある。しかし、肝機能が低下していると、オナニーで症状が悪化するため、注意が必要である。(06/01/13)

 

(7)ほくろ
皮膚の炎症は、肺経を治療することで治ることが多い。しかし、ほくろは芯が骨まで届いているため、肺経の治療をしても、気が流れない場合が多く、直接治療して、気がいったん流れても、硬結が浮かびあがり、気が流れなくなることが多かった。神統式気功術の創始後、この問題はほぼ解決したが、ほくろが消えるところまでは行っていない。
(06/01/14)


(8)手術療
治療して体型が昔の状態に戻ろうとするとき、手術したところは元に戻らないため、神統式気功術でも、手術をしていると、治療に限界がある。手術後が残っていないと、影響が少く、手術痕が盛り上がっていると、影響が大きいという傾向がある。縫ったところと繋がっている筋肉が引っ張られているので、傷跡とは反対側の骨に絡んでいる部分を緩めて可動性を上げると、傷跡を緩めることができる。治療が進んで、体の他の部分が大きく変化すると、傷跡に繋がっている筋肉がまた引っ張られるようになるので、再治療が必要になる。手術箇所が二カ所以上になると、相互に影響し合うので、治療はさらに難しくなる。(06/01/14)


(9)心臓の治療
心臓の治療は進歩した。神統式気功術創始の過程で、神経症が、心臓から胃にかけて幼児期に生じた硬結が芯になり、ストレスや不安感などで、心因性の硬結が急激に大きくなって、起こることが解明された。また、心因性の硬結を一時的に溶かして、頭蓋骨の可動性の変化を調べ、心因性の硬結が脳に与える影響を推定することができるようになった。心因性の硬結が症状に大きな要素を占めている場合、核となる心臓から胃にかけての硬結を対人対角法などで緩めることによって、ストレスや不安でできる心因性の硬結を小さくし、症状を改善することができるようになった。この技術により心臓神経症や不定愁訴の治療が容易になっただけでなく、不整脈や狭心症などの治療も容易になると思われる。(06/01/15)


(10)邪気と硬結

操気色彩療術の後期に、硬結から空中に邪気が出ていることに気が付いた。長さは数センチから数メートルにわたる。まっすぐなものもあるが、途中が螺旋状に曲がりくねっているものが多い。邪気の先が空中で止まっているものは、治療が簡単で、赤外線レーザーや鍼で硬結を溶かして、邪気が出ないようにすることができる。硬結から空中に出た邪気が、他の硬結から出た邪気と繋がっていると、赤外線レーザーや一般的な針灸治療では硬結を緩めることができない。

邪気が出ている硬結から指で邪気をたどり、次の硬結に達する。さらに、その点から別の硬結に向かって邪気が出ている場合、引き続き、指を次の硬結に向かわせる。これを繰り返すと、最後に指が止まって動かない硬結が現れる。この点にしばらく指を置いておくと、今までに触れた硬結とともに、最後の硬結が溶ける。僕の手首は、父が、幼児期に乱暴にあやして、抜いているので、壊れ方が複雑で、この方法によらないと、緩まないところがある。(06/01/16)


(11)家族治療の必要性

神統式治療術では、家族2〜3人を同時に治療をすることがある。一例として、娘さんを治療して、症状が改善して来ているのに、家に帰ると苦しくなるというケースがある。原因は、家や家の中にあるもの、家族の中の体が壊れた人などから強い邪気が出ているため、体が縮み苦しくなる場合が多い。邪気が強いと思われるものを写真に撮ってきてもらい、陰陽をチェックし、処分できるものは処分し、処分できないものは、陽のパワーグッズで邪気を押さえる。家族の写真をチェックすると、両親のどちらかが娘さんと同じように壊れていることが多い。娘さんは家に帰ったとき、その影響を受けて苦しくなる。壊れている人と娘さんを同時に治療すれば、家に帰ったときの娘さんの症状は改善する。

難しいのは、家族内にひどく壊れている人がいるが、内臓が強いため、本人が問題を感じないケースである。例えば、母親が幼児期に高熱などを出して、ひどく壊れているが、内臓が強いために、健康には大きな問題を感じない、しかし娘さんは、父親のやや弱い内臓の遺伝を受けているので、母親と同じように壊れると、問題が生じてしまうというようなケースである。娘さんは、症状が改善しているのだが、家に帰ると母親の邪気の影響を受け苦しくなる。母親は、健康に問題を感じていないので、治療を受ける必要性を感じない。

色々なケースがあるが、家族はお互いに影響与え合う。特に幼児は、関節や骨が柔らかいため、両親の影響を強く受ける。家族は似たようなパターンで壊れているので、一緒に対人対角法で治療すると効果が高い。(06/01/16)


(12)治療回数

(1)治療回数は、体の捻れを全て取るために必要な絶対治療回数と、特定の症状を取るために必要な対症治療回数とを解析することが可能になった。
(2)絶対治療回数は、硬結の層の数であるが、1回の治療で一つの層を完全に緩めることができない場合があるため、絶対治療回数で治療が終わるとは限らない。特に脾虚でひどく壊れた人は、筋肉が骨化しているので、一つの層を完全に緩めるのに、治療回数を必要とする場合が多い。治療技術が向上するにしたがって、絶対治療回数と実際に必要な治療回数の差が少なくなる。
(3)対症治療回数は、現在の治療技術で症状を取るのに必要な回数で、絶対治療回数に比べると、誤差は少ない。
(4)神統式気功術創始に伴い、深層部にある脾虚による骨化した硬結の層を認識できるようになったとき、今まで深層に一層あると思っていたのが、多重層であることが分かるようになり、予測治療回数が突然増え、治療中の患者さんにショックを与えるケースがあった。しかし、治療技術の向上で治療回数が相殺され、最初に予測した治療回数に近い数値に落ち着くケースが多かった。
(5)患者さんが治療師と同一経絡に問題が生じている場合、対人対角法で治療ができるようになったため、治療師のパワーが弱い経絡を補うことができるようになった。
(6)脾虚による筋肉や関節の骨化、骨の石化などの問題が解明され、治療が可能になったことなどにより、予測が正確になった。
(7)発作性の病気で、好転反応を抑えなければならない場合や性器の治療などで自我に問題が生じる可能性がある場合は、治療回数を増やすことで問題を避けることにした。
(8)爪が身体の変化に伴って、変化しないため、治療回数の予測において、不確定要素になっているが、治療技術は徐々に向上している。
(06/01/17)

(13)中神先生からの電話●

日曜日に中神先生から電話がかかってきた。「まだ、観音様はでてきますか。」と聞かれた。「おかげさまで、声は聞こえなくなりました。」と答えると、「渡辺先生、それじゃダメですよ」と言われてしまった。「私の場合は、観音様ではなくて、女神ですが、こちらからお願いして出てもらうんですよ。そうするば(菩薩修行をすれば)自分が潜在的に持っている能力が開発され、新しい能力が与えられるんですよ。(菩薩修行で)与えられた知識が完全に理解できるようになると、こちらから一生懸命お願いして、出て戴くようにしています。」(06/01/18)

 

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