2.アトピーが劇的に改善!! 3.難治性の鬱病や自律神経失調症の治療期間が短縮(1) 4.難治性の鬱病や自律神経失調症の治療期間が短縮(2) 5.治療色 6. 経絡の連鎖と治療色 7.治療回数の予測と問題点
●1.操気色彩治療術の創始●
去年から治療にパワーストーンを使うようになった。しばらくすると、胃経に効く石とか、膀胱経に効く石があることに気がつき始めた。青い色のカヤナイトは、骨が緩むので、腎経に効いているのだが、東洋医学の基礎理論となる五行説では、腎は黒ということになっていて、色との関係が説明できなかった。今年になって、眼鏡用の小さなドライバーから、治療に使えるレベルの強い気が出ているのを発見して、数本使い始めた。その中に赤の柄のものと緑の柄のものがあり、赤の柄のドライバーは、心経の経絡上にある硬結を溶かしやすく、緑は肺経の硬結を溶かしやすいことが分かった。他のパワーグッズでも、赤色のパワーグッズは心経の硬結を溶かしやすく、緑のものは肺の硬結を溶かしやすい傾向があった。
五行説では、「肝、胆→青」、「心、小腸→赤」、「脾、胃→黄」、「肺、大腸→白」、「腎、膀胱→黒」となっている。赤は五行説通りだが、肺は説明ができない。中神先生に電話で聞いてみたが答えは出なかった。ダイソーに行って、色が付いて気が強い気が出ているものを探すと、カラーのプラスティックでコーティングしてある棒状の磁石が見つかった。赤、緑、白、黄、黒の五種類があった。自分の脈に対する影響をチェックすると、赤→心経、緑→肺経、白→脾経、黄→肝経、黒→胃経であった。
この磁石を使って、二日前から治療を始めた。驚くことに、硬結が驚くほど簡単に溶ける。昨日は、イラストレーターを使って、それぞれの経脈に最も効果的な色をコンピューター上に作り、A4の写真専用紙に印刷して、使ってみた。驚くことにプラスティックでコーティングしてある棒磁石より、印刷した色紙の方が効果が高かった。
●2.アトピーが劇的に改善!!●
アトピーは、皮膚が変質していなければ、簡単に治るものが多いが、ステロイドを使ったため、皮膚が象さんの皮膚のようになったものは、なかなか改善しない。アトピーの原因は二つある。肝機能の低下により、細胞の可動性が低下し、細胞が持っている原初的な免疫力が低下すると、その補完的な反応として、アレルギー抗体値が上がり、アトピーが起こる原因の一つになる。肺機能が低下すると、皮膚の可動性が低下し、機能低下が起こるので、皮膚に問題が生じやすくなる。
皮膚が変質していなければ、肝機能のと肺機能の経絡的治療をすれば、簡単に治るが、皮膚が変質するようになると、皮膚の固着がひどくなり、可動性を上げるのが難しくなる。肺は、呼吸運動以外に、縦軸に対して交互に揺れているが、この揺れが小さくなったり、止まったりすると、肺の機能が低下する。この運動は、皮膚の可動性と連動しているため、皮膚の可動性が上がらないと、アトピーが治らない。
アトピーで顔の皮膚が象さんの肌のように変質し、かくと頭の皮膚がぼろぼろこぼれるような状態の中学生を治療したが、1〜2週間に1回の治療で、3ヶ月もしないうちに完治した。緑の色を使うことにより、全身の皮膚の可動性を上げることができたためだ。
●3.難治性の鬱病や自律神経失調症の治療機関が短縮(1)●
難治性の鬱病や自律神経失調症に悩む人の中に肺経に問題がある人がいる。喉に違和感を感じたり、アトピーや小児喘息になった人がその典型である。このタイプの患者は、硬結を溶かして、体型が変化すると、筋肉と皮膚が癒着した状態になっているため、皮膚が引っ張られ、可動性が極端に悪化し、肺の機能が低下する。西洋医学にも、鍼灸や整体などにも、この問題を解決する技術はないので、自分でする乾布摩擦だけが唯一の方法であった。乾布摩擦には限界があり、治療が進み、体型が体型が改善するごとに、この問題が大きくなって行き、症状の改善が進まなくなってしまう。
緑色を使った皮膚の治療で、今まで足踏みしていた難治性の鬱病や自律神経失調症の患者さんの状態が劇的に改善し始めた。
三千年を越える東洋医学の常識を翻す発見がもう一つあった。脈診で、肝経が病脈であるとき、肝経上のツボを治療するというのは、東洋医学の常識である。ところが、色彩療法をしてみると、例えば、肝経に大きな問題が生じると、肝経上だけではなく、他の経絡上にも、肝経の気でなければ、緩まない硬結が生じることが分かった。また、肝機能があるレベルを越えて、低下すると、面状に、ときには体全体の筋肉が硬結化することがあるが、肝経の色を使って、肝経の気で治療すると、今までの治療の数倍の早さで、硬結が緩んで来るのが分かった。この発見により、肺炎をした人や、肝臓、腎臓に問題が生じた人の治療が、今までより、はるかに短期間で、治療が済むようになった。
色の決定に際しては、Adobe Illustrator 10を使い、コンピュター上で色を合成し、脈診による脈の変化で色を決定した。
<治療色>
肝胆→黄、心小腸大腸→赤、脾→白、胃→黒、肺→緑、腎→青、膀胱→オレンジ、三焦→茶、心包→ピンク、任脈→黄緑、督脈→紫
有史以前から、色彩療法を考えた人はいたと思われるが、治療法を確立した人はいなかった。有史以降にいたとすれば、現在の東洋医学と西洋医学の立場が逆転し、東洋医学優位の世界になっていたはずである。
色彩療法を誰も確立できなかった最大に理由は、古代中国の思想の根本原理をなす陰陽五行説に、五行の五色があるためと思われる。漢方や鍼灸の理論も、陰陽五行説を根幹に据えて、構成されているため、この理論に反するような色彩療法を考えるには心理的な壁が大きすぎたのであろう。五行の五色の思想は、古代中国だけでなく、古代チベットなどにも同様の考え方が見られ、現在でも風俗習慣に残っている地域が見られるため、アジア地域全体に広がる土着思想だったように思われる。
<五行の五色>
肝胆→青、心小腸→赤、脾、胃→黄、肺大腸→白、腎、膀胱→黒五行説の色は、腎虚の人は顔が黒っぽくなるので、腎は黒、肺病の人は色が白くなるので、肺は白のように、症状にあらわれる色に影響されているところがある。
<実際の治療色>
治療色は、患者さんによって、微妙に違ってくる。例えば、子供で腎虚の場合、病根が浅い場合が多いので、水色のような薄い色の場合が多く、年を取ると、病根が深いので、群青色のような濃い色になる。治療が進むと、治療色は変わってくる。
」
<日常の衣服に見られる治療色>
腎に問題がある人は、青色の色が入った服を好み、心臓に問題がある人は、赤が入った服を好むというように、自分が弱いところの治療色が入っている服を着る傾向がある。治療色を身につける体が楽になるからである。
(1)漢方や鍼灸などの東洋医学の理論では、五行説に従い,経絡間の相互作用を、相生と相剋という関係で説明している。
(2)操気色彩療術では、肝心脾肺腎の五臓においては、(a)肝経を治療して気の流れが良くなると、心経の気の流れが良くなり、心経を治療して気の流れが良くなれば、脾経の気の流れが良くなるというように、肝→心→脾→肺→腎→肝の順で、連鎖関係があり、(b)肝経に問題が生じて、気の流れが悪くなると、心経の気の流れが悪くなり、心経の気の流れが悪くなると、脾経の気の流れが良くなるというように、肝→心→脾→肺→腎→肝の順で、連鎖関係がある。(c)肝経の気の流れを良くすると、腎経の気の流れが悪くなり、腎経の気の流れを良くすると、肺の気の流れが悪くなると言うように、肝→腎→肺→脾→心→肝の順の連鎖関係があることが確認されている。
(3)胆小胃大膀の五腑においては、五臓に類似した関係は成り立つものの、全く同じ関係は成り立たない。(a)胆→小→胃→大→膀(左側の経絡の気の流れが良くなると、右側の経絡の気の流れが良くなるという関係)は成り立つ。(b)胆→小→胃→大→膀(左側の経絡の気の流れが悪くなると、右側の経絡の気の流れが悪くなるという関係)は成り立つ(c)の関係は成り立たない。
(1)相談質問版には、「何回で治りますか」という質問がよくあるが、治療回数の予測は難しく、つい最近まで、腰痛や神経痛などの部分的な痛み以外は、治療予測回数を出すことは難しいという回答をしてきた。
(2)腰痛や神経痛などの部分的な体の痛みの治療予測が早くから可能だったのはは、痛みの治療は容易な場合が多く、気功整体根治療術の硬結を溶かす技術を使えば、9割は数回以内で治療可能なためであった。
(3)痛みでも、原因不明で全身が痛くなるよう痛みや、鬱病に伴う痛み、リュウマチによる痛みなどは予測が難しかった。内臓や脳の機能低下が原因となる場合が多く、内臓の機能低下の度合いと、症状の強さの間にはっきりした関係がないことが、治療回数の予測を難しくした。例えば、内蔵が生まれつき強い人は、多少体が壊れても症状が出ないため、症状が出たときには、治すのに時間がかかる場合が多く、体が弱い人は、ちょっと壊れても、症状が出て、治療を受けるので、簡単に治る場合が多い。
(4)上記のような痛みや自律神経失調症、鬱病、アトピー、喘息など、内臓や脳の機能低下によって起こる病気の予測が可能になったのは、操気色彩療術により、治療技術が飛躍的に伸びたのと、操気系の治療技術に伴って、自分自身の自己治療が進み、僕自身の気のパワーが上がってきたためである。
(5)治療回数を解析するときは、治療と同様に、患者さんと気を同期して、患者さんの硬結をわずかに緩めながら、硬結が何グループあるか、順番に書き留めて行く。そのグループ数が治療回数になる。
(6)病気の種類や症状には関係なく、硬結のグループ数で予測をするため、治療可能なものについては、病気の種類に関係なく、予測できる。
(7)この治療予測法を創始したときは、予測に100%近い自信を持っていたが、予測例が増えるにつれて、問題点があることが分かってきている。
(8)4月8日に心臓が苦しくなり、治療法を模索する過程で、頸椎にある奇穴、衂血に問題が生じると、心臓が拡張することが分かった。頸椎に生じる硬結のため、小さい場合が多く、治療点として、見逃しているケースがかなりあり、治療予測に影響を与えた。心臓が拡張して、心電図に現れないような、わずかな問題が生じても、体が経絡的な激しい反応を起こすため、衂血の問題は、予測に大きな問題を起こした。
現在、予測に際しては、慎重にに衂血をチェックしている。完全に問題が解決されたとは言えない状態にあるが、大きな予測のずれは、なくなってきている。
(9)治療によって、体型が著しく変化した場合、予測できない問題が生じることがあることが分かってきた。
(10)患者さんの自己管理の仕方が治療回数に影響を与える場合がある。例えば、自律神経失調症や慢性病などで極端に、体力が低下している場合、硬結を溶かしきって、問題がなくなっても、体力が十分に付くまでは、養生が必要な場合があり、この間に過度のセックスやオナニーなどを行うと、治療回数が増える場合がある。また、)患者さんによっては、数年間カロリーメイトしか食べていないようなケースもあり、適切な食事療法を継続しないと、症状が出てしまうケースがある。
(11)女性の治療予測は、男性の場合より精度が落ちる。気を同期させたとき、体の構造上の違いから、完全に同期させることができず、子宮や卵巣、膣などの産婦人科領域に、大きな問題があると、予測回数に誤差を生じる場合がある。実際の治療においては、女性は気を通して、治療箇所や治療法、触っていい部分、触っていけない部分を明確に伝えて来るので、精度の高い治療が可能になる場合が多い。問題点としては、触っていけない部分に、大きな問題があった場合、強い好転反応が出たり、改善はしたが、完治しない状態で、治療が終了する場合がある。
治療室で女性をする場合、どのような状態で治療を受けるかは、本人の好みに従っている。最初から最後まで、立ったままで治療を受ける人もいるし、すわった状態で、治療を受ける人もいる。横になって治療を受ける人、うつぶせで治療を受ける人など色々で、治療中に動き回ってもかまわない。気を通して、心のコミニュケーションができることが最も大事で、これができさえすれば、治療は確実に進む。
<質問>
完治について 投稿者: 匿名 投稿日: 5月 9日(月)15時13分5秒
いつもHP興味深く拝見させてもらっています。先生の理論にはなるほどと思うことが多く、いつも感心しています。最近よく最初の診察時に治療回数がわかると書いてありますが、今現在それで治療が終わった人は何人位いらっしゃるのですか?それで全員が完治してるのでしょうか?すべての治療が終わった後に治ってない人は今のところいないですか?鍼灸等で言われる、効果には個人差があるからというような事はあるのでしょうか? またパワーがあがって患者に触らず治療するとありますが、それはどのようにどういった理論でするのでしょうか? たくさん質問してしまってスイマセン。お答えいただけると幸いです。あと回数を出した患者さんの治療レポートを増やしていただけると、経過などがわかって参考になります。忙しいとは思いますが、お願いします。<回答>
完治について;匿名君へ 投稿者: 渡辺 投稿日: 6月10日(金)00時44分52秒
@治療回数は数年前から、腰痛や神経痛などの痛みに対しては、90%ぐらいの精度で予測することができるようになっています。痛みの場合は、神経痛と言われるようなものでも、実際には筋肉が部分的に硬くなり、問題が生じているだけなので、構造的には非常にシンプルで、予測が簡単だったためです。このタイプのものは、どのくらいの人数を治療したか、多すぎて分かりません。
A痛みのタイプでも、鬱病が関係しているものやリューマチの痛みのように、脳の機能低下が関係しているものは、予測ができず、治療してみないと、何回で治療が終了するのか分からないという状態が、続いていました。
B病気のタイプがどのようなものであろうと予測ができるようになったのは、操気色彩療術の創始に伴い、治療技術の飛躍的な進歩し、自己治療で気のパワーが急上昇してからです。実際に予告して、最初に治療を終了した人が現れたのは、2月の22日です。この方は、その後何の問題も起こっていません。その後治療が終了した人は、20人くらいいます。
C全ての治療が完了したのに、治っていない人はいます。また、最初の予測より、少ない回数で終わっている人もいます。少ない回数で終わっている人がいるのは、途中で、僕の治療技術とパワーが上がったためです。治療回数が増えたのは、予測できない問題を抱えた人がいたためです。最大の問題を起こしたのは、首の衂血(じくけつ)と呼ばれる奇経に硬結がある場合でした。ここに、硬結ができると、膀胱経の膈兪に硬結が生じ、心臓が拡張して問題が生じます。首のところにできる硬結は、体重がかかる足にできる硬結などとは違い、触診では分からないような硬結なので見逃していました。この問題が分かったのは、4月8日 http://www.nanbyo.com/i/chiryo_report/kinishukushou/chiryou197.htm で、問題の解決法が分かるのに2〜3日要しています。心臓に問題が生じると、経絡的に激しい変化が起こることが多いため、衂血の硬結を緩めると、予想外の問題が浮かび上がってくるケースがかなりあり、治療回数が20回近く増えた人が2名いました。僕の治療技術とパワーが上がったため、相殺されて、治療回数が変化しなかった人が多かったです。
Dもう一つ予測が難しいケースは、「治療レポート 自律神経失調症4 http://www.nanbyo.com/i/chiryo_report/jiritushinkei4/jiritsushinkei4_m.htm1」のゆうゆさんのケースで、体型が急激に著しく変化した場合、予想できない問題が生じることと、体力が著しく低下している人は、家庭での自己管理を指示したようにしないと治療回数に影響を与える場合があることが分かりました。
E治療レポートは、相談質問板で忙しいため、「実名で、メール付きでもいいから、載せてほしい」という人しか載せていません。また、個人情報なので、かってに載せることはできません。
F参考;「治療をご希望の方へ http://www.nanbyo.com/i/chiryouhou/chiryo_kibou.htm」「治療回数の予測と問題点 http://www.nanbyo.com/i/karaoke/m12/chiryou_kaisuu.htm」<質問>
治療について 投稿者: ノッチ 投稿日: 7月12日(火)14時08分28秒
先日は治療についての丁寧なご回答ありがとうございます。回数の正確性は90パーセントと言うことですが、その間違いといのは回数の間違いですか?全部の治療が終わったけど、これ以上治療しても治らないという間違いなのですか? また回数の間違いだとしたら、最初の回数より少なくてもすんだと言う例もあるのでか? あと最初の診察時に、回数がでない、また治療しても治らないという例はあるのですか?先生の治療に興味があります。いろいろ教えてください。<回答>
治療について;ノッチ君へ 投稿者: 渡辺 投稿日: 7月15日(金)22時49分53秒
@治療予測について間違いが起こる原因は、「平成のカラオケ健康法 第12章 操気色彩療術 陰陽五行説の誤り http://www.nanbyo.com/i/karaoke/m12/shikisai_m.htm」の中に書いてありますが、最近分かったものとしては、治療レポートのKIさんの最近のケース http://www.nanbyo.com/i/chiryo_report/kinishukushou/chiryou219.htm のように(1)硬結が硬すぎて、あるいは、大きすぎて、数時間をかけても溶けず、1回の治療が終了しない(2)手術で縫ったところが、過去の状態に戻らないため、治療予測が不可能になる場合があります。(3)鼻に大きな問題があり、三角形の構造のため、変化させるのが難しく、治療が完了していないケースもあります。これについては、研究が進んでいるので、半年以内に治療できる見込みです。
A最初の回数より少なくなるケースは、治療レポートに時々書かれています。僕の気の力が上がると治療回数が少なくなります。
B先天的な疾患は治療ができません。癌が直径1cm以上になると、治療は難しいです。手術して、放射線をかけ、再発したものは、治療不可能です。リュウマチで関節が曲がってしまうと治療できません。また、曲がっていなくても、痛み止めを飲んでいると、治療できません。高齢者は、日々体が壊れて行くので、治療回数が出ない場合があります。他にも、治療できない例はあると思います。
C女性で恥骨などがひどくロックしていて、直接触らないと治療できないような場合、患者さんが「触ってはだめ」という意識があると、治療ができません。友達に連れてこられた方などで、治療したい気持ちがあるが、治療回数が多すぎるなどの理由で、治療したくないが、友達の手前、「治療してください」と言うようなケースでは、実際に治療しようとすると、本人の治療してほしい場所(治療室が二つあり、患者さんの出している気から判断する)が見つからず、治療できないというケースが時々あります。
D治療回数に関しては、関心がある人が多いので、問題点や新しい事実が明確になり次第、「平成のカラオケ健康法 第12章 操気色彩療術 陰陽五行説の誤り」に書き足して行きます。
玄米菜食に代表されるように、食事療法というと、肉を食べないのが基本だ。僕自身も、肉や魚は言うに及ばず、保存料や着色料の入ったものは一切食べないという厳格な食事療法を一年半ほどやったことがある。その後、魚は食べていたが肉は一切食べていなかった。また、重症の患者さんには、肉やウナギを食べるのを控えるように指導してきた。肉やウナギを食べると、体が萎縮し、内臓の可動性が悪くなって、機能低下が起こり、症状が悪化するからだ。ところが、操気色彩療術で、肝機能が著しく上がってからは、肉を食べないと、体が改善していかないことに気づいた。
僕は、レストランに行ったとき、メニューに写真が付いていれば、自分の体に合っているか、あるいは、一緒に行った人の体に合っているかを判断できる。あるとき、メニューをチェックしていると、長年食べていなかった鶏肉を食べた方がいいことが分かった。食べてみると、その場で、腰が緩んだ。骨膜や関節が緩んだ感じだった。2ヶ月ほど、鶏肉を食べると、また体質が変わり、ステーキを食べる食事法に変わった。食事の変化に伴い、体力や気の力が上がってきた。
肉による食事療法は難しい。肝機能が低いと、体が縮み、問題が生じてしまう。肝機能があるレベルを超えると、体をさらに改善するには、肉を食べなければならない場合が多いが、体質により、最初食べる肉の種類も量も違ってくる。間違えると、体を壊すことになる。
[装飾品の陰陽]
患者さんの治療回数に、物の陰と陽が影響を与えることが、最近になって、分かってきた。
治療には、陽のパワーグッズを使うので、物の陰陽が体に影響を与えることは、操気系の治療術を開始した頃には分かっていたのだが、治療に必要ではない陰の物については、あまり関心がなかった。最初に気が付いたのは、重症の患者さんは、強い陰の装飾品を身につけていることが多いことだった。ネックレスやイヤリング、ブレスレット、時計などから気が出ていることが多いが、体が縮む陰の場合がほとんどだった。
デパートなどのアクセサリー売り場に行くと、売っている物の7〜8割は陰で、陽の物は2〜3割しかない。人目を引くようなものは、陰のデザインが多い。陽のものは、人目を引くだけでなく、色と形、素材の間に、一種の調和が必要で、わずかにバランスが狂っても陰になってしまう。しかし、陰のもののバランスが狂っても、陽になることはない。そのため、人目を引く陰のものが圧倒的に多くなるようだ。
[陰陽が体に与える影響]
人には二つのタイプがある。夏場が苦手な人と冬場が苦手な人だ。人の体は、日周期と年周期で縮んだり、広がったりしている。夏場に広がりすぎて苦しくなるタイプの人と、冬場に縮みすぎて苦しくなるタイプ人がいるのだ。夏場が苦手な人は、体が縮む陰のものを好み、冬場が苦手な人は、体が広がる陽のものを好む。体に問題がある人の多くは、体が縮んで問題が生じているため、陰のものを身につけると、症状が悪化したり、苦しくなったりする。例えば、非常に陰が強いロレックスの時計を四六時中していた四十肩の女性に、問題を指摘し、時計をしないようにさせたところ、治療しないのに、手が上がるようになったり、自律神経失調症の患者さんがしているブレスレットやネックレスをはずさせると、その場で症状が軽くなったりする。[家庭内での陰陽]
患者さんの中には、治療直後は調子がいいのに、家に帰ると、悪化する人がいる。このタイプの人の中には、装飾品だけでなく、眼鏡や靴、ベルト、洋服まで、全て陰のもので身を固めいる人がいる。家の中にあるものやドア、壁、柱、天井、門柱などの写真を撮ってきてもらうと、強い陰の気が出ていることが多い。また、食べ物や着る物まで陰、車も乗ると体が縮む陰のものを持っている場合が多い。幼児期に大きな怪我をしたり、大病をしたりしている人からも強い陰の気が出ている。
[陰陽の見分け方]
物の陰陽が体調に影響することが感じられるようになり、自分が大切にして来た物を処分するという経験をすると、これから買う物の陰陽で悩むようになる。これから買おうとする物の現物写真を持ってくれば、買う前にチェックはできるが、そうも行かない場合が多い。天然素材が使われている場合、カタログ写真で陽だった物が、買った物は陰ということもある。そのため、自分で物の陰陽を見極めることが必要になる。陰陽の見分け方を患者さんに教えてきたが、体の悪い人は必ず分かるようになることが分かった。長期間にわたって体が悪い人は、強い陰のものを身につけていることが多い。体の一番苦しいところを聞き、そこに注意を払って、陰のものを体から話してもらうと、症状が軽くなるのが感じられる。分からない場合は、それを持ったり離したり、繰り返すと、必ず分かるようになる。1〜2週間経つと、感覚がだんだん鋭くなり、簡単に分かるようになる。
強い陽のものを持つと、反対に症状が軽くなる。五十肩の人は、陽のものを持つと、手がいつもより上に挙がり、陰のものを持つと挙がらなくなるので、陰陽の強さも、手を挙げたときの角度から見当が付くようになる。
[床や柱、天井などが陰の場合の対策]
装飾品や絵、石、花瓶、テレビなど、簡単に処分できるものが陰の場合は、対処が簡単だが、床や柱、天井などが陰の場合は、改装するのに何百万というお金が必要になる。患者さんが持ってきた家の柱の写真から、非常に強い陰の気が出ていたことがあった。柱では、対処のしようがないと思っていたら、後で、たたき壊したという話を聞いた。この話を聞いてから、陰の気を抑える方法がないか研究をし、陰の気を抑えるパワーグッズを開発した。床の場合、四隅に貼るだけで、陰の気を抑えることができる。天井や壁、柱の陰の気も、同様に抑えることができる。
[門柱の恐怖]
治療レポートのKIさんの家に、陰の気を封じるためにお伺いしたことがある。門柱の間を通っただけで、腰が歪んで、びっくりした。門柱や石塔は、石でできているので、ときに想像を超えるような強い陰の気を出していることがある。左右の門柱から強い陰の気が出ていると、その間を通るだけで、体が少しずつ壊れて行く。残念ながら、このレベルのものになると、門柱を変えるより、方法がない。[白髪の治療]
父は40歳頃から白髪が出始め、髪の毛を染めていたが、髪の毛を染めるのが面倒になったらしく、55歳のとき、出家してしまった。僕も40歳頃から白髪が出始め、40台後半になると、かなり目立ち始めた。その頃、30台の肺癌の女性の患者で、抗ガン剤のため、髪の毛が全て抜け落ち、うぶ毛しか生えていない女性患者を治療したことがあった。彼女は抗ガン剤のため、体中が苦しくなり、治療に来ていた。不思議なことに、抗ガン剤を飲むと、肺の機能が低下し、連鎖して、腎臓と肝機能が低下するため、体が萎縮して、捻れ苦しくなるのだった。皮肉にも、肺の治療のための抗ガン剤が、肺に機能を低下させ、免疫力を奪っていたのである。肺経と肺の治療をすると、体はその場で楽になり、1週間に1回ぐらいに割合で、3ヶ月ほど治療すると、頭黒々とした毛が生えてきた。髪の毛は、皮膚の一部で、肺経に問題があると、薄くなったり、白髪が出たりする。肺ガンになったくらいだから、元々肺の機能が低下していたのを、さらに、手術と抗ガン剤で機能低下させたため、怪我抜け落ちてしまったのである。操気色彩療術を創始し、2歳の時の肺炎で、固まってしまった関節や骨、筋肉が緩み始めると、内蔵の機能が上がって、体力が付くと、好転反応として、肺経の問題が生じ、白髪が急に増えるとともに、父と同じように、髪の毛が薄くなってきた。操気色彩療術は、体型が変化して行くため、筋肉と皮膚に位置がずれ、皮膚の可動性が低下するという本質的な問題を抱えていた。そのため、治療が進むと、強い好転反応が出たが、肺経の気で治療する技術が完成し、好転反応の出るケースは、極めて少なくなった。しかし、僕のように、遺伝的に白髪になりやすく、幼児期に肺炎をしたケースでは、白髪の増えるのを止めることができなかった。
去年の12月末に、白髪の治療を密かに決意した。癌患者ケースから考えると、半年で「黒々ふさふさ」の予定であった。体力や気のパワーは、日毎に強くなったが、途中で問題が次々と現れだした。小学高学年のとき、峠の下り坂の砂利道で転倒し、砂利が膝に突き刺さったことがあった。その部分がどうしても、緩みきらない。また、数年前、右手の平を縫ったところがあって、緩めることはできるが、体型が変化すると、また引きつれてきて、手から出ている心包経や三焦経、心経、肺経などに問題が生じてくる。また、中学生のとき、剥離骨折した腰椎の5番ところが、完全に治療することができず、体型が変化すると、硬結が浮かびあがり、気が止まってしまう。この3点の治療が徐々にしか進まず、予定の6月末になっても、白髪は改善せず、頭の毛は、前より薄くなってしまった。
[頸椎]
ちょうどその頃、治療に技術革新が起こった。例えば、足に捻挫などで硬結ができると、頭蓋骨に対応して硬結が生じるので、その2点を同時に治療すると、今まで緩まなかった硬結が緩むのだ。1週間もしないうちに、さらに技術革新が起こり、頸椎にも対応点ができ、頸椎を緩めると、頭と体の対応点は、簡単に緩むのだ。拘縮して、どうやっても緩まないような仙骨が、頸椎を緩めると、少しずつ緩んでくる。治療時間も急激に縮み、自己治療もうまく行き、「ふさふさ黒々」計画は7月28日に完了するかと思えた。怪我などして、硬結ができると、短くなる筋肉ができるため、体が徐々に捻れ、半年もすると、全身が捻れるようになる。このとき、肝経に問題が生じて、肝機能低下が起きると、全身が捻れながら、縦方向に萎縮する。頸椎は、この変化を受け、椎間板が捻れながら萎縮し、椎間板から出る神経が圧迫を受けるようになる。怪我を繰り返したり、高熱を出して肝機能が下がると、この変化は急激に進み、頸椎からは頭の筋肉や手の筋肉を支配する神経が出ているため、手や頭の筋肉が機能低下を起こし、手から出ている経絡に問題が生じたり、頭の可動性が悪化して、偏頭痛や脳の機能低下を引き起こすようになる。
[三焦経]
7月半ばになっても、白髪の状態は改善しなかった。この頃、ALSに似たような壊れ方をしている自律神経失調症の患者さんは、三焦兪に問題があり、体力が極端に低下している場合、三焦兪を治療しないと、治療が進まないことが分かってきた。例えば、ALS型の自律神経失調症の患者さんの特徴は、肺経に問題があることだが、肺経や肺兪を治療しただけでは、肺の機能を上げるのに限界があり、三焦兪や三焦経を治療して、初めて、肺の機能を上げられることが分かってきた。
東洋医学においては、人体は、上焦、中焦、下焦の三焦に分けられる。三焦経の三焦を通っているため、三焦経と呼ばれるという説があるが、三焦を通る経絡は他にもあるので、納得できる説明とは言えない。経絡に対する伝統的な解釈を参考にしつつも、鵜呑みにせず、実際の治療結果から経絡の役目を解釈すると、経絡は心臓や小腸など、壊れると致命的な問題が生じる臓器に問題が生じたとき、気の流れを止め、他の臓器の機能を低下させることで、速やかに、心臓や小腸にかかる負担を低下させるための機構であると思われる。三焦経についても同様の機能があり、手や頭部などの上半身に、怪我などで大きな損傷が起こったとき、臓器の機能や四肢の運動能力など、全身の機能(三焦)を急激に低下させる機構として働いているため、三焦を支配する経絡として、三焦経と名付けられたのではないかと思われる。耳の周りを流れている三焦経が虚し、耳の可動性がなくなると、連動して臓器や四肢の機能が低下し、全身(三焦)の機能低下が起こるので、命名者が三焦経の機能を知っていたのであれば、これが三焦経と名付けた理由であると思われる。多重層に壊れている人は、体が一段階萎縮するごとに、三焦経と心包経が対となって虚し、手や腕が捻れながら萎縮するので、多重層化 が進み、体の萎縮や変形がひどくなるにつれて、三焦経に問題が積み重なって行き、体力が低下して行く。成長期などは、体が捻れることで、体の可動性が確保され、筋肉が付き、表面の気の流れが良くなると、体の機能低下は補われ、問題が生じないことが多いが、捻挫や突き指、骨折などを繰り返したり、高熱を出して、肝機能が大きく低下したりすると、体力の低下が大きくなり、自律神経失調症のような、現代医学では解決できない、問題が生じることがある。
治療は、三焦経に生じている硬結と、膀胱経の三焦兪に生じている硬結を緩めることで行う。
[ALS型自律神経失調症の症状]
最初の症状は、6月に起こった。歩くときに、右足が左足と同じように上がらない、腰が左右対称に動かないなどの症状が出た。日毎に症状は悪化し、3週間もすると、走るのが困難になった。腎経と膀胱経に問題が生じているのが分かった。足の小指の爪の可動性を上げると、症状が改善することが分かった。レーザーポインターで小指の先を緩めるだけで、改善が見られた。2〜3日すると、この方法だけでは、治療に限界があることに気が付き、さらに研究を進めると、頭頂部にある督脈のツボ、前頂の左右に、まだ知られていない腎経のツボがあり、そこを緩めると、症状は急激に改善した。さらに、三焦兪の問題が分かったので、緩めると、足は走れる状態まで改善した。二度目の症状は、7月に起こった。朝起きようとすると、まぶたが開かなかった。三焦兪を緩め、手の三焦経に問題が生じているところを緩めると、まぶたが開いた。
[耳]
翌日も同じことが起こった。そのとき、耳に硬い、可動性がない部分があり、そこを緩めると、まぶたが開き、同じ問題は、二度と起こらなかった。自己治療が進むにしたがって、耳に硬い、可動性のない部分が増え、治療してもなかなか緩まないことには、気が付いていたが、何故可動性が悪化して行くのか理由が分からなかった。
ふと、体の不可動の部分が耳の不可動の部分と対応しているのではないかと思い、右手の縫った部分と対応する部分を求めると、右耳にあり、緩めると、右手の可動性は驚くほど上がった。右膝の対応点は、左耳にあり、腰椎の剥離骨折の対応点は、左耳にあった。耳の可動性の悪い部分と、体の可動性の悪い部分を比較し、耳に変化を与えることで、体に起こる変化をチェックすると、次のような仮説が合理的であると思われた。(1)首から下に、硬結や不可動の部分、体の捻れなどがが生じた場合、それに対応して、首、頭、耳に、それぞれ対応する変化が起こる(2)幼児期や成長期に問題が起こると、反対側の耳に対応点ができる(3)成長が止まってからできた問題は、同じ側の耳に対応点ができる(4)耳の硬結をわずかに緩めて、気を流すのは簡単だが、硬結を本格的に溶かして耳の形に変化を与えることは、容易ではないことから、耳は体型の変化をできるだけ起こさないようにするためにある。
[耳の治療と治療予測回数]
(1)幼児期に頭を打ったり、手首や肘、肩などを抜いた人は、頭蓋骨が大きく変形していることが多く、連動して耳が変形しているため、治療が進むと、耳が足かせになり、治療が予測通り進まなくなる可能性がある。
(2)現在のところ、耳の硬結を効率的に溶かす技術は確立していない。耳を大きく変えるには、腎機能を上げて骨を柔らかくし、耳を囲む頭蓋骨を緩める、肝機能を上げ、耳を構成する筋肉を緩める、三焦経上にある硬結、特に、耳の周りの硬結を緩めるという準備が必要である。
●14.耳と三焦経(3)
[P.ノジェ]
1957年に、フランスの内科医P.Nogier(ノジェ)氏は、「耳と人体との関係」論文を発表し、耳の圧痛点に鍼治療をすると、疾患に効果があること、圧痛のある部位から疾患のある所が分かること、疾患のある所から、耳の圧痛点を予測できることを明らかにした。1969年には、体の部位と耳の対応点について詳述された論文が出ている。当初彼の理論は、医学界からはほとんど評価されなかったが、中国で文化大革命が起こると、伝統的な医学、針灸治療が見直されるようになり、P.ノジェの理論に基づく治療を実践する医師や鍼灸師が現れるようになった。西洋の医学界で認められるようになるのは1980年代前後で、針麻酔や炎症の鎮静作用が普及に大きな役割を果たした。
[経絡のツボと反射点の違い]
耳の神門という反射点に刺激を与えると、すぐ前頭部から額にかけて、強い気が流れる。1〜2分すると頭の上半球全体に強い気が流れ、数時間続く。この間気が強く流れている部分の機能が上がる。経絡のツボを使って、同じような変化を起こすには、督脈の神庭というツボを緩めればよい。神門を刺激したときと同じように、すぐ前頭部から額にかけて、強い気が流れる。大きな違いは、神庭の硬結を緩めるため、頭の形が変化することである。この変化は、気の流れが普通の状態に戻っても、元に戻らない。気の流れは、督脈が支配する骨や筋肉全体に広がって行くが、頭の上半球全体に強い気が流れると言うことはない。強い気が流れた最初の変化においては、反射点の刺激と同じように、気の流れのよくなった部分の機能が上がる。神門(反射点)の場合は、気の流れが数時間して戻ると効果がなくなるが、神庭(ツボ)の場合は、他の部分の気の流れが元に戻っても、督脈の気の流れが改善した状態が長期間にわたって続き、督脈の支配する臓器の機能が上がった状態が続く場合がある。例えば、督脈の気が前庭の硬結でが止まっているために、頭蓋骨の可動性が低下し、脳の機能低下が起こって、鬱病が起こっている場合、鬱病が治ることがある。
神庭のツボの位置が正確に分かる鍼灸師は、ほとんどいないと言って良い状態なので、実際に治療を受けると、硬結が部分的に緩んだだけで、芯が残ってしまい、三日もすると、効果がなくなってしまうことが多い。また、壊れ方がひどく、督脈上に他の硬結があると、三日もすると効果がなくなってしまう。また、他の硬結の方が大きかったり、硬かったりして、督脈に与える影響が遙かに大きい場合は、持続的な効果は現れない。そのため、鬱病を治すには、督脈影響を与える硬結やツボの位置を正確に把握する能力が必要になる。
[根治のために必要な治療点]
難病や慢性病、自律神経失調症、鬱病など、臓器の機能低下によって起こる疾患を治療するには、反射点は使うことができない。根治するには、内臓の機能低下を起こしているツボを見つけ、そこにある硬結を溶かすことで、体型を元に戻し、臓器の歪みを取り、気が止まってしまっている経絡や気の流れが弱くなっている経絡に、正常な気が流れるようにすることが必要だ。[知られざる耳のツボ]
反射点による身体の気の流れの変化を研究しているうちに、耳には知られざるツボが10あることを発見した。耳の裏側には、全身の皮膚の可動性が上がるツボがあった。皮膚の可動性は、肺経に属する性質なので、耳の肺兪と名付けた。膀胱経上にある肺兪は、肺の機能を上げることはできるが、皮膚の可動性に大きな変化を与えることはできないので、両方の肺兪を治療することで、肺経によって起こる問題を容易に解決することができるように思われた。翌日、小腸経が支配する筋肉の可動性や小腸の可動性に影響を与えるツボを発見し、耳の小腸兪と名付けた。左耳の小腸兪を緩めると、小腸と小腸経に支配される筋肉の可動性が上がった。ところが、右耳の小腸兪を緩めると、小腸の可動性は上がったままだが、小腸経の支配する筋肉の気が止まってしまった。もう一度左耳の小腸兪を緩めてみたが、小腸経に支配される筋肉の気は止まったままだった。最初原因が分からなかったが、その後の研究で、左耳の小腸兪を緩めると、左側の小腸経に支配される部分の気の流れが良くなるとともに、右側の小腸経に支配される部分の変形が元に戻ろうとするために起こる現象であることが分かった。肺経でも同じことが起こっていたが、肺経に支配される腕の筋肉は今までの治療で、大きな変化を起こし、元の状態に近づいていたため、問題に気が付かなかった。小腸経に支配される筋肉は、腰椎の剥離骨折が原因で、膀胱経に支配される筋肉が緩みきらず、経絡の連鎖で、胆経、小腸経と大きな硬結が残っていたため、小腸兪の治療で、硬結がわずかに緩んで膨らんだとき、筋肉の可動性が悪化し、気が流れなくなってしまったのだ。
耳の裏側には、心包兪と言うべきツボがもう一つあり、表側には、脾兪や肝兪と言うべきツボがあることが分かった。どのツボも、耳の小腸兪と同じ機能を持っているため、肝機能の低下などで全身に硬結があるタイプの人の耳の兪穴を治療すると、自律神経が失調する可能性がある。
[ア門と耳]
自律神経失調症におちいった場合、耳の兪穴の治療では、問題が複雑になるだけで、解決しない。後頭部にあるア門という督脈のツボを緩めると、耳全体が緩み症状が改善する。それでも問題が解決しない場合は、頸椎の1、2、3番から、耳を支配する神経が出ているので、これらの頸椎を緩めると、耳が自然にバランスを取り戻し、問題は解決する。[耳の兪穴の位置]
右手で左耳の外輪を包むようにつかんだとき、耳の裏の親指が当たるあたりに、耳の肺兪、中指が当たるあたりに、耳の心包兪、小指が当たるあたりに、肺の小腸兪がある。
脾兪と肝兪は、耳の表側にあり、位置的には、肺兪と心包兪の間に脾兪、心包兪と小腸兪の間にある。正確な位置は、気が分かれば、陰の気が出ているので、簡単に見つけることができる。