難病,慢性痛,慢性病の原因を解明して根治させる治療法とは!?
「気功整体根治療術の手引き」
実際の治療理論を紹介しながら分かりやすく解説!!
●第5章 腰痛の理論
32.慢性病と腰の歪み
33.精密検査を必要とする腰痛
34.何故ぎっくり腰は再発するのか?
35.腰の歪みはどのようにして起るのか?
36.経路からみた腰の壊れ方
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●第5章 腰痛の理論
32.慢性病と腰の歪み
慢性痛・慢性病に悩んでいる人の多くは、腰に問題を抱えています。腰が歪むと、体は自動的に問題を察知し、腰を緩める命令を下します。人間が四足動物のようにハイハイしていれば、その時点で問題は解決するのでしょうが、2本足で立っているために、歪みはさらにひどくなります。腰が歪むと脊柱はS字型に歪み、脊柱から内臓に向かう神経が圧迫されるようになり、自律神経失調症を初めとして、各種の慢性病が起きやすくなります。
慢性病を治すには、まず腰を治すのが基本になります。腰が歪んでいる人には、腰痛を感じる人と感じない人がいます。小さいときから腰に歪みがある人は、腰がむちゃくちゃに壊れていても、なんの苦痛も感じません。
33.精密検査を必要とする腰痛
腰に負担がかからないような楽な姿勢をとったとき、痛みが増すような場合を「自発痛」と言います。
自発痛がある場合には、腫瘍等によって神経が圧迫されている可能性や、内臓に癌ができている可能性があるので、気功や整体、鍼灸などの治療を受ける前に、大きな病院で精密検査を受けることをお勧めします。逆に病院で、「神経痛です」とか「体に何の問題もありません。神経性の痛みです」言われた場合は、「現代医学では、痛みを取る方法がありません」と言われたのと同じなので、気功整体根治療術や鍼灸、その他の各種治療を受けることをお勧めします。
34.何故ぎっくり腰は再発するのか?
整体や鍼に行って、ぎっくり腰を治したら、しばらくして、再発したと言う話はよく聞きます。整体や鍼で治ったはずのぎっくり腰が再発するのは、「壊れている腰を治すだけで、腰が歪む原因を突き止めて、取り除く」ことをしないからです。「階段から落ちて、腰を打った」などのケースを除けば、太い筋肉が付いている腰が、「くしゃみをしたはずみで、壊れる」などと言うことは、考えられません。ぎっくり腰を起こす数ヶ月前、ときには何年も前に、捻挫等をして、ぎっくり腰が起きる前に腰が歪んでいたのです。
例えば、足首を捻挫すると、関節が歪み、硬結ができ、痛みが取れても、そのまま残ります。すると歪みと硬結が半年から一年で全身の関節に及ぶようになり、体全体がわずかに歪んでしまいます。ぎっくり腰を完全に治すには、腰に歪みを起こしている原因を取り除くことが肝要です。捻挫を起こして二年以内なら、足首の硬結を溶かして、関節の歪みを取るだけで、全身が元の形に戻ります。
35.腰の歪みはどのようにして起こるのか?
腰痛が起きた原因を分析すると、いくつかのタイプに分類できます。
(1)足首、膝の捻挫、足の指の突き指、脛の骨折など、が原因になっているもの。足には体重がかかり、腰に比べて細いために、壊れやすいので、最も多いのがこのタイプです。このタイプは、腰を治しただけでは、痛みが一時的に取れてもまた戻ってしまいます。足を治さないと腰痛は根治されません。
(2)腰を直接打ったもの。これは言うまでもなく、腰を治します。
(3)ドッジボール、バレーボールなどで指をひどく突き指したもの、手首、肘などを骨折したもの。片方の手が壊れると、左右のバランスが崩れ、頚椎が歪みます。 頚椎が歪むと、腰椎が歪みます。頚椎は1番から7番まであり、これに腰椎の5番から1番までと胸椎の12番と11番の7つが対応しています。頚椎の2番に問題が起きると腰椎の4番に問題が起きるというように、逆方向に対応しているのが特徴です。このタイプは手を治さないと根治しません。
(4)ムチウチによるもの。頚椎が歪むと半年前後で腰椎が歪み、腰に問題が起こります。このタイプは首を治さないと治りません。
(5)内臓が萎縮したために腰が歪んだもの。内臓の萎縮は、軽い風邪でも起こるので、「鼻風邪をひいて二、三週間して、くしゃみをしたら、ぎっくり腰になった」などと言うのは、よくある話です。このタイプは内臓を治さないと、根治しません。
(6)上記のタイプ以外にも、鎖骨の骨折や仙骨が極端に硬くなったためなど、さまざまな原因があります。いずれの場合も、その原因を探し出して、取り除く事が肝要です。
36.経絡からみた腰の壊れ方
(1)背中は四本の膀胱経が支配しているので、最も単純な腰痛は、膀胱経の流れが止まることで起きます。膀胱経上にある硬結を溶かすだけで治るのはこのタイプです。
(2)膀胱経が虚して脊柱が曲がっているときに、風邪等の原因で肝経が虚すると、ちょっとしたきっかけで体が突然萎縮し、ぎっくり腰になる場合があります。ぎっくり腰を治す名人と言われる人が各地にいるようですが、この人達が簡単に治すことができるのが、このタイプの腰痛です。
(3)肝経が虚して体が萎縮したとき、手に問題があると、左右のバランスが崩れて頚椎がねじれ、頭がロックして督脈が止まり、内臓の機能がさらに低下して、腎と肝の機能がさらに低下すると、体の萎縮がさらに進行する複合型のタイプのぎっくり腰があります。普通、手首が片方ロックしています。
65歳の女性の場合ですが、この複合型のぎっくり腰を起こして、ぎっくり腰の治療で有名な整体に行ったら、「これはぎっくり腰ではないので、私には治せません」と言われた方がいます。彼女の場合は、手首のロックをはずしてから、頚椎、頭蓋骨のねじれを取り、膝と足首のロックをはずし、腰の歪みを治し、膀胱経、腎経、肝経、胆経に気を流すと、ようやく立ち上がって、歩けるようになりました。このような複合型のぎっくり腰を、高齢者が起こした場合、体が大きく萎縮するため、膝や肩、足首、肘、手首などの周りに極端に硬い硬結ができる場合が多く、この硬結をそのままにしておくと、ぎっくり腰の再発や自律神経失調症、他の部分の痛みなどを誘発する原因になります。
(4)これ以外にも膀胱経が虚したために、胆経が詰まって起る腰痛、大腸経が虚したために、大腸兪(だいちょうゆ)が上方に引っ張られて硬くなって起る腰痛などがあります。
実際の治療においては、例えば、右手の大腸経が虚したために、腰痛が起ったからと言って、大腸経に気を流してすむものではありません。大腸経が虚した原因が、昔やった左鎖骨の骨折であれば、時間をかけて鎖骨の治療をしなければなりません。