心臓防御過剰反応とは!?
「難病の治療理論」
実例を使って分かりやすく解説!!
6. 診断治療法
1. 難病には原因がある
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難病には必ず原因があります。原因のほとんどは、捻挫、骨折、突き指、ムチウチというような外傷です。この外傷によって生じた硬結で、体がゆがみ、内臓機能が低下します。怪我をしがちな相撲取りやラグビーの選手が短命なのは昔から知られています。
なぜ外傷によって、慢性病や難病が引き起こされるのでしょうか。一例を上げると、足首を捻挫すると、痛みが取れても足首に筋肉の硬くなった硬結と呼ばれるものが残ります。この硬結ができた筋肉は、短くなって引っ張るため、足が捻れます。それと連動して、膝、腰、背骨、肩、肘のように全身が捻れ、内臓もゆがんで機能が低下します。体力がある若いときは、問題が起きないことが多いのですが、20歳を過ぎると内臓機能が低下し始め、40歳を超えると、極端に低下してくるため、加齢に伴って、問題が生じてきます。
2. 捻挫、骨折、突き指、ムチウチで起こる難病、慢性病
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クローン病・パニック症候群・慢性疲労症候群・自律神経失調症・心筋梗塞・狭心症・不整脈・高血圧・喘息・肝炎・腎炎・ 糖尿病・花粉症・リューマチ・冷房病・インポテンツ・五十肩・腰痛・膝痛・神経痛・手足のしびれ・鬱(うつ)病
3. 難病の構造
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難病の多くは五十肩と類似した壊れ方をしています。五十肩にもいろいろなタイプがありますが、最も典型的なのは、
(1)更年期で子宮が萎縮すると、内臓が下垂し、機能が低下します。
(2)肝臓が機能低下を起こすと内臓、内臓筋、骨格筋など肉の部分が萎縮します。
(3)これに伴い肝臓も萎縮するので、肝機能はさらに低下し、体の萎縮もさらに進みます。
(4)手足には、大きな骨があるため、萎縮が進むと、肘、膝、手首などの間接部分が捻れな
がら、縮んで行きます。
(5)手の肘の回りの硬い部分がスムーズに縮まずロックしてしまうと、薬指から肩を経て頚椎
をあがる三焦経が虚し、頚椎が引っ張られ、ゆがんでしまいます。
(6)すると人差し指から肩を経て、後頭部を通り、眉毛の上に達する大腸経が虚して硬くなり
ます。しばらくすると大腸経に、連動して足の膀胱経が虚して硬くなり、さらに足の胆経、
手の小腸経、足の胃経と進みます。
そして手の大腸経に戻ってくると、連鎖の輪が完成し、上記の経絡上にある筋肉が短期間に、ガチガチになってしまいます。こうなると整体や鍼などの治療では連鎖の輪を断ち切ることができなくなります。慢性病、難病と言われるものの多くは、これと類似した連鎖の輪を形成しています。
4. 気と内臓
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東洋医学における「気」の意味を分かっている人は少なく、有名な鍼灸の治療家も、中国の古典を鵜呑みにしている人が多いようです。「気」は物理的な振動あるいは揺れであり、その源泉は心臓です。心臓は血液を送り出す運動以外に、全体が自律的に揺れています。これが「気」の源泉で、後頭部の頚椎の1番がある辺りに伝わり、背骨がこれに共振します。この振動はさらに肝臓、腎臓、胃などの内臓に伝わり、それぞれの臓器は共振しつつ、自律的な振動を行っています。肝臓や胃などの大きな臓器は服の上から触っても、この運動が感じられます。この状態が、臓器に「気」が流れている状態です。
肝臓癌や脂肪肝の人は、肝臓に気が流れていません。食欲のない人は、胃に気が流れていません。臓器に気を流すと、その働きがたちどころに上がります。「気」がコントロールできるようになれば、食欲のない人に食欲を起こすのは簡単です。正常な状態では、骨、筋肉、皮膚など体を構成するほとんどのものが共振しています。この状態が全身に「気」が流れている状態です。「病気」の人は、必ず気の止まっている臓器があります。
[気と臓器]
臓器に気が流れていれば、臓器は力強く働き、免疫力も高く、ポリープや癌もできません。
臓器が機能低下していれば、気を流すことで機能をあげることができます。
膣にポリープができて、毎年切らなければ、出血が止まらなかった人がいましたが、膣に気が流れるようにすることで、ポリープが消えました。
[気の存在理由]
進化の過程で「気が流れないで、臓器が強い人」より「気が流れていないと臓器が弱い人」が生き残ったという事実が意味するのは、「気は臓器の機能を高めるためにあるのではなく、電気のブレーカーのように、心臓に問題が生じたとき、内臓の機能を一気に低下させ、心臓の負担を軽減するためにある」と思われます。
言いかえれば、「生物が自然淘汰される過程で、最も重要な体の部位は心臓であった」と言うことです。
[心臓防御反応]
(1)2001年の風邪は、左手や左足がねじれ、左手の指がしびれる人が出たのと、胸部の痛みを訴える心臓神経症の症状の人が出たのが、特徴でした。
(2)心機能の低下は、肉体と身体の両面で問題を引き起こします。
これは、風邪によって起こる肝機能の低下が、2001年の正月を境に、著しくなり、それに伴う胸部の萎縮により、心機能の低下が起こったからです。
@精神的には、人と話すのがおっくうになる、猜疑心が強くなる、何か一つ気になると頭から離れないなど、うつっぽい状態になります。心臓を守るには、仲間から離れ、一人静かにしている必要があるからです。また、交感神経が亢進し、神経が過敏になるのも特徴です。外界の変化に対応できるように身構えていることが、心臓を守るのに必要だからだと思われます。
A肉体的には、心機能の低下と共に、足の親指の外側から出る脾経が虚し、足から出る胃経、肝経、腎経、膀胱経、胆経などの重要な経絡を締め上げて、内臓の機能を低下させます。
臓器の機能が低下すると、心臓の負担が軽減されるからです。
風邪による左サイドのねじれは、心臓が左側にあることと、心機能の低下に対する反応が過剰であるために起こったものと思われます。
[心臓防御過剰反応]
心臓防御反応が経絡の連鎖を引き起こし、体が大きく萎縮すると、後頭部が連動して萎縮し、頚椎の1番のあたりがロックし、気が全く流れないようになることがあります。すると背骨の気は流れなくなり、恐らく脳の内部の気も止まってしまうと思われます。すると、腎の反応点である臍とその周辺が、突然固くなって動かなくなり、腎機能が極限的にに低下にするので、骨や関節が硬くなり、連動して肝機能も異常に低下するので、体が著しくねじれ、関節のほとんどがロックするような状態になり、弱い臓器が不全状態になります。これに伴い、交感神経も異常に亢進し、心身症と言われる症状が出てきます。このように、自分自身の肉体と精神を極端に衰弱させ、心臓を守ろうとする反応を「心臓防御過剰反応」と呼ぶことにします。
[難病と心臓防御過剰反応]
難病といわれるもの、特にめまいや呼吸に関する愁訴のあるものは、頚椎の1番のあたりがロックしているのが特徴で、心臓防御過剰反応によって起こっています。「人間の体が自らを壊すように働くのは、心臓を守ろうとするときだけである」と考えてよいのではないでしょうか。
6. 診断治療法
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難病、慢性病の原因のほとんど捻挫、骨折、突き指などの外傷です。外傷が治っても、硬結と呼ばれる筋肉の硬くなったものが残ります。すると体が捻れ、内臓の機能が低下します。
治療の手順:
⇒(1)硬結を見つける。
⇒(2)体の捻れを調べる。
⇒(3)経絡の連鎖の輪がどうなっているか仮説を立てる。
⇒(4)連鎖の輪を起こしている硬結を緩める。
硬結が軟らかくなると、体のねじれが取れ、内臓の機能が上がってきます。 難病、慢性病に悩んでいる人の多くは、繰り返し問題を起こし、多重層に壊れていることが多いので、この治療を数回繰り返して行うことになります。
7. 治療の難易
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・・・・・@その症状が起こる半年から一年前に、その原因と思われる外傷を起こしているもので、特に2年以内のものは、数回の治療で治ることが少なくありません。
・・・・・A症状が起こる前に外傷を起こした記憶のないものは、幼児期、成長期に問題が起きている経絡上に、骨折、捻挫等を起こしていることが多く、関節が捻れたまま成長してしまっているので、治療には時間がかかり、半年以上かかる例が少なくありません。
8. 体質と治療効果
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東洋医学治療をしたときに、すぐ効く人と、なかなか効果が現れない人がいます。
この違いは、
@壊れ方
A体質
B苦痛に対する感受性
C年齢
D性別
という、「5つのファクターの違い」によって説明できます。ここでは、「体質」というあいまいな概念を「気」との関係で説明したいと思います。
その前に、「内臓に気が流れていると、内臓は活発に働く」という事実を理解していただかなければなりません。「普通食欲があるが、その日は体調が悪く食欲がない」という人を連れてくれば、胃経に気を流し、その場で食欲が出るようにすることができます。
体質は自然淘汰に関係しています。日本人の中には、歩き始めてすぐ、足首が壊れて下半身の気の流れが悪くなってしまう家系があります。この家系に属する人の多くは、内臓が極端に強く、足の胃経や肝経、腎経などが多少詰まっても何の問題もありません。この家系は、気の流れの悪い体と強い内臓の遺伝子を同時に受け継ぐことによって生き残ってきたのです。このタイプの人が問題を感じるときには、体が極度に壊れてしまっているので、単なる肩凝りでも、一度や二度の治療では治らないということが少なくありません。
反対に、気の流れがよくて、弱い内臓という組み合わせの遺伝を受け継いでしまった人もいます。この対応の人は、少し壊れただけでも、救急車を呼ぶような症状があらわれたりするのですが、壊れ方が軽いので簡単に治ります。
これ以外にもさまざまなタイプの体質がありますが、ここでは体質の基本概念を理解していただくだけにとどめておきます。
9. 治療効果の男女差
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気の乱れを触診して東洋医学的治療を施すという観点から観ると、男女の体の構造はまったく別の生物と言っていいほど違います。女性は妊娠してお腹が大きくなったとき、自律神経失調症にならないように体の構造ができています。お腹が大きくなったとき、間接を始めとして頭蓋骨・内臓などがその変化に応じて変形しないと自律神経失調症になってしまうので、骨や間接部分が男性と比べると極端に柔らかく、変化しやすい構造になっています。このため捻挫をしたり、風邪をひいたりしただけでも、体が大きくねじれてしまうということがありますが、体が変化するので治療は簡単です。
男性は反対に、間接が変化しにくいので壊れにくいのですが、一度壊れると元に戻すのに時間がかかります。子供のころ、男の子と木登りやターザンごっこをした女の子は、気づかないうちに40歳を過ぎてから体に色々な問題が出てくることがあります。
10. 長期間の治療が必要なもの
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(1)手術をしたことがある人は、切り取った部分や縫ったところが元に戻せないため、治療に時間がかかったり、完治しなかったりする場合があります。
(2)仮死状態で生まれた人は、関節、筋肉、内臓などが未発達なため、治療の結果が予測できません。また予期しない反応がある場合があります。
(3)肝臓、腎臓に問題を起こしたことがある人は、関節、筋肉が異常に硬くなってしまうため、治療期間が普通の10倍以上かかります。
(4)肺炎、結核、肋膜炎、喘息など肺に関わる病気をした人は、肺経に問題を起こすと、それに連動して、腎機能、肝機能が低下し、関節、筋肉が異常に硬くなってしまいます。この現象は、医学的に肝臓や腎臓に問題が無いレベルで起こります。
11. 苦痛に対する感受性の違い
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触診をすると、全く同じように壊れているのに、「苦しくてどうにもならない」という人と「何の問題もない」という人がいます。これは苦痛に対する感受性が違うために起こります。
感受性の違いは、生まれつきのものと、幼児期に壊れたために苦痛に慣れてしまって感じなくなっている場合とがあります。生まれつき敏感な人は、わずかに壊れていても、苦しいのですが、治すのは簡単で、健康食品を飲んだだけで治ってしまったなどというのが、このタイプです。生まれつき鈍感な人は壊れても苦しくないので、このタイプの人が苦痛を感じるようになると、健康食品や鍼灸、整体の治療では効果がないことが多いようです。また、頑強で無理が利くために、50代とか60代で突然亡くなることがあるので注意が必要です。幼児期、成長期に捻挫や骨折、脱臼などをして、壊れてしまっている人は少なくありません。痛みが無くなると「治った」と思ってしまうものですが、実際は壊れたままなので、年をとって体力が低下すると慢性痛や慢性病の原因になります。このタイプの人が、例えば「右足が痛い」と言ってくると、右足より左足の壊れ方の方が酷いのですが、左足には何の問題も感じません。「肩が凝ったことは一度もありません」と言う人の中に、ガチガチに肩が凝っている人がいます。このタイプの人も成長期に体が壊れてしまっているのです。
12. 好転反応
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<好転反応とは何か?>
好転反応は3種類あります。一番多い好転反応は、「翌日体がだるくなる」もので、普通その翌日には症状が消えます。中には2、3日続く人もいます。内臓に問題がない人は好転反応が起こらないので、実際に反応が出る人は10人に1人もいません。
二番目の対応の好転反応は大病を患ったことのある人だけに現れるものです。過去に病気をすると、かならずその時の症状が1回出ます。症状がなくなって、病気が治ったと思っている人でも問題が必ず残っています。たとえば、胃潰瘍で何年か苦しんだ人は、胃潰瘍がよくなっても、胃潰瘍の痕跡と胃潰瘍を引き起こした捻挫などの痕跡が萎縮して残っています。治療が進み、体型が変化して、胃潰瘍を起こしたときの体型に近づくと、捻挫などの原因が体表に現れるとともに、胃が元の形に近づき、胃潰瘍の痕跡が引っ張られて胃が痛くなります。しかしそれを治療すれば、二度と起こらなくなります。
三番目としては、痛みやアトピーなどの問題を長期間に渡って抱えている人が、治療したとき、「痛みやアトピーが消えたのに翌日に戻る」というものです。体が壊れている人は、悪いながらも最善のバランスを取っているのですが、治療して問題の硬結を溶かすと体系が変化して古い硬結が表面に出てきて、経路に問題が起こり、自律神経のバランスが崩れます。このとき、痛みやアトピーの症状が再度起こることがあります。表面に浮かび上がってきた硬結を繰り返し溶かし、硬結が溶けきってしまえば、問題は二度と起こりません。
<なぜ好転反応は起こるのか?>
翌日だるくなるタイプの反応は、腎虚の人に起きます。腎虚というのは腎の力がなくなっているという意味ですが、医学的数値に表れない事が多いようです。腎は機能的に余裕がある臓器でその能力が半分になっても何の問題も起きません。20%くらいまで落ちると敏感な人は問題を感じ始めるようですが、誰もが問題を感じるのは、10%くらいまで落ちたときで、こうなるとあっという間に透析ということになってしまいます。
人の体は縮んだり伸びたりするのを毎日繰り返しています。この伸縮運動を起こす原動力になっているのが腎・肝の余力の部分なのです。肝の力は、腎虚になると連動して低下してしまいます。根治療術は「萎縮を起こした体を元に戻す」という体に大きな変化を起こす治療法なので、腎虚の場合、体の変化がスムーズに行かず、バランスが崩れて内臓の機能が一時的に低下するために好転反応が起きます。1日たってバランスが回復すると反応は消えます。体のゆがみがとれ、腎機能が回復すれば、次からは反応が起きません。過去に起こった病気は症状がなくなっても残ってしまいます。繰り返し捻挫や骨折を繰り返した人は、治療が進んで体型が変わっていくと、昔問題が起こった体型に近づいたときと同じ問題が生じます。
66歳の女性の例ですが、出産後37年間体中に痛みがあり、関東一円の有名な治療所に行ってみたが、効果のあったところはどこもなかったそうです。マッサージ師に一日二回、三ヶ月来てもらったが、何の効き目もなく、針は毎日一回、一年間続けたら体中の皮膚がごわごわに硬くなって、驚いて止めたそうです。根治療術の治療を始めると、最初の二回は治療がスムーズに進み、痛みも引いてきて大変喜ばれました。三回目の治療が終わって2日ばかり経ったとき、「夕方突然激しい腹痛に襲われ、歩けなくなった」という電話がありました。往診して治療を行うと、その場で痛みは引き、帰りはご夫婦で駅まで送ってくださいました。
聞いてみると、過去に長期間に渡って十二指腸潰瘍を患っていて、今回のように歩けなくなったことか何度かあったそうです。この人の場合、二日後にもう一度、腹痛で動けなくなっていますが、その後は一度も起こっていません。
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難病の治療理論
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