はじめに

(最新のiモードサイトの治療レポートは、ここをクリック!!

18. 鬱と自律神経失調症2

2.治療方針に関連する質問 (2)治療レポートでの治療公開を認定した方は、平成18年1月4日より、治療費を半額にします。(3)治療の途中で、公開治療に応募することも可能です。この場合、受け付けた日以降の治療費が半額になります。(こちらの指定した治療日に来られる方に限ります。)」の2番目のの適用例。

17. 鬱とIBS

2.治療方針に関連する質問 (2)治療レポートでの治療公開を認定した方は、平成18年1月4日より、治療費を半額にします。(3)治療の途中で、公開治療に応募することも可能です。この場合、受け付けた日以降の治療費が半額になります。(こちらの指定した治療日に来られる方に限ります。)」の初めての適用例。

16. 鬱と自律神経失調症

3回目の治療前に、「操気色彩療術」の進歩のために残5回で完治すると聞いてたいへん驚きました。かなりひどく壊れていることを自覚していましたし、初診の際に渡辺先生にも言われ、年単位の治療期間を覚悟していたので、嬉しい反面、驚きの方が大きかったです。

15. 自律神経失調症6

長期海外旅行中に慢性疲労状態になり、旅行を中断して帰国。心療内科で治療中。本人の強い希望で、治療レポートに掲載。

14. 自律神経失調症5

治療前に25回書き込みをしたアシャンさんの治療レポート。独特の文体と、治療日を予告で、どんな治療になるのか気にかけている人が多い。

13. クローン病3

クローン病について 投稿者:のりの  投稿日: 8月11日(月)21時58分09秒
2年前にクローン病を発病した29歳男です。
普段は勤務し、食事もすることができますが、調子が悪くなる事もあり、過去4回入院
しています。手術はしていません。ロウ孔が2度できて、膿がたまった事があります。

という書込みがあり、翌日電話で治療の申し込みがあった。たまたまキャンセルがあったので、その日に治療を開始。

12. 自律神経失調症 4

クラミジアの炎症? 投稿者:ゆうゆ  投稿日: 7月 4日(金)11時32分00秒 初めまして。24歳独身女性です。婦人科系の相談です。私は2年前にクラミジアという感染症にかかり、治療歴があります。現在もパートナーはいます。(オーラルセックスの経験もあります) 5月17日(生理1日目)から体調がおかしくなりました。だるさ、吐き気、喉の痛み、微熱(上がっても37℃)、腹痛などがあり、最初は風邪かクーラーによる体調不良かと思いました。ところが1ヶ月経っても炎症が治まらず、頻尿も気になっていたので、6月24日に泌尿器科に行きました。

という書き込みがきっかけで、治療が始まりました。「自分の勉強になるから」という本人の希望で、治療レポートに載せることになりました。

11. 筋萎縮症

2003/5月から242回治療を行いましたが、2007/3月死去。ご家族の希望で治療レポートは削除されました。ご冥福をお祈りいたします。

10. 原因不明の難病治療

Yちゃん、8歳。2歳の頃、突然気持ちが悪くなり、倒れ、意識がなくなる。年に4回ほど起こる。

9. 自律神経失調症(過敏性腸症候群・広場恐怖症・生理前症候群) 3

yukikoさん(書込み名)は、パニック発作を4年前に起こし、フランスで1年半療養中に、このホームページを発見、急遽帰国して、治療始めました。新幹線を使っても5時間近くかかることもあり、「そんな怪しいところに行かなくても」という家族の反対もありましたが、このホームページを熟読して、「これしかない」という確信を持っていたので、反対を押し切っての治療開始でした。「同病の人や、家族、友人の反対にあって治療を躊躇している人の参考になれば」ということで、「治療レポート」に協力していただくことになりました。

8. 不登校の治療

この患者さん(11歳)は、インターネットではなく、紹介で来た患者さんですが、最近小中学生の不登校が増え、小児心療内科は半年も待たないと診療が受けられないという社会的問題となってきているので、特にお願いして、「治療レポート」で紹介することになりました。お母さんも「たった1回の治療で、学校に行けるようになりました。今まで苦しんだ3ヶ月間は何だったのでしょう。ぜひ皆さんに紹介してください」ということで紹介することになりました。ところが2回目の治療後に問題が...

7. クローン病2

「痔の治療をしてください」ということでK君の治療が始まった。彼がクローン病になったのは11年前、22歳のとき。クローン病は絶対に治らないと思っていたらしく、治療は依頼されなかったので、治療レポートに載せることもお願いしなかった。しかし6回目の治療で、11年ぶりに下痢が止まり、現在も止まっているので、手術を全くしていないケースとして紹介することをお願いした。「11年間クローン病のホームページを見て来たが、治ったというケースは見たことが無いので、他のクローン病で悩んでいる方の参考になれば」と快諾してくれた。(2002年12月28日)

. 側湾症と多嚢胞性卵巣

ぱる(ぷりん)さんは、都内に住む28才の専業主婦。17歳のときから側湾症に悩んでいるという。心臓欠損、生理不順、子宮内膜の異常、多嚢胞性卵巣、黄体機能不全なども抱え、さまざまな治療院や繰体法なども試したが、効果無し。このホームページを見て、ご主人と相談した結果、治療を開始することになりました。

. 自律神経失調症 2

「治療してもらいたいんですが」という電話があった。「どんな症状ですか」と聞くと、「胃が痛くて、吐き気がし、肩や首が凝っていて、胸が痛い、等の症状があり、小学生の頃問題が始まっている」とのことだった。「自律神経失調症ですね。いつがいいんですか。」「明日の夜空いてたら、お願いしたいんですが。新幹線で行くので、一泊して土曜日にも治療を受けたいんですが。」

後で聞いたのだが、KJ君は去年の暮れから「難病相談室」のホームページを見ていて、近くに同じような治療院はないかと探していた。8年くらい前に、カイロプラクティクに行って症状が悪化した経験があったので、気功がいいと思って、5月に中国気功の治療を受けた。10回券を買って、ホームページを見たら、行ってはいけない治療院として「回数券を売りつけようとするところ」が書いてあるのに気がついた。行ってみると、案の定何の効果もなかった。
体調が悪くて、3ヶ月ほど休職しているが、「原因をはっきりさせたい」と思って、治療を受けることにしたとのことだった。

4. クローン病

<質問>クローン病の自己治療 投稿者:Zu  投稿日: 9月 8日(日)17時38分16秒
26歳、男、20歳の時にクローン病が発病しました。幼児期に交通事故にあったり、階段から落ちて、頭を打ったりしています。また、18歳の時に自然気胸の手術をしました。腸の手術はしていませんが、狭窄がひどいそうです。今年の6月にも入院し、退院したばかりなのですが、1週間ほど前から、痔の症状が悪化し、出血があります。また入院しなければいけないのかと、不安です。先生の治療を受けたいのですが、現在働けないため、お金がありません。食事以外で何か自分でできる治療法があったら、教えてください。勝手な申し出ですが、よろしくお願いします。

という書込みがあり、10日ほどして電話で治療の申込があり、「どんな症状ですか」とお伺いすると「クローン病です」ということで、9月23日から治療が始まりました。

3. 自律神経失調症

原因不明 投稿者:とし  投稿日: 7月29日(月)12時22分03秒
4年ぐらい前から喉に違和感があり 他にも動悸息ぎれ 緊張感 胃がチクチク痛む 人とあまり食事が出来ない やる気があまりない 吐き気 喉がかゆくなり咳が止まらなくるとかいろんな症状がでます 今までに耳鼻咽喉科 胃腸科(胃カメラ)などいろいろ通いましたが何ともないと言われました それで今は心療内科に1年ぐらい通ってますが全然良くなりません これって鬱病ですか?治るかしんぱいです。

という書き込みがあり、続いてメールのやり取りが数回あって、8月10日から治療を始めました。自律神経失調症の方の書き込みが多いので、治療レポートに掲載することをお願いしたら、「皆さんの参考になれば」ということで、快く承諾していただきました。(2002年8月23日)

2. 潰瘍性大腸炎

「私は 約10年間 潰瘍性大腸炎とゆう難病を患っています」という出だしの書込みが6月23日(日)にありました。回答を書きこむと、その日のうちに「早速うかがいたい」という書込みがあり、6月25日(火)から治療が始まりました。2回目の治療のとき、ホームページに載せることをお願いしたところ、「国で難病に指定されたものでも治るということを、潰瘍性大腸炎やクローン病で苦しんでいる人達に知ってもらいたい」ということで、即座に快諾していただきました。(2002年6月29日)

1. 過敏性腸症候群

このホームページを公開して半年経ちました。5月になって治療の依頼が3件きました。1件は腱鞘炎でしたが、2件が難病と言われるものでした。そのうちの1件、過敏性腸症候群の方が、最初の治療中から体が改善し始めました。2回目の治療のとき、「同病の方に、一人でもいいから同じように良くなって欲しい」ということで、治療中ですが、このレポートを始めることになりました。(2002年5月17日)

 

 

 

 

 

治療レポート:過敏性腸症候群

 

[過敏性腸症候群]

1. 治療の依頼

2. 1回目の治療

3. 2回目の治療

4.3回目の治療

5.4回目の治療

6.5回目の治療

7.6回目の治療

8.7回目の治療

9.8回目の治療

10..9回目の治療

11.10回目の治療

12.11回目の治療

13.12回目の治療

14.治療終了


 

治療の依頼


電話で直接、「過敏性腸症候群ですが、治りますか」という問い合わせがありました。

「大腸の問題は、大腸経が人差し指から出ているので、人差し指を突き指したり、手首を骨折したりすると、そういう問題が出ることがあります」と答えると、

「学生時代野球をやっていたので、何回突き指をしたか分かりません。いつ診てもらえますか」ということになりました。

 

 

1回目の治療


[02/05/13]


患者さんは新幹線を東京駅で乗り換えて、八王子に到着。事務の女性が電話をもらって、駅まで迎えに行きました。

患者さん:男性、30歳、本人の希望で匿名。


症  状:
下痢型の過敏性腸症候群で、中学2年の頃に始まり、2〜3年前から症状が悪化。頻尿。


診  察:
人差し指ではなく、薬指から出ている三焦経が、右手の手首のところで、止まっている。「手首を痛めたことがありますか」とお伺いすると、「中学生のとき、サッカーをしていて倒れ、右手で体重を支えてしまいました。1ヶ月ほど手首が痛かった記憶があります。」という。「これが原因です。他にこれ以上壊れているところはありませんから」と言うと、「そんな昔のことが原因になるのですか?」「ええ、手首を痛めてから半年前後で体がねじれ、問題が生じます。体力があると症状が出ない場合も多いですが、体力が落ちると問題が生じます。」「そう言えば、腸に問題が起こり始めたのは、その頃です。」


診  断:
「右手の三焦経が虚し、下部頚椎が右側に極端に引っ張られたため、大腸経に問題が生じたもの。次の治療のときに隠れている問題が浮かび上がってくる可能性がある。」ことを伝える。


治  療:
@左右の手のねじれ、首のねじれを手技で治療。A右手首のロックして固まっている部分を低出力の赤外線レーザーで治療。治療中に体が良くなってくる。B三焦経上の硬結を治療。


治療結果:
今までに感じたことがないほど体が楽になる。


質  問:
体が今までにないほど楽なのですが、この状態がずっと続くのですか。」との質問に「人によっては好転反応で、不快感が翌日出ることがあります。今した治療で、硬結を溶かしたため、体が変化し続け、隠れていた問題が表面に浮かび上がってくるためです。翌々日から徐々にバランスが取れ良くなっていきます。」

 

 

 

2回目の治療


[02/05/17]


結果報告:治療した日と翌日は、過敏性腸症候群の症状は全くなくなり、頻尿もなかった。3日目に症状が戻ってしまった。


質  問:
「三日目に症状が戻ってしまったのは好転反応ですか。」「好転反応ではありません。ほとんど症状が現れない風邪を引いて、体が縮んだために、下から浮かび出た硬結が問題を起こしたものと思われます。」「そう言えば、軽い風邪を引いたような気がします。」


診  察:
脈を診ると左手の心経に問題が出ていた。小指の爪の気が止まり、今回はこの点が最大の問題となっていた。左手の平の気が止まっていた。「小指を突き指したことがあるかもしれない」とのことだった。右手首は気が流れていた。但し、右手の上腕上の三焦経上に異常に硬い硬結が散在した。


診  断:
「昔突き指をした小指が、風邪で体が萎縮したときに、同時に萎縮しロックしたままになっている。そのため、心臓防御過剰反応によって、交感神経が亢進し、神経が過敏になって、不快感を強く感じるものと思われる」ことを伝える。


治  療:
小指の爪の根元、爪を治療すると数分で体が楽になり始める。ところが治療しても治療しても問題が取りきれないので、1時間近く小指だけを治療する。体はどんどん楽になって行く。小指がほぼ緩んだところで、左腕の心経上に問題が出ていないか触診すると、心経上の筋肉が帯状に固まっている。「心臓防御過剰反応の心理面での作用により、フラストレーションを強く感じること、人と話すのがおっくうになること、猜疑心が強くなること、自分の体や人間関係が気になると頭から離れなくなることなどの症状が、このため起こっているが、ここを治療すれば、その場で、気持ちが楽になり、不安感が消えること」を説明する。5分もすると顔に赤みがさしてきたので、「どうですか」尋ねると、「気持ちが楽になってきました。不思議ですね。」「うつ病の治療も同じで、簡単なんですが、治療するまで信じてもらえないんですよ。」「そうでしょうね。僕も半信半疑で来ましたから」


原因 2:
「ところで、原因なく左手が帯状に固まるということはないんですよ。必ず肝機能が、高熱を出すなどして、急激に下がっているはずです」「そう言えば、症状が悪化する前にお酒が飲めなくなっています。」「その半年ぐらい前に何かありませんでしたか。」「左手の平をひどいやけどをしました。」「分かりました。それが心経が虚した原因ですよ。手のひらのやけどで心包経が虚したので、心経が連動して硬くなったんですよ」
手のひらを治療するとさらに楽になっていった。


治療結果:
「毎回治療後は異常なほど体が楽になります。」が帰るときのコメントだった。


注意点:
お酒、ウナギ、肉は症状を悪化させる可能性がある。心経が虚している人は、フラストレーションがたまるのでお酒が飲みたくなる。酒を飲むと肝機能が低下し、連動して心経が虚するので、さらに酒を飲みたくなる。症状は悪化する。

 

3回目の治療


[02/05/28]

結果報告:治療した日、過敏性腸症候群の症状は全くなくなり、頻尿もなかった。
2日目に症状が戻ったが、症状ははるかに軽くなって、治療当日まで続いた。3年前に悪化したが、5年前のレベルまで改善した。頻尿は治っていない。

質  問:「完全には治っていないのですが、日常生活に支障がない程度まで良くなっています。治療は、あとどのくらいかかるでしょうか」「前回は左手に問題が出ました。左手のひらの火傷と左腕に帯状に広がる硬結でした。前回の治療で全部取れたとは思えないので、どのくらい残っているかが問題です。中学生のとき始まっているので、問題が隠れていて、それが出てきている可能性もあります。新たに現れる問題の大きさによって治療期間が左右されるので、今の段階ではなんとも言えません。」

診  察:左右の手には大きな問題が現れていなかった。ところが、尾骨と仙骨に隠れていた問題が現れていた。両方とも石のように硬くなっていた。特に尾骨の萎縮と変形が大きく、幼児期か小学生のときに問題が起こったのではないかと推察された。「小学生のとき、アイスホッケーのチームに入っていたので、しりもちをついたことは何度もあると思いますが、「すごく痛かった」というような記憶はありません。」「それじゃあ、2歳とか3歳というような小さなとき起こったのかも知れませんね。」

診  断:クローン病患者と同じように、尾骨と仙骨を幼児期あるいは成長期に強打し、中学生のとき繰り返し突き指をしている。両親やその他の血縁関係に胃腸の弱い人がいないため、内因としての遺伝的要因がないので、クローン病にはならなかったが、右手首の負傷をきっかけに、過敏性腸症候群になった。

治  療:仙骨と尾骨に低出力の赤外線レーザーをかけて緩めようとするが、異常に硬く、なかなか緩まない。硬いままではあるが、尾骨と仙骨が動き出すと、「体が楽になって行く。」すると右足の膀胱経と胆経上に帯状の硬結が現れる。この硬結も異常に硬くなかなか変化しない。硬結は残ったままだが、何とか膀胱経と胆経に気が流れるようにする。

治療結果:「今まで胆経上の筋肉が異常に硬くなり、体が右側に引っ張られていたのが、開放されたので、今まで全く感じたことのないような開放感を感じたようである。「前回来た時は、症状が戻ってしまっていたので、本当に良くなるか、不安感が拭い切れなかったが、今日は治療を続ければ確実によくなるという確信が持てた」とのコメントがあった。

注意点:尾骨や仙骨、足に異常に硬い硬結が残っているので、風邪などのちょっとしたきっかけで、症状が戻ることがあるかもしれません。治療を続けて、大きな硬結が溶けてしまえば、そういうことは起こらなくなります。


4回目の治療

[02/06/03]


結果報告:「治療した日は過敏性腸症候群の症状はなくなったが症状が戻ってしまった」という期待はずれの報告だった。

診  察: 《風邪》 左サイドに問題があり、特に大腸経が手首のところでロックしていた。胸部が萎縮し、胸の中心線上を流れる任脈が虚し、その両脇を流れる腎経も虚していた。お腹も硬くなっていた。「風邪ですね」と言うと「そう言えば、先週から風邪っぽかった。」

「最初来た時みたいに大腸経が虚して、体全体が風邪で壊れていますが、最初来たときと比べて症状に違いがありませんか。」

「そう言えば、便意の強さも回数も半分ぐらいになってますから、考えてみるとだいぶ楽になっています。」

「去年の正月に体がねじれてしまう風邪が始まり、毎月威力が増していっています。前回言ったように、硬結がまだ全身に残っているので、風邪で体が縮んだときに、体がゆがみ、症状が出てしまいます。しかし、今までの治療で大きな硬結を取っているので、体がねじれてロックしても、ゆがみが少なくなっているので症状が軽いんですね。」

治  療: 《しょうこう熱》 後頭部も軽くロックし、背骨も固まっていた。前回溶かしきれなかった、尾骨と仙骨はガチガチに固まっていた。最大の問題は、左足のかかとで、仙骨よりさらにガチガチに固まっていて、1時間ほどかけてようやく緩めることができた。

背骨を触ると緩んでいた。膀胱経が背中の両側を流れているので、左側の膀胱経が極端に虚すと、背骨がゆがみ自律心経失調症になってしまう。左の膀胱経が流れ、背骨に気が流れると、だいぶ楽になったようだった。続いて仙骨と尾骨を治療すると、右足の膀胱経上に、先週浮き上がってきた硬結が再び浮き上がってきた。風邪で体がねじれたために、隠れてしまっていたのだ。膝の裏の委中という膀胱経のツボを緩めるとさらに楽になった。膀胱経上の硬結は帯状に広がり、極端に硬いので、直接溶かすことは不可能だと判断した。

「この膀胱経上にある硬結は直接溶かすのは無理です。どうしてこんなに硬くなってしまったのでしょう。必ず何かしているはずなのですが。」

「何かしたという記憶がないのですが」

「中学生のとき壊した右手首の問題は最初から出ていて、それを治療したあと出てきたのだから、それよりはるかに古い問題です。小さいとき高熱を出したことはありませんか。」

「高熱ですか。」

「高熱を出すと肝機能が落ちて、気の流れていない筋肉が固まってしまうんですよ。」

「そう言えば、幼稚園のとき、しょうこう熱で、1週間ほど入院したことがあります。」

しょうこう熱は腎臓に問題を起こすことがあり、腎機能が低下すると、連動して経絡の法則により肝機能が低下する。肝臓は熱に弱いので、高熱を発すると極端な機能低下が起こり、気の流れていない筋肉が硬くなってしまう。

「膀胱経の硬結を溶かすのは難しいので、腎臓の治療をします。少し遠回りになるかもしれませんが、腎機能が上がり、骨が柔らかくなり、連動して肝機能があがり、筋肉が緩んでくれば、この硬結も溶けると思います。」

腎喩に気は流れていたが、隣の志室の気が止まっていたので治療すると、さらに楽になったようだった。腎経を触診してみると、内くるぶしのの下の昭海というツボに古い枯れたような硬結が浮き出ていた。これを治療すると体がどんどん楽になっていき、治療が終わったときには、「本当に楽になりました」と言う状態になった。

分  析:しょうこう熱によって、体が壊れていたが、遺伝的に内臓が強い体質なので症状が現れなかった。中学生の時の右手首の負傷をきっかけに、体力の低下が限界を超え、過敏性腸症候群になった。

治療間隔:治療間隔は1週間ないしは2週間に1回治療すればいいのですが、2回目の治療以降、患者さんがやる気になって、治療間隔が短くなっています。毎日治療しても問題はありません。

 

5回目の治療

[02/06/07]


結果報告:「治療した日と翌日は過敏性腸症候群の症状はなくなったが症状が戻ってしまった。しかし頻尿が治った」という報告だった。これは、前回行った腎経の治療が効果を上げたためだ。古い硬結なので、2,3回の治療を要すると思っていたが、1回で頻尿が治ってしまった。

診  察: 《足の指を骨折》 前回「しょうこう熱」を幼稚園のときしたことが分かったとき、「しょうこう熱で膀胱経上にある硬結ができたと思うのですが、それに先だって、捻挫か何かしていないとこんなふうにはなりません。記憶にないということは、2,3歳で起こったのだと思います。ご両親に聞いてみてください」とお願いした。

「両親に聞いたら、2,3歳のとき、足の指にひびを入れ、医者に言ったことがあるそうです。どの指だったかは覚えてないそうです。」 「心配要りません、触ればすぐ分かります。」

《肝虚》
脈を診ると肝虚になっていて、体の左側に問題があるのが分かった。早速、肝経の出ている左足の親指を触ると、気が止まっていた。
2,3分治療して、脈を診ると肝経は流れていた。

「やっぱり、ここですね。左足の親指にひびを入れたんですよ。」

「そんな小さい時の怪我が問題になるんですか。」

治  療: 親指の壊れ方は深く、治療するのに30分以上かかった。すると足首から膝まで胃経上にガチガチになった硬結が現れた。これも溶かすのに30分ほど要した。胃経が流れると連動して大腸経が流れるのが経絡の法則である。

大腸系は手の人差し指から出ているので、右手を診ると、肘のところがロックしていて、大腸経の気が止まっていた。三焦経も肘で止まっていたので、これが主因だと思い、緩めると大腸経も流れ始めた。ここの気が流れると、腰椎の5番の横にある大腸喩が緩んでくるはずなので、うつ伏せになってもらって、背骨をチェックした。背骨は腰椎の4番と5番の間が癒着していたので、溶かして可動性を取った。すると大腸喩が開き始めたので、これを治療して気を流した。

治療結果: 「治療が終わると楽になるのは毎回のことだが、今回はお腹の感じが今までとは全く違う」というコメントがあった。

 

6回目の治療

[02/06/13]


結果報告:「3日目に過敏性腸症候群と頻尿の症状が戻ってしまった。体は少し軽くなっている気がする。」という報告だった。

診  察: 《風邪》 風邪でお腹が縮み、胸部も萎縮して、肋骨の一部がロックしていた。脈は肝虚で、幼児期にひびを入れた左足の親指に、石のように硬い硬結が浮き上がっていた。背骨は硬くなって縮み、特に仙骨と尾骨はガチンガチンになっていた。

治  療: この風邪は、膵臓が動かなくなってしまっているので、臍の左斜め上にある膵臓の反射点を緩めると、左肺が動き出し、全身が緩むのが特徴だ。まず膵臓の反射点を緩め、左肺が動き出したのと、脈が変化して、肝経が流れたのを確認した。ひびが入った親指の硬結は石のように硬いままだった。ここを少し緩めると体が楽になることを確認した。固まった背中と仙骨を緩め、再び足の親指に戻って、どちらが楽になるか比較してもらった。

「足の親指を緩めると、他とはまったく違ったレベルで、楽になる」とのことだった。親指の硬結は異常に硬く、なかなか溶けないので、この部分の治療が1時間近くかかった。しかし、溶けきれない部分が残っている感じだった。

治療結果: 今回は、「足の親指だけ治療した」と言っていいような治療だったが、全身が楽になった。

解説: 頻尿が戻ったのは、足の親指から出ている肝経が緩んだせいだ。肝経が緩るむと、経絡の法則で、心機能が上がり、腎機能が下がる。このため頻尿が戻ってしまった。しかし心機能が上がったので、交感神経が亢進した状態から正常な状態に戻り、過敏になっていた感覚が正常になった。同時に脾経が緩み、内臓全般の機能も上がってきた。

このため体が楽になったのだ。次回は、腎経の治療が必要になるだろう。


7回目の治療

[02/06/18]


結果報告:「3日目に過敏性腸症候群と頻尿の症状が戻ってしまった。薬を飲めば、正常な状態。」という報告だった。

診  察: 《肝経が流れる》 幼児期にひびを入れた左足の親指の硬結の治療は、決定打だった。風邪で体が萎縮していたのに、肝経が流れていた。

「体が変わりました。肝経が流れています。体が変わってきたでしょう。」

「体力がついてきて、疲れにくくなっています。」

触診してみると、体の左側に硬結が浮かび上がっていた。左足の親指の硬結と連動してできたものが、親指の硬結が緩んで体が開いてきたために、体のあちこちに浮かび上がってきたものだ。幼児期にできたものなので、どれも異常に硬かった。尾骨と仙骨が一番硬かった。

治  療: 今回の治療は、浮かび出た硬結を緩め、前回からの課題だった腎経の治療を行った。

治療結果: いつものように全身が楽になった。

 

8回目の治療

[02/06/19]


結果報告:「頻尿も治り、正常な状態。」という報告だった。

診  察: 《右側に硬結が浮き上がる》 脈を診ると肝経が流れていた。触診をすると右側に硬結が浮かび上がっていた。人の体は、左側が壊れると、しばらくして右側が壊れ、次は左側というように左右交互に壊れて行く。多重層に壊れた重症の人は、左側が良くなるとしばらくして右側に硬結が浮かび上がり、右側の治療が完了すると再び左側というようにやはり左右交互に治療して行くことになる。

治  療: 今回の治療は、右側に浮かび出た硬結を緩めるとともに、腎経の治療を行った。

幼児期に問題が起こっているために、全身に異常に硬い硬結があり、、風邪を引いて体が縮むと関節がロックして、症状が悪化する可能性が高いので、腎の機能を高めることによって、硬くなった骨や関節を柔らかくすることを治療目標とした。

治療結果: いつものように全身が楽になった。体力がつき、やる気も出てきた。

連続治療: 体が毎回楽になっていくので、患者さんがやる気を出して、二日連続の治療になった。 お父さんに「親が忘れていた2,3歳のことが分かる先生なら、しばらく診てもらいなさい」と言われたそうです。

 

9回目の治療


[02/07/04]
結果報告:「頻尿は戻ってしまったが薬を飲んでいれば、下痢は無く、回数も正常な状態。日常生活には問題が無くなり、体力もついてきた。」という報告だった。

診  察:
《風邪で壊れている》
左手の指が、大腸経が流れる人差し指を初めとして、5本ともねじれてしまっていた。

腹部、胸部とも硬くなり、左足を流れる胃経がつまっていた。

先週末から始まった新しいタイプの風邪である。

脈を診ると肝虚になっていたので、幼児期にひびを入れた左足の親指を触診してみた。

すると異様に硬い硬結が浮かび上がっていた。

「風でやられていますよ。この状態で、日常生活に問題がないということは、最低限の目標は達成したということです。遠方から新幹線で来るのは大変でしょうから、ここで治療を止めるというのも、一つの選択肢だと思うのですが。」

「もっとよくなるのなら、続けようと思います。薬を飲まないですむようになれるといいのですが。」

「前回の腎の治療の効果が出ていて、脚の裏を帯状に走っている大硬結と仙骨がが少し緩んできています。仙骨が溶けて動き出せば、体はもっと安定してきますよ。」

治  療:
治療は、最も硬い硬結ある左足の親指から始めた。足の親指の内側からは肝経がでているので、硬結が緩んでから、肝経に沿って、硬くなった筋肉を緩めていくと、突然親指全体に気が流れ、力強く動き出した。

「楽になってきたでしょう。」

「ええ、なんか違ってきました。」

次に尾骨の近くにある長強というツボを治療すると、激しい反応があり、しばらくすると後頭部と両くるぶしが緩んできた。

仙骨は前回より柔らかくなっているので、調整は楽だった。

風邪でやられた、左足の胃経、腹部、胸部を治療し、腎兪を緩めて、治療を終えた。

治療結果:
「体が変わった」というコメントがあった。

 

10回目の治療


[02/07/05]
結果報告:昨日治療したばかりなので、当然のことながら、体調は良好。

診  察:
《小学生のとき彫刻等で手を切る》
脈を診ると腎虚になっていた。

昨日の治療で肝経に気が流れ出したので、腎経が虚するのは経絡の法則で予測されたことだった。

しかし足の小指から発する腎経の経絡上には、問題が見つからなかった。

こういう場合は、経絡の法則によれば、手の親指から発する肺経に問題があることになる。

手を見ると火傷をした手のひらの気が再び止まっていた。

手のひらの治療をすると少し腎経に気が流れたが、決定的ではなかった。

注意深く親指を触診すると、親指の付け根のふくらみの中央から手首に近い部分に異常が感じられた。

小学生のとき彫刻刀で切り、3針縫ったそうである。

切って縫った部分は、元に戻すことができないので、治療が難しい。

この部分を治療するのに1時間以上かかってしまった。

すると上腕に、硬くなった筋肉のすじ状のものが現れた。

心経が流れている筋肉がカチンカチンに固まってしまったのだ。

精神的に弱い人は、これだけ壊れると鬱病になってしまう。

筋肉全体を緩めることは到底できないので、青霊という心経のツボを緩め、続いて極泉、小海と緩めた。

後頭部と背骨を調整し、腎の治療をした。

治療結果:
「気持ちが本当にすっきりした」というコメントがあった。

解  説:過敏性腸症候群は簡単にいうと@腸の機能低下とA心臓の可動域が制限されることによって起こる交感神経の亢進が原因で起こります。Aの状態を「心経が虚している」と東洋医学では言いますが、心経が虚すると心が欝っぽくなり、ちょっとしたことが気になったり、頭から離れなくなったりします。心経を緩めると、突然気持ちが楽になり、不安感などは消失します。

 

11回目の治療


[02/07/15]
結果報告:薬を止めたが、1日1〜2回の軽い下痢で日常生活には問題がなく、頻尿も気にならない程度になった。体力がついて疲れなくなった。

診  察:大腸経が発する左右の人差し指がねじれてロックしていた。これが下痢が続いている直接の原因だ。最大の問題がある仙骨も、全体が大きな硬結となっていながらも、しっかり気が流れている状態だった。足の裏の帯状の硬結も緩み始め、気が流れていた。

治  療:仙骨周りの大硬結を緩めるのが今回の治療目標だ。前回と違い少し柔らかくなってきたので、硬結が溶け、形が変化してきた。左右の足の裏に帯状になっている腎経と膀胱経の硬結を緩めた。

離れて体を観察すると、体が左に曲がっていた。左側の胆経が詰まったのだ。腸骨の左の端に近い部分がガチガチの状態で浮き上がっていた。腸骨は仙骨と連動している。先ほど仙骨が大きく変わったので、隠れていた腸骨の問題が噴出したのだ。腸骨全体が同様の状態になっているのだろう。幼児期にしょう紅熱で腎臓の機能が下がったときに、硬くなり、3年前の左手の火傷で、病状が悪化したとき、腎機能が下がって、さらに硬くなったものと思われた。この部分を緩めて、今回の治療を終えたが、次の治療では、腸骨に問題が吹き出ている可能性がある。

解  説:症状としては、日常生活に問題が無いレベルに到達したので、風邪など引いて、体がねじれたときに、再発しないように治療をしています。大きな硬結は、体のねじれや内臓のねじれが大きくなり、内臓が機能低下する原因となるので、大きなもの、硬いものから順番に溶かそうとしています。

 

12回目の治療


[02/07/19]
結果報告:薬無しで、1日1〜2回の軽い下痢で日常生活には問題がなかったが、19日になって軽い症状が出た。

診  察:脈は肝虚。右側に問題が吹き出ていた。右足首から膝の間だ、腸骨右側、右足の胃経、仙骨右側、右手首に硬結が現れていた。今日症状が出たのは、このためだ。15日の治療で、仙骨の硬結を大量に溶かしたため、連動して硬くなっていたところが、表面に出てきたためだ。
治  療:今回は、前回の後始末が治療目的だ。幼稚園のときしょうこう熱で生じたと思われる仙骨の硬結を、前回大量に溶かしたので、そのとき連動してできたと思われる硬結が全身に噴出していた。これを大きいもの、硬いものの順に、溶かして行く。最も効果があったと本人が感じたのは、2〜3歳でひびをいれた左足の親指の爪の治療だった。幼児期に体が捻じれてしまっているため、爪はよじれた親指に合わせて生えている。ところが過去11回の治療で、体型や指の形が変わってきたが、爪は硬くて変形しないので、問題が生じていたのだ。特に親指の爪は大きいので、治療すると体がどんどん楽になって行くようだった。結局1時間以上かけて、足の指は全て治療した。

治療結果:いつもと同じように楽になったが、今回は特に「何か変わってきたという感じがしている」」というコメントがあった。

 

治療終了


[02/08/05]
治療キャンセル:8月5日が治療予定日だったが、当日の朝「様子を見たい」という電話が入った。

治療終了:@体の状態としては、大きなポイントは治療が終わっているので、症状が日常生活に問題が起こらない程度まで改善しているAしかし、しょう紅熱にかかったとき、軽い腎炎を併発したものと思われ、仙骨を初めとして、全身に異常に硬い硬結が広がっているため、完治するのに1年を超える可能性があるB新幹線で治療に来ているので、金銭的な負担や時間的負担が大変であるCこの段階で、心が揺れるようでは、完治するまで通え切れるとは思えないなどの理由で治療の終了を決定する。 

アドバイス:@1日30分以上歩く。軽い運動を毎日する。筋肉が付き、硬結が隠れれば、症状はさらに改善する。A硬結が残っているので、激しい運動は筋肉を傷める結果になり、好ましくない。B肝機能がぎりぎりなので、お酒を飲むと悪化する可能性がある(これは、言い忘れてしまいました)。

 

 

 

 

 

治療レポート:潰瘍性大腸炎


[潰瘍性大腸炎]

1. 最初の書き込み

2. 2回目の書き込み

3. 1回目の治療

4. 2回目の治療

5.3回目の治療

6.4回目の治療

7.5回目の治療

8.6回目の治療

9.7回目の治療

10.8回目の治療

11.9回目の治療

12.10回目の治療

13.11回目の治療

14. 12回目の治療

15. 13回目の治療

16. 14回目の治療


最初の書き込み

こちらは当ホームページ、i-modeの質問&相談板に書き込まれたものです。
ご本人の了解を得て掲載しております。


<質問>
潰瘍性大腸炎 投稿者:たま  投稿日: 6月23日(日)05時10分02秒

私は約10年間、潰瘍性大腸炎とゆう難病を患っています。クローン病が治るなら私も治るかもしれないと思って投稿させていただきました。治療費など詳しく教えてください。


追加 投稿者:たま  投稿日: 6月23日(日)05時13分18秒
先程投稿した、たまです。私は現在26歳で女性です。中学生の時に肋骨にヒビが入りました。それと突き指や捻挫も何回かしたと思います。

 

<回答>
潰瘍性大腸炎でお悩みのたまさんへ 投稿者:渡辺  投稿日: 6月23日(日)14時20分56秒

@治療費は1回1万円で、毎回払いです。
A治療効果を見ながら、次の受診をどうするか決められます。
B1〜2週間に1回の治療が必要です。
C完治に必要な治療回数は、個人差が非常に大きく、1回治療してみないと見当がつきません。
D次の条件に当てはまらなければ、週1回の治療で、3ヶ月前後で日常生活に支障がない程度まで改善している可能性が高いです。

(1)手術をしたことがある方:
手術をしたことがある方は、切り取った部分や、縫ったところが、元に戻せないため、治療に時間がかかったり、完治しなかったりする場合があります。

(2)仮死状態で生まれた方:
仮死状態で生まれた方は、関節、筋肉、内臓などが未発達なため、治療の結果が予測できません。
また予期しない反応がある場合があります。

(3)肝臓、腎臓に問題を起こしたことがある方:
蛋白尿が出るか出ないか程度の問題でも、関節、筋肉が異常に硬くなってしまうため、治療期間が普通の10倍以上かかります。

(4)肺炎、結核、肋膜炎、喘息など肺にかかわる病気をした方:
肺経に問題を起こすとそれに連動して、腎機能(じんきのう)、肝機能(かんきのう)が低下し、関節、筋肉が異常に硬くなってしまいます。この現象は、医学的に肝臓や腎臓に問題が無いレベルで起こります。

(5)高熱を繰り返し出した人。
肝機能(かんきのう)が低下し、関節、筋肉が異常に硬くなっている可能性があります。
硬くなっていなければ、高熱を出していても問題はありません。

2回目の書き込み


<質問>
潰瘍性大腸炎 投稿者:たま  投稿日: 6月23日(日)14時39分16秒

お返事ありがとうございます 早速うかがいたいのですが詳しい場所と連絡先などを教えて下さい 後 予約などは 必要ですか?

<回答>
潰瘍性大腸炎でお悩みのたまさんへ2 投稿者:渡辺  投稿日: 6月23日(日)19時19分22秒

@予約が必要です。
A日、月が休診日ですが、internetでご連絡の方は、月曜日も可。
B連絡:
電話090−3406−5782(渡辺直通) メール soodan@dream.com
C駅前治療室 東京都八王子市東町 1−14 橋完ビル 2F ETS内


1回目の治療



[02/06/25]


たまちゃん(書込み名)は、2時間ほどかけて、電車で八王子駅に到着。電話をもらって事務の女性が迎えに行きました。

 

患者さん:たまちゃん、女性、26歳。

症  状:潰瘍性大腸炎の緩解期、下痢一日3〜5回、不眠症、冷え性、背中がこる、下痢、むくみ、疲れやすい、生理異常、血便、貧血。

理由:たまちゃんが迷わず治療を申し込んだのは@中学2年生のとき階段から落ち、尾骨を打つA突き指を繰り返すなど、体の壊れ方が、クローン病患者と同じだったからだ。「クローン病が治るなら、潰瘍性大腸炎もきっと治る」と思ったそうだ。

診  察:脈を診ると大腸経と心経が虚していた。触診してみると、大腸経と心経上には決定的な問題が見つからず、仙骨が変形していたが、可動性が残っていて、決定的な問題になっているとは思えなかった。かかととくるぶしが硬かったが、決定的な問題を起こしているとは思えなかった。頭蓋骨にも可動性があった。後頭部はロックし、背骨が詰まって、硬くなっていた。決定的な問題を起こしているとすれば、ここしかないが、理由無く後頭部がロックすることは無い。「うーむ」とうなってしまった。つい最近同じような壊れ方をした同年代の女性の治療のことを思い出し、口内を触診すると、歯茎が異常に硬くなっていた。これが最大の問題だった。

「歯茎に最大の問題があるのだが、どうして歯茎がこんなに硬くなったのか理由がわからない」というと、「忘れていたけど、2,3歳のとき、額を打って、縫っている」という答えが変えってきた。「それですよ。そういうことは、早く言ってもらわなくちゃ」と言いながら、額に触るが、やはり決定的な問題にはなっていない。

治  療:治療はゴム手袋をして、口内から始めるという変則的なものになった。上歯茎も下歯茎も異常に硬く、両方緩めるのに1時間以上かかった。次に後頭部を緩めようとしたら、ここもなかなか緩まず、30分以上かかった。背中を軽く治療して、この日の治療は終わりとなった。

治療結果:体は歯茎を治療し始めるとすぐ楽になり始めた。帰る時「体が軽くなった」というコメントがあった。

 

2回目の治療

[02/06/28]



結果報告:治療した日と翌日は、潰瘍性大腸炎の症状は無くなったが、3日目に症状が戻ってしまった。下痢の回数はいつもの半分程度で、明らかに症状が改善していた。

治療の日:一週間後の6月2日が次の治療予定日だったが、効果があったので、「一日でも速く治りたい」ということで、28日に変更になった。

診  察:全身に問題が吹き出ていた。大腸経の流れる筋肉は、帯状に硬結化し、肋骨は硬くなって癒着していた。後頭部はロックした部分が浮かび上がり、足首やかかとは異常に硬くなっていた。全身の筋肉繊維が癒着しあって、弾力はあるが、ずれない状態になっていた。治療を早めたのは大正解だった。

治療方針:固まった骨や筋肉を一つ一つ溶かしていくのは不可能に思えたので、腎機能と肝機能をあげることによって、骨と筋肉を柔らかくするのを基本方針とした。

治  療:かかとを最初に治療した。弾性があったので、簡単に緩むと思ったが、やってみるとなかなか緩まない。片足緩めるのに一時間以上かかってしまった。

かかとがわずかに緩んだだけで、たまちゃんの体は楽になった。かかとが最大のポイントだったのだ。

コメント:両かかとを緩めてから、後頭部を緩めると「これで本当に楽になりました。頭を治療したら、今までとは全く違う感じになりました」というコメントがあった。

腎兪と志室,臍の両脇を治療して、この日の治療は終わりとなった。

3回目の治療


[02/07/01]
むちゃくちゃ悪化:「明日予約が入っているんですが、今日できないでしょうか」と電話がかかってきた。「日、月はお休みなんですが、月曜はホームページの原稿書きなど、インターネット関係の仕事をする日なので、インターネットで来た人は、必要なら治療しています。」「実は治療してもらった日は、よかったのですが、翌日から悪化してしまいました。それも、今までで一番悪かったときと同じくらい悪化しています。」「そういうことはあると思います。気功整体根治療術の治療を受けると、体型がだんだん昔の形に近づいて行くのですが、昔問題が起こったときの形に近づくと、そのときの問題が必ず出てきます。」

結果報告:翌日から、腹痛、5分間隔の下痢、吐き気、食欲不振、発熱、気分がすっきりしない、気持ちの浮き沈みが激しいなどの症状が噴出。最悪時と違う唯一の点は、血便がないことだった。

診  察:心経が詰まり、左肩のねじれが著しく、大腸経の流れる筋肉が骨のように硬くなって、肘の所でロックしていた。左足も両くるぶしがロックし、足に気が流れていない状態だった。頭蓋骨もゆがんで、顔が半分ロックした状態だった。胸部は思ったとおり、癒着して硬くなった肋骨が浮かび上がっていた。背骨はかろうじて気が流れていたが、仙骨には問題が噴出していた。腹部は問題が噴出し、気が止まっていた。

治  療:まず最大の問題を起こしていると思われた、両くるぶしのロックをはずした。「これでチョット楽になったでしょう。」と言うと「よく分からない」という返事。次に両腕を調整し、頭蓋骨と顔を治療する。手の大腸経に気が流れてくる。「これでどうですか。」「すこし楽になりました。」

次に中学生のとき階段から落ちながら、ダダダダと何度も打ってしまって、変形している仙骨の治療にかかった。ここは「どうしてこうなったのか、どうしたら元通りになるのか」分からないような壊れ方をしていた。とりあえず、気の流れていない小腸兪、膀胱兪、大腸兪とゆがんだ仙骨に気を流そうとするのだが、流れそうで流れない。しかし治療が進むにしたがって、体はどんどん楽になって行く。八割方気が流れたところで、妥協する。ここに本質的な問題があるようだ。

左の肩甲骨の周りの硬結をゆるめ、心臓の可動域を広げると、気持ちが楽になってくる。

次に肋骨を緩める準備として、上腹部を治療する。胸部に気が流れてくる。「だいぶ楽になったでしょう。」「ええ。」「最悪期と同じようになっても、すぐよくなるので、安心したでしょう。」「この前頂いた小刷子に、好転反応のことが書いてあったので、これかと思って、心配はしていませんでした。」

胸部は任脈の流れる体の中心線上が硬くなっていた。前回治療した、異常に硬くなっている顎の中央と連動して硬くなっていたものと思われる。また中心線の左側の肋骨が癒着し合い、腎経が流れていなかった。左胸の中央付近を流れる胃経も異常に硬くなっていた。

左足を注意深く触診すると、足首から太ももの上端まで、胃経が固まってしまっていた。特に足首と膝の周りはガチガチの状態だった。

胃経がつまると、連動して大腸経がつまってしまうので、まず胃経から治療することにした。ここも溶けそうで溶けない。「胃経が異常につまっています」というと「胃には問題がないんですけど。」「胃は多少壊れても、問題が感じられないようにできています。人間一週間食べられないと動けなくなってしまいますから。」「そういえば、食が細いんですけど、治療が終わると毎回食欲が出てきます。」

胃経の治療が終わると、お腹も胸も緩み、気が流れ始めた。

次に中心線上にある任脈と左側の腎経上の硬結を緩め、腹部を緩めて、治療を終えた。体は前回と同じように楽になった。

質  問:活動期と緩解期を覚えていないくらい繰り返していますが、その回数だけ好転反応があるんでしょうか。
回  答:そんなにはないと思いますが、個人差が大きいので、なんとも言えません。(たまちゃんは、症状が出ても治療すれば消えるという安心感と明日好転反応が出たらどうしようという不安を抱えて返って行きました。)

[02/07/02;追加]
誤  診:好転反応と思ったのは、風邪だった。今日診た患者は皆、たまちゃんと同じ壊れ方をしていた。風邪のパターンが、先週末、突然変わったようだ。この風邪の特徴は、@体の左側が手足とも捻じれてロックしてしまうA左足の両くるぶしがロックするA膝の皿がゆがんで、皿の外側の胃経が流れるところが極度にロックするC左胸部の中央の胃経が流れるところの肋骨が異常に硬くなって癒着するD腎経の流れる胸の中央線の少し左側が硬くなって癒着するE左腕の上腕の心経、肺経、大腸経が流れる筋肉が固まってしまうF腹部が硬くなるなどの特徴がある。Gまた咳、喉の痛みがある人がいるのも特徴だ。

たまちゃんのような下痢や発熱症状の症状がある人は、いないみたいだ。彼女の場合、この風邪で、胃経がロックすると連動して、大腸経が虚してしまうので、問題が起こってしまう。10年患っている病気なので、2回の治療で好転反応を起こすような古い問題が出てきているのも事実で、それと風邪が重なって、最悪の事態になったようだ。

 

4回目の治療


[02/07/05]
電  話:前回の治療の翌日、最初の患者を治療すると、たまちゃんと同じ壊れ方をしていたので、風邪で症状が悪化したことが分かった。その日来た患者さんは、思ったとおり皆同じ壊れ方をしていた。たまちゃんは「好転反応が続いたらどうしよう」と心配していたので、早速電話をして、風邪のことを伝えた。

「彼も友達も全員この治療に反対です。でも私は続けます。一度言い出したら聞かない私の性格は、彼も知っているから大丈夫です。」とたまちゃんは決意表明をした。

たまちゃんは2回目に来た時「今簡単に治る病気も、昔は難病だったものがたくさんあります。潰瘍性大腸炎もきっと治す方法があるはずです。だから整体や鍼灸、インチキっぽいものも、可能性があれば、ダメモトで試しています。ここのホームページみたいに、治るとはっきり言われれば、やるしかないです。」と言っていた。

結果報告:翌日の朝は症状が出ていたが、時間が経つにつれて、症状が軽くなってきた。日を追うごとにどんどんよくなって、薬を飲まなくてもほとんど問題がない程度まで回復した。

中学生の頃から朝起られなくて、起きてもしばらくボーっとしている状態が続いていたが、朝すっきり起きられるようになった。体力もついてきて、過敏性腸症候群の人が言っていること(体力がついたこと)がよく分かった。

診  察:たまちゃんの症状はよくなったが、全身に硬結が吹き出ていた。両手の大腸経の流れる筋肉は、骨みたいに硬くなり、肘のところでロックし、腸骨(腰骨)固まった状態で浮き上がっていた。背骨も固まった状態で浮き上がり、足にカチカチの硬結が散在していた。普通の人が突然こうなったら、苦しくてどうしようもない状態である。

治  療:この硬結を一つ一つ溶かすことは、実際上不可能に思われたので、腎機能と肝機能をあげることによって、体全体をやわらかくする戦術をとることにした。

《かかとの硬結》
まず前回治療したかかとに挑戦したが、前回にも増して、かかとは硬く、なかなか緩まなかった。

治療の途中で、右足のかかとの2cm上のところに、異常に硬い部分があるのに気がついた。たまちゃんが幼稚園に行っている頃、おばあちゃんの自転車の後ろに乗っていて、足をスパイクに巻き込まれたと言う。

この部分を緩めると、足の硬結は急速に緩み始めた。特に腎経が流れるところは入念に治療した。

次に階段から落ちて打った尾骨と仙骨を治療した。

背骨はだいぶ緩んできていた。右側の肺兪が異常に硬くなっていて、緩めるのに時間がかかった。次に硬かったのが、大腸兪、腎兪だった。

体の前面は、胸部も腹部も気が流れていなかった。肺は呼吸運動以外に縦軸を中心に、左右交互に一種の回転運動をしている。両肺ともこの運動が止まっているのだ。左側の肺の上に手を置いてしばらくすると、激しい反応が起こり、肺が動きだした。右側も同じように治療した。今まで見せたことのないタイプの治療法だったので、たまちゃんはびっくりしたようだった。

この手の秘術に近い治療法は、疲れがひどいので、普通はしないのだが、ホームページに載せるのを快く承諾してもらったのと、「家庭の事情で3ヶ月しか通えない」と聞いていたのとで、数年ぶりにやってみた。

治療結果:体は大きく変わった。たまちゃんは「体がすっきりした」と言っていた。もう強い好転反応は起こらないだろう。

 

5回目の治療


[02/07/11]
結果報告:翌日の朝は症状が出ていたが、時間が経つにつれて、症状が軽くなってきた。日を追うごとによくなって、潰瘍性大腸炎の症状が消えた;血便や血性下痢がなくなり、お腹が痛くなって下痢になることもなくなった。体が疲れなくなり、不安感もなくなり、眠れるようになった。足のむくみはかなりよくなったが、まだ残っている。貧血症状はまだある。

診  察:風邪のため左側が捻じれていたが、脈はすべて流れていた。胸部、腹部を始めとして、全身に気が流れていた。風邪を引いている状態で、問題がないのだから、単に良くなっているだけでなく、再発しにくくなっていると言える。

治  療:幼稚園に行っている頃、おばあちゃんの自転車の後ろに乗っていて、スパイクに巻き込まれた足に最大の問題が残っていた。この部分の硬結を溶かしきらないと再発する可能性がある。1時間近く治療したが、硬結は溶けきらず、幼児期に起こした問題の深さを確認することになった。しかし、たまちゃんは、この治療で体がさらに楽になった。

背骨は何とか気が流れていたが、硬くなって癒着したところが、あちこちにあった。たまちゃんの顔の症状から、心経に問題があるのが見て取れたので、心兪や肺兪などの硬くなっている兪穴を治療すると共に、心臓の可動域を広げるための治療を、背側から行った。潰瘍性大腸炎は腸の問題だと思っている人が多いが、実は心臓の可動域が制限を受け、交感神経が亢進しているのが、もう一つの重要なファクターなのだ。この治療が終わると、たまちゃんの笑顔がとても魅力的になった。心臓の可動域を広げると、過敏性がなくなるだけでなく、気持ちもすっきりしてしまう。

お腹に気は流れていたが、内部で癒着しているところを溶かした。表面から7〜8mmのところは気が流れているが、その奥に癒着している層が残っているようだ。中から引っ張っているところを3箇所ほど緩めるめ、治療を終了した。

異常に速い成果:たまちゃんが若かったのと、「特定疾患のライブ治療を失敗するわけには行かない」という私の方の意欲で毎回3時間を越える治療をしたのとで、短期間に「治った」と言ってもいいくらいのところまで成果が上がってしまった。

今後の課題:再発防止が今後の治療目的になる。そのためには@右足の硬結を完全に溶かすA「足のむくみ」と「貧血」は腎機能の低下によって起こっているので、腎経を治療するB内臓の癒着した部分を溶かすC全身に浮かび上がっている硬結を溶かすことが必要である。

 

6回目の治療


[02/08/05]
結果報告:約1ヶ月ぶりの治療だ。たまちゃんは旅行をしていた。潰瘍性大腸炎の症状は、旅行中も出ないで済んだが、5日前から風邪のせいか微熱が続いているとのことだった。

診  察:風邪のため左側が捻じれていて、脈は腎経、肝経、心経が連動して虚していた。胸部はどうにか気が流れていたが、腹部は軽く固まった状態になっていた。手の指は皆第一関節からロックしていて、特に大腸経の出ている人差し指が左右ともねじれていた。背骨も硬くなり、心兪と腎兪が特に硬くなっていた。左足のくるぶしの下の腎経のツボに気が流れていなかった。足の指は皆第一関節が固まっていた。触診している間に、体は楽になっていった。「治療しないのに、体が楽になるんですね。頭はまだ変な感じが残っているんですが。」とたまちゃんはちょっとだけびっくり。腹診をすると、子宮に気が流れていないが分かった。「生理が不順なのはこのせいですか。」「子宮内膜症の人や子宮筋腫の人、生理痛がひどい人などは、皆止まっています。」

治  療:子宮にはどうしても気が流れなかった。中学生のとき、階段から落ちて打った仙骨の中ほどが、飛び出していたので、そこを治療すると、頭が楽になって行った。子宮もかすかに動き出した。仙骨が動き出すと後頭部に問題が現れたので、治療をすると手の指が緩んできた。。5分ほど足踏みをしてもらって、胸部や腹部に現れた硬結を緩めて治療を終えた。

治療結果:体がとても楽になった。

なぜ速いのか:難病に指定されている潰瘍性大腸炎が過敏性腸症候群よりはるかに速いスピード良くなっている。病状が激しくても、数回の治療で治るものもあれば、単なる肩こりが1年以上かかる場合もある。

治療期間を決定するのは、体質と壊れ方だ。一般的に言えば、@女性は男性よりも、壊れやすくて、治りやすい。A若い人の方が、年をとっている人よりも治りやすいB原因となる外傷を受けたのが、古いほど治りにくいC手術をした人は治りにくいD肺炎や肋膜炎、腎炎、肝炎をした人は、筋繊維が互いに癒着しあっているので、治療に数年かかることもある。

過敏性腸症候群の人は、しょう紅熱を起こしたときに、軽い腎炎を併発していたものと思われ、全身に異常に硬い硬結が広がっている。これが治りそうで、治りきれない最大の原因となっている。

 

 

7回目の治療


[02/08/12]
結果報告:治療の翌日から軽い下痢が1日1〜2回あった。

診  察:脈は腎経、肝経、心経が連動して虚していた。生理が翌日始まったのと風邪が抜けないためだと思われた。診察を進めると、中学生のとき階段で打った仙骨が折れ曲がってロックしていた。前回の治療が不十分だったのだ。後頭部もロックし、背骨に気が流れたいなかった。子宮の気も止まっていた。お腹はそれほど硬くなっていなかった。

治  療:仙骨は治療しても、治療しても問題が出てきた。最後に、折れ曲がった個所の左下がどうしても動かないという状態になった。ここまで来ると頭蓋骨は何もしないのに緩んできていた。原因は間違いなく仙骨だ。ここまで治療するのに2時間近くかかっている。しかし仙骨を動かさなければ、治療が先に進まないのは明らかだ。自分持っているあらゆる技術を駆使して、なんとか動かすことが出来た。子宮が動き始めていた。後頭部は緩んでいたが、深部に深い問題が感じられた。後頭部の治療が終わると、頚椎と上部胸椎に問題が現れた。ここを治療し、右側の腎兪と肝兪を治療すると背骨に気が通るようになった。幼稚園に行っている頃、おばあちゃんの自転車の後ろに乗っていて、足をスパイクに巻き込まれて怪我した踵の硬結が現れ来た。この硬結を溶かし、胸部と腹部を軽く調整して治療を終えた。

治療結果:体の感じが変わった。とても楽になった。

質   問:「後どのくらいかかかりますか。」「分かりません。今日治療した仙骨が動いたままか、止まってしまうかで治療期間が変わってきます。」

 

 

8回目の治療


[02/08/20]
結果報告:お腹がもやもやした状態が一週間続いた。粘血便が出ることがあった。

診  察:脈は腎経、肝経、心経が連動して虚していた。後頭部が軽くロックし、頚椎と背骨の上部が軽く固まっていた。仙骨は動いていたが、出っ張りは、形が少し変わって残っていた。幼稚園の頃怪我した右足首下に異常に硬い硬結が現れていた。顔を構成する骨がロックしていた。腸骨(腰骨)の前側の部分が固くなって浮き上がっていた。右手の大腸経が硬くなり、肘のところでロックしていた。要するに前回止まっていた仙骨の左側の部分を動かしたために、体が開き、隠れていた古い問題が全身に現れたという感じだった。どの硬結も異常に硬いのが特徴で、現れた問題が古いことをあらわしていた。

治  療:後頭部を緩めようとしたが、反応が鈍かった。顔面がロックしていたためだ。仙骨を調整してみたが、後頭部には影響がなかった。右足の調整は、異常に硬くなっているので、表面は緩んでも、芯が緩まないという状態だった。前回の治療のとき、「仙骨を緩めれば、治療は終わる」と内心楽観していたので、次の患者さんがすぐ来ることになっていて、長時間かけて芯を溶かす余裕がないので、顔面の治療に入った。右手の大腸経に現れた硬結も異常に硬かった。腸骨(腰骨)の前側の部分も異常に硬くてこずった。

治療結果:楽になった。

 

 

 

9回目の治療


[02/08/27]
結果報告:お腹がもやもやした状態が一週間続いた。粘血便が出ることがあった。症状は同じだが、ひとまわり楽になった。

診  察:顔に気が流れていた。両手が捻じれ、右手が肘のところでロックしていた。そのため右の大腸経に気が流れていなかった。両足首の下に問題が残っていた。

仮  説:前回の治療で、症状に大きな変化が無かったので、問題点を整理してみた。重大な原因になっていると思われるのは、@中学生のとき階段で強打した仙骨とA幼稚園のとき自転車の後輪に巻き込まれた右足。仙骨をあれだけ治療して、形態的にも症状的にも問題が顕著に残っているという事実は、「階段で打つ前に、仙骨に問題が生じていたのではないか、」「右足を幼稚園時代に怪我したため、仙骨に問題が生じていて、そこを打ったため極度に悪化して、潰瘍性大腸炎になってしまったのではないか」と思われた。「右足は幼児期に怪我したため、自然な感じで、ちょっと触っただけでは、大きな問題があるようには思われない、しかし治療をして変化を与えよとすると、芯みたいなのがあって、表面が緩むだけで終わってしまう。この右足に変化を起こせば、仙骨にも変化が起きて、症状が変わるのではないか」という仮説に到達した。。

治  療:今回は、仮説を検証するため、右足首下だけを治療し、症状が変化するかどうかチェックすることにした。まず外くるぶしの下の膀胱経のツボを中心に足を緩めることにした。30分も治療を続けると、体が楽になりだした。「やっぱり」と仮説に確信を持った。次に踵に移ったが、変化が起こるのに30分以上かかった。体はだんだん楽になって行った。足を治療中に、仙骨をチェックすると、気が止まってしまっていたり、しばらくすると気が流れ出したりするので、右足が仙骨に影響を与えているのが明らかになった。右足に明確な変化が起こったので、5分ほど足踏みをしてもらい、全身にどのような変化が起こるかチェックすることにした。すると左側の臀部に痛みが生じた。仙骨をチェックすると、形が変わり、今まで無かった問題が生じていた。その問題を治療すると、体が楽になっていった。同時に腸骨を始めとして、体全体に硬結が浮き出て来ていた。足首を治療したため、体の捻じれが少し取れ、体型に変化が起こったのだ。骨や関節を柔らかくする必要を感じ、腰の上部にある腎喩と志室、臍の両横の盲兪の硬結を溶かすと体が少し柔らかくなった。ロックした右手や仙骨の治療に伴って現れた腹部の硬結を溶かし、治療を終えた。

治療結果:「お腹のもやもや感や粘血便は多少あるけど、治療するごとに、ひとまわりよくなっている」というコメントがあった。

 

 

10回目の治療


[02/09/02]
結果報告:お腹がもやもやした状態は取れ、粘血便もでなくなったが、下痢と腹痛が続いた。

診  察:頭には気が流れていたが、顔は鼻の周辺の気が止まっていた。腹部は柔らかかったが、気が止まっていた。肺も虚していた。両足ともくるぶしがロックしていた。尾骨は動いていたが、仙骨は中央から上が軽くロックしていた。両手が捻じれ、手の指が縮んで硬くなっていた。一言でいうと「全身が軽く壊れている」という状態だった。

治  療:中学生のとき階段で強打したために盛り上がっている仙骨の中央部の右側に気が止まっている一点があった。ここが動けば、お腹も動くと思われたので、そこから治療を開始した。仙骨は少し緩み、たまちゃんもすこし楽になるようだったが、いくらやっても、その一点だけ気が止まったままだった。両足首ともくるぶしがロックしていたが、幼稚園のとき自転車の後輪に巻き込まれた右足の踵から治療を始めた。先週右足を治療したが、異常に硬くなっていたので、かえって隠れていた問題が噴出し、全身に問題を引き起こしたようだ。注意深くチェックすると、右足裏の内側の足首から大腿部まで、気が止まっていた。表面は柔らかい感じなのだが、芯の気が止まっているという感じで、そのため腎経と膀胱経が虚していた。踵が巨大な硬結となって問題を起こしているようなので、低出力レーザーをかけ、踵の細胞を活性化させ、緩めようと試みた。これは大変な作業で、動き出すまで2時間かかった。右足の気は流れ、たまちゃんは、とたんに楽になった。次に仙骨を治療するとだいぶ緩んだ。大腸兪に硬結が浮かび上がってきたので、これを緩めるとお腹はさらに楽になった。次に顔を治療した。両歯茎とも石のように硬くなっていて、なかなか緩まなかった。硬くなった鼻は、硬くなっていた口蓋の中央部を緩めると、気が流れ出した。胸部と腹部を軽く調整し、治療を終えた。

治療結果:「楽になったが、変化が大きかったので、明日の好転反応がこわい」というコメントがあった。

 

 

11回目の治療


[02/09/09]
結果報告:帰りの電車に乗ろうとするあたりから、お腹がおかしくなり、途中下車しなければならなくなった。翌日から一日数回を越える下痢が続き、二日前から少し落ち着いてきた。血便は出なかった。

診  察:問題は腕にあった。両腕がねじれ、方も前方に突き出すようにねじれていた。手の指が皆詰まっていた。特に左手がひどかった。

治  療:両腕のねじれを、大雑把に取った。しかし肘を中心に大腸経が流れる筋肉が帯状に硬結化していた。下痢を起こしたは、明らかに、この硬結だ。硬結大きいため、直接溶かすと長時間かかりそうだったので、頚椎を治療してみると、肘の硬結が緩み始め、たまちゃんは体が楽になって行った。手首も緩み、指も第一関節(遠位指節関節)を除いて緩んだ。顎を治療すると、手の第一関節が緩んだが、左肘に硬結が再び現れた。腰骨(腸骨)が腹部の両脇に硬くなった突き出し、足首の周りにも硬結が現れ、膝にも問題が生じていた。最大の問題と思われる左手肘の大腸経の硬結を溶かそうとすると、その部分には変化が起きなかったが、体中の硬結が解け始めた。30分もするとお腹が少し盛り上がってきた。触ると表面はモワっとした感じで、力を加えると、固まった腸が緩んで広がろうとしているのが分かった。腹部を治療して、本日の治療は終了した。

治療結果:「今までにないくらい、お腹が楽になったが、明日の好転反応がこわい」というコメントがあった。

 

 

 

12回目の治療


[02/09/17]
結果報告:「1週間お腹がすっきりしていた」とのコメントがあった。最初の2日間は完璧だったそうだが、3日目から軽い下痢があった。しかし、腹痛や排便後の不快感がまったく無かった。大腸の潰瘍が消えたようだ。体型も少し変わった。後頭部に不快感があった。

診  察:体が変化し、硬結がまだ体のあちこちに残っていたが、脊柱にしっかり気が流れ、内臓がしっかり動いていた。最大の問題は、階段で打って変形した仙骨で、やはり右側中央部の気が流れていなかった。注意深く触診すると、変形したところからしたの仙骨の周りの筋肉の深層部に気が流れていないことが分かった。これが下痢が完全に治らない原因と思われた。

治  療:仙骨は治療すると変化したが、下から次々と問題が浮き上がり、治療は2時間に及んだ。変形部は元通りにならなかったが、仙骨周辺の深層部に気が流れたので、後頭部の治療に移った。次に肘の大腸経が流れる筋肉の硬結化した部分を治療し、下腹部を触診すると、大腸が力強く蠕動運動をしていた。潰瘍は消えているはずだ。

腸の炎症と蠕動運動:@免疫には、細胞が本来備えている細胞自己免疫と抗原抗体反応のような二次的免疫とがあります。
A内臓は正常な状態では、腸の蠕動運動と似た運動をしています。この運動が低下したり、止まったりすると、内臓の機能低下と細胞自己免疫の低下が起こります。
B例えば、胃も消化運動のほかに、一種の蠕動運動をしています。胃潰瘍の人は、この運動が止まっているので、動かせば、細胞自己免疫力が回復し、半日ぐらいで潰瘍が改善します。
C腸の炎症は、蠕動運動が止まり、腸の細胞の活力と細胞自己免疫が低下したとき、腸内の定在菌によって炎症が起こると、補完のためのアレルギー抗体値などの二次的免疫力が上がり、弱体化し過ぎた腸の細胞が、マクロファージから出されるTNF-αなどの二次的免疫よりさらに自己破壊されることによって起こります。

治療結果:「お腹がすっきりしています。もう元には戻らないですよね。」「足の大きな硬結を溶かしているので、風邪を引いて、体がねじれたとしても、歪み方がはるかに小さくなります。元には戻りません。」という会話があった。

 

13回目の治療


[02/09/21]
結果報告:前回の治療で「決まった」と思ったのだが、2日後に「症状が戻った」という電話があり、急遽13回目の治療を行うことになった。頭痛がずっとあり、下痢、粘血便、お腹の不快感が続いた。

診  察:7回目の治療で仙骨を徹底的に治療したときと同じような症状になっていた。胸部、腹部の気が止まり、腸の蠕動運動は止まっていた。両手がねじれ、肘のところに硬結が帯状に出ていた。尾骨と仙骨下部は動いていたが、背骨の気は半分止まった状態だった。頭蓋骨はゆがんでいて、顔も気が止まってた。両手と両足の指がねじれて硬くなっているのが特徴的だった。肩もねじれて硬くなっていた。

治  療:今回の治療は大変だった。たまたま治療日の変更が3件入っていて、時間があったため、治療は気がつく9時間に及んでいた。

仙骨は中央部が変形していて、右側に気の流れない点がある。ここを治療すると全身に問題が生じてくるのが7回目と12回目の治療の後で起こったことだった。この現象は、仙骨の問題よりも大きな問題が治療されずに残されているとき起こる。仙骨が動き、体全体が開いて行くが、問題の箇所が変化しないため、その点を中心にねじれが生じ、ねじれが限界点に達したとき、ねじれがぜんまいのようにほぐれ、体が急激に縮んでしまうのだ。

10回目の治療はその問題が「幼稚園のとき自転車の後輪に巻き込まれた右足の踵」と推定して行われた。症状は改善し、11回目の治療で腸の蠕動運動が正常になった。

今回の問題も「右足の踵」の問題が取り切れていないために起こったと推定したが、触診してみると、むしろ左足の踵の方が硬くなっていた。最大の問題点を発見し治療しなければならないが、全身に問題が噴き出ているため、簡単に発見できない状態だった。

たまちゃんは、頭、特に後頭部と首に不快感があると訴えていた。

脈は腎虚、肝虚、心虚で、いつもの風邪の脈だった。この風邪が広がる前だったら、治療はもっと簡単だった。治療後に体がねじれてしまうということも起こらなかったはずだ。しかし現在は風邪で体がねじれても大丈夫なように治療しなければ、治療したことにならない。

今回の症状の一つの特徴は、手足の指10本がねじれて硬くなっていることだった。今回のように幼児期の問題を治療すると、最終的に指に問題が生じてくる。全身がねじれたまま育っているので、他の関節のねじれが取れても、硬い爪がある指は、ねじれが固定されたままにになってしまうからだ。

最も硬くなっていたのは、爪の根元の外側から脾経、内側から肝経が出ている一番大きな爪のある足の親指だった。より硬い左足の親指を手技治療で簡単に緩めるとお腹がかすかに動き出し、体が楽になり始めた。両方緩めると全身が柔らかくなり、他の手足の指も第一関節を以外は緩んで、お腹もはっきり気が流れるようになった。後頭部と首、お腹の不快感も改善はしたが、まだ残っていた。お腹がすっきりした状態を1週間経験してしまったので、不快感が少しでも残ると気になるということだった。

頭を触診すると、下歯茎がガチガチに固まっていることが分かった。歯茎の硬くなったところに低出力のレーザをかけ、細胞を活性化させ、緩めると、手の指がさらに緩んできた。大腸経はは人差し指、小腸経は小指から出ているので、お腹はさらに楽になった。ここで効果をチェックするため、30分ほど散歩をしてもらった。

するとお腹と後頭部に不快感が戻り、背骨が硬くなってきていた。大腸経の流れる手の筋肉が、肘と肩、上腕で硬くなっているので、溶かすと体が楽になった。10分ほど足踏みをすると不快感が戻った。

最大点と思われるところを治療し、10分歩いてチェックするというのを繰り返した。

後頭部から頚椎にかけて治療すると不思議なことが起こった。胸部が緩むはずなのに、胸部の中心線に硬結が現れ、肺の気が止まってしまった。肋骨間は癒着したような状態になっているところがあった。胸部に最大の問題が隠れていて、後頭部の治療で浮かび上がってきたのだ。仙骨を治療し、体型が大きく変わろうとすると、この胸部の硬結が現れて問題を起こしていたのだ。この硬結は1時間やそこらでは取れない。たまちゃんの電車の時間もある。このとき胸部を走る胃経に問題が生じていることに気がついた。以前同じように壊れた胸部が、胃経の治療一発でバランスを取り戻したのを思い出し、左足の膝をチェックすると思いもかけないカチカチの硬結があった。ここを治療すると胸部のゆがみが取れ、みるみるうちに胸部が緩みだした。ここは、学生時代バスケットボールをしていて転び、砂利が突き刺さったところだった。膝には問題を感じていたが、柔らかさがあったので、最大の問題が隠されているとは思わなかった。一種の盲点だった。

胸部の硬結:
たまちゃんの体の特徴は関節が柔らいことで、体の一点を治療すると、全身に変化が現れる。例えば、左足の脾経を治療すると、左胸の胃に近い部分が硬結を伴って、浮き上がってくるのに本人が気がつくほどだ。

このため、4歳で足に怪我をしてから、風邪を引いたり、ちょっと怪我をしただけで、体が縮んで歪むということを繰り返し、胸部が大きく萎縮したとき、肝機能が下がって、そのまま固まってしまったのだ。体に変化が起こると、胸部に硬結が浮かぶ上がり、肋骨が可動性を失って、肺の左右への半回転運動が止まり、肺機能が落ちる。また中央部の両脇を流れる腎経も止まってしまうので、腹部が硬くなり、腸に問題が生じてしまう。たまちゃんの仙骨を治療して体に変化を与えると問題が生じるのは、このためだ。胸部の萎縮は、心機能の低下を伴うので、交感神経の亢進で、腹痛や不快感を感じやすくなる原因にもなっている。

胸部の問題は、両腕の上腕の心経が流れる筋肉が帯状に硬くなっているのと関係している。心経が虚すると足の脾経が虚し、さらに連動して胸部が萎縮して、肺が虚してしまう。

治療は上腕の硬結を溶かし、脾経を緩め、肺を膨らまして、出てくる硬結を溶かすことが必要だ。治療は、少なくとも、あと数回必要だが、たまちゃんは結婚を控えていて、できるかどうか不透明な状態だ。

アドバイス:昨日は疲れてしまっていて、アドバイアスを忘れたが、肺の機能は皮膚の可動性と連動しているので、頭部や顔を含め、全身の乾布摩擦をすることが必要だ。お風呂に入るとき、体を濡らす前にすると継続してできる。

治療結果:「頭とお腹はスッキリしたが、長時間治療したので、明日(リバウンド)が怖い」というコメントがありました。

 

14回目の治療

[03/05/26]
結果報告:前回の治療から7ヶ月。たまちゃんは、どうしているのかなと思って、電話をしてみた。フィアンセの交通事故で、治療が続けられなくなってしまったのだが、治療効果はハッキリあった要だ。結婚し、自分一人の体ではないので、病院には定期的に行っているが、薬も弱いものに変わり、軟便だが、下痢にはならなくなった。

今年になって、新種の風邪が進化し、後頭部から頸椎が萎縮して、硬くなり、硬結が、頸椎から出て手を支配する神経を圧迫するケースが多くなった。手の痺れや、大腸経の出る人差し指につながる筋肉が虚して、下痢が止まらなくなったり、ガスでお腹が張って困る人が出てきたので、その治療を通して、経絡の理論とは異なる神経科学の観点から、大腸や小腸の問題を解析できるようになった。また操気術を使って問題を起こしている硬結を5mmぐらいの誤差内で確定できるようにもなった。そのため、潰瘍性大腸炎の治療は格段と進歩したように思われる。

診  察:前回の治療で課題として残った胸部の硬結、理論的に予測された頸椎の硬結が問題として現れていた。頭頂部と腹部、磯鶏部にも硬結があった。人間の体は頭蓋骨も、それ以外の部分も中心線を境に、左右別々に動くのが正常の状態だが、中心線の通るところが癒着し、可動性を失ってしまっている。

治  療:頭蓋骨、胸部、腹部、磯鶏部と硬結を緩め、後頭部、頸椎、胸椎と硬結を緩めた。

治療結果:頸椎の硬結を緩めると、急に楽になった。予想通りの成果だった。数日後、たまちゃんが懐妊していることが分かり、次の治療は中止になった。

 

 

 

 


 

 

治療レポート:自律神経失調症


[自律神経失調症]

1.最初の書込み

2.1回目の治療

3.2回目の治療

4.3回目の治療

5.4回目の治療

6.5回目の治療

7.6回目の治療

8.7回目の治療

9,8回目の治療

 


最初の書き込み

こちらは当ホームページ、i-modeの質問&相談板に書き込まれたものです。
ご本人の了解を得て掲載しております。

<質問>
原因不明 投稿者:とし  投稿日: 7月29日(月)12時22分03秒

4年ぐらい前から喉に違和感があり 他にも動悸息ぎれ 緊張感 胃がチクチク痛む 人とあまり食事が出来ない やる気があまりない 吐き気 喉がかゆくなり咳が止まらなくるとかいろんな症状がでます 今までに耳鼻咽喉科 胃腸科(胃カメラ)などいろいろ通いましたが何ともないと言われました それで今は心療内科に1年ぐらい通ってますが全然良くなりません これって鬱病ですか?治るかしんぱいです。

<回答>
重度の自立神経失調症でお悩みのとし君へ 投稿者:渡辺  投稿日: 7月29日(月)15時38分39秒

@東洋医学的治療で治ります。
Aうつ病ではありません。分かりやすく言うと重度の自立神経失調症です。
B人の体には、肝経、心経、肺経、胃経など14の経脈が流れています。何らかの原因で、肝経に問題が生じると、肝機能が低下し、胃経に問題が生じると、胃の機能が低下します。肺経に問題が生じると喉や鼻、皮膚に問題が生じます。胃経に問題が生じると、とし君のように、胃に痛みが生じることもあります。
C現代医学では、胃潰瘍のように、内視鏡やレントゲンで確認できないと、問題が生じていることが分からないため、精神的な問題として、誤った取り扱いをすることが少なくありません。
D東洋医学の脈診や腹診の診断技術を使えば、胃経に問題のあることは、明白になりますし、胃経の問題を解決する適切な治療法をすることも可能です。
Eとし君の症状の特徴は、心経と胃経が虚している(機能低下している)ことです。
F心経が虚すると交感神経が亢進し、神経が過敏になって、普通の人が感じないようなかすかな痛みや問題を感じるようになります。
G胃経は14の経脈の中で最も強く作られています。人は食べられなくなると1週間ぐらいで動くのが大変になります。動けないと原始時代には他の動物に食べられてしまいます。現在生き残っている人は、原始時代を行き抜いた人の子孫なので、胃は異常に強くできています。
H経脈には連鎖関係があります。例えば、胃経が虚すると大腸経が虚し、大腸経が虚すると、膀胱経が虚します。さらに、膀胱経が虚すると胆経が、胆経が虚すと、小腸経が、小腸経が虚すると胃経が虚します。
Iその結果、強いはずの胃に問題が出る人は、「胃経→大腸経→膀胱経→胆経→小腸経→胃経」という悪循環のループに入ってしまっていて、内臓全部に問題を生じているような状態にあります。
Jこうなった元々の原因の多くは、成長期にした捻挫、突き指、骨折、打撲、やけどなどの外傷です。
K外傷が治っても、筋肉が硬くなった硬結と呼ばれるものができ、そのために体が捻れ、内臓の機能が低下します。内臓が強いと何の問題も出ません。
L風邪など引いて、肝機能が落ちると、筋肉が萎縮し、骨が萎縮しないために、関節部がよじれて縮みながら、全身が縮みます。
M硬結があると、体の萎縮がスムーズに行かず、一部の筋肉に強い力がかかるため、関節が引っ張られてゆがみ、ロックしてしまいます。このとき関節に可動性が全くない所が生じると、先ほどの経絡の連鎖が激しく起こり、病院に行っても、どうにもならないような病気になることがあります。
N原因を見つけて、取り除けば、治ります。重症の人は、経絡の連鎖が何重にもできているので、玉ねぎの皮をむくように、順番に治療してゆきます。


        

 

 

1回目の治療


[02/08/10]
とし君(書き込み名)は約束どおりの時間に現れたのですが、私のスケジュールから抜け落ちていて、大遅刻をしてしまいました。事務の女性がカルテの記入をお願いしている間に、なんとか治療室に行くことができましたが、大失敗でした。

患者さん:とし君、男性、23歳。

症  状:のどの違和感、動悸、息切れ、緊張感、胃が痛む、人と食事ができない、吐き気、のどが痒く咳が止まらない。

怪我等 :14年前に右手首捻挫。3年前ぎっくり腰。記憶にある病気無し。

診  察:脈は肝虚、心虚。右足首のくるぶしがロック。後頭部に幼児期に生じたと思われる変形があり、ロック。仙骨ロック。右手首に捻挫の痕跡があり、三焦経がロック。背骨が固まっていて、典型的な自律神経失調症だった。

治  療:右足首のロックをはずすと少し楽になる。両手と首の捻じれを治療。右手首を治療すると体が次第に緩み、楽になって行く。さらに右手を三焦経に沿って、肩まで治療し、頚椎と耳の周りにある三焦経上の硬結を取って行く。体はさらに楽になる。次に顔、後頭部、仙骨、背骨を治療すると、全身に気が流れるようになる。

治療結果:体がとても楽になる。

 

 

2回目の治療


[02/08/23]
とし君は予算の関係もあって、2週間に1回ぐらいの割合で治療をすることになった。これ以上あけると、前回の治療で表面に現れた硬結が隠れてしまうので、治療が非効率になる。。

結果報告:好転反応なし。治療してから3日間は症状が消えたが、のどの違和感、動悸、息切れ、緊張感、胃が痛む、人と食事ができない、吐き気、のどが痒く咳が止まらないなどの症状が、すべて4日目から現れた。しかし症状が軽くなって日常生活が楽になった。

診  察:脈は肝虚、心虚。前回右足首を治療したので、左足首に問題が生じている。後頭部は詰まりがある。尾骨から仙骨に大きな問題がある。右手首にはまだ捻挫の痕跡が残っている。背骨が動いているが、あちこちに問題が浮き上がってきていて、特に肝兪がカチカチになっている。肺経の中府の気が止まっている。

治  療:左足の踵が異常に硬く、低出力の赤外線レーザーをかけて、細胞を活性化させ、緩めようとするのだが、なかなか変化しない。ここだけ緩めるのに30分以上かかったが、体は時間と共に楽になって行った。さらに足心、湧泉を治療し足裏全体に気を流す。尾骨と仙骨を調整し、後頭部を治療し、肝兪に気を流すと背骨全体が動き出す。右手の三焦経に沿って現れた硬結を治療。肩の近くにある肺経のツボ中府に気を流し、腹部を治療すると、肺が動き出す。。右足の脾経と胃経に問題が現れたので、硬結を緩めて治療を終了する。

治療結果:前回よりも楽になる。

質  問:「後何回ぐらいかかりますか。」 途中で大きな問題が現れることがあるので、この手の質問に正確に答えることはできないが、肺炎や腎炎で固まった痕跡が無いので「後8回ぐらいです」と答えておく。

 

 

3回目の治療


[02/09/02]
結果報告:治療してから2〜3日間は症状が消えたが、「のどの違和感、動悸、息切れ、緊張感、人と食事ができない」などの症状が戻り、「吐き気、胃が痛む」という症状はほとんど出なくなった。症状がさらに軽くなって日常生活が楽になった。

診  察:今回は耳に問題が現れていた。前回右手の三焦経に沿って現れた硬結を治療したが、その先の三焦経が周りを流れる耳に大きな問題が現れていた。そのため後頭部から頭頂部にかけては、気が流れていたが、頭全体に芯があるような感じになっていた。右足に硬結が浮き出ていた。体全体は緩んできているが、気の流れは悪く、硬結が散在している状態だった。

治  療:耳の治療から始めたが、硬結が大きく、硬いので、なかなか緩まなかった。1時間ほどかけてようやく溶かすと、「今まで感じたことが無いような、楽な感じになった。何か変わったという感じだった。」仙骨を治療し、右足の膀胱経と脾経に現れた硬結を治療し、腹部を調整して治療を終えた。

治療結果:前回よりも楽になる。

 

 

4回目の治療


[02/09/07]
結果報告:治療してから2日目に症状がすべて戻ってしまった。

診  察:脈を診ると、腎経、肝経、心経と連動して虚していて、現在流行っている風邪の典型的な症状だった。左足の胃経が詰まっているのがこの風邪のもう一つの特徴で、なぜ胃経が詰まるのか理由が分からなかった。足を流れている胃経の中で特に硬くなっている足首のところを軽く触って緩めると、脈が突然正常になり、体も楽になった。胃経の流れを注意深くチェックすると、胃そのものには気が流れていて、問題があるのは、腰から下だけだった。風邪のウイルスで胃がやられて、胃経が詰まるというのなら、話は簡単なのだが、胃そのものには問題が無いのだ。残るのは、小腸経が極度に虚したため、経絡の連鎖で胃経が詰まってしまうというケースだ。小腸経は、手の小指の外側から出て、肘を通り、肩甲骨へと上がってゆく。不思議なことに、詰まっているのは、小指の部分だけで、特にひどいのは一番先にある「遠位指節関節=第一関節」で、小指の先が少し曲がりかけていた。「小指の小腸経が詰まると、腰から下の胃経が詰まるのかな」と考え、試しに小指を治療してみることにした。

治  療:小指を治療すると、胃経が緩み、体も楽になって行った。謎が解けた。心経が極度に虚すると、心経が小指の内側から出ているために、第一関節から硬くなり、外側から出る小腸経も同時に詰まってしまうのだ。指先だけ詰まると、胃経の腰から下だけに、問題が生じるということのようだ。左手の小指を1時間ほどかけて緩めると、腰から下の胃経上にある硬くなっていた筋肉がすっかり緩んだ。すると左足の外側に、足首から腰まで続く帯状の硬結が現れた。この硬結を溶かして治療を終えた。今回症状が戻ったのは、前回の治療の結果、小指と胆経に硬結が現れたところに、風邪の影響で体がねじれてしまったためだった。

治療結果:今までで一番楽になった。

第一関節?:。何故第一関節から硬くなるのだろうか。指が縮むとき、骨そのものはほとんど短くならないので、関節部分がねじれながら縮むのだが、指の先端には、関節が無いので、縮むことができず、そのしわ寄せが第一関節に行くためだ。

 

 

5回目の治療


[02/09/13]
結果報告:胃痛が治った。のどの違和感、動悸、息切れ、緊張感、人と食事ができない、吐き気などの症状はまだあるが、軽くなった。体力がついてきた。

診  察:脈を診ると、腎経、肝経、心経と連動して虚していて、現在流行っている風邪の典型的な症状だった。膵臓を治療すると風邪の脈が消えて、胆経と肺経に問題が現れた。触診すると右足の胃経に最大の問題があり、そのため右手の大腸経が経絡の連鎖で虚していて、大腸経と表裏をなす肺経に問題が出ていることが分かった。右足の甲が胃経を中心に硬結化していた。

治  療:足の甲を治療すると、思った通り、喉が楽になり始めた。しばらくすると、すねに帯状の硬結が現れ、治療するにつれて、喉の違和感は薄れていったが、喉の奥にある最後の一点が取れなかった。喉にある任脈の廉泉(れんせん)というツボを治療するとのどの違和感が消えた。脈を診ると胆経に問題が生じていた。触診すると腸骨(腰骨)前面右側がカチカチに固まっていた。これを溶かして治療を終えた。

治療結果:始めて喉の違和感が完全に消えた。

 

6回目の治療



[02/09/20]
結果報告:胃痛が戻ってしまった。のどの違和感、動悸、息切れ、緊張感、人と食事ができない、吐き気などの症状はまだあるが、軽くなった。体力がついてきた。

診  察:脈を診ると、腎経、肝経、心経と連動して虚していて、現在流行っている風邪の典型的な症状だった。両足の指が捻じれて硬くなっていた。特に親指がひどかった。仙骨はまだ硬結化していて、右足の膝裏は全体が硬結化していた。

治  療:足親指を治療すると、体が緩んできた。仙骨を治療し、右足の膝裏、ふくらはぎを治療すると、左足の前面外側の胃経が流れるところに帯状に硬結が現れた。特に膝と足首の間だがひどかった。ここを治療すると、胃がどんどん楽になって行った。右手の上腕の肺経の流れに硬結が現れたので、治療すると、喉が楽になったが、不快感は残った。

治療結果:胃は楽になったが、他の不快感は残った。症状は毎回軽くなっている。

 

 


7回目の治療


[02/09/27]
結果報告:胃が楽になった。のどの違和感、動悸、息切れ、緊張感、人と食事ができない、吐き気などの症状はまだある。体力がついてきた。

診  察:とし君の症状は「のどの違和感」から始まり、「これが治らないと他の症状は取れない」という本人の感覚があったので、今回は喉に影響を与える肺経を中心に診察をした。右肩が捻じれているため、肩の前の部分を流れる肺経が詰まっていた。また肘のところ捻じれて硬くなっていた。腕全体が捻じれているので、原因は足の脾経にあると思われた。足を触診すると、脾経の流れる膝の前、内側が大きな硬結になっていた。

治  療:膝の脾経上の硬結を触診すると、外側下の胃経のツボ三里のあたりに問題があるというのが分かった。そこで三里を治療すると、不思議なことに脾経上の硬結が緩み、とし君は胃と喉が同時に楽になりだした。膝の皿の下の左右に膝眼とツボがあり、そこを治療するとさらに症状は改善したが、喉にかゆみが残った。腸骨(腰骨)の右端が硬結化していたので、治療すると、喉の右側の不快感はなくなったが、左側に一種のかゆみが残っていた。喉の周辺や左足の三里、膝眼、脾経などを治療したが、どうしてもかすかな不快感が残った。

治療結果:胃の不快感が消えた。体力が上がった。喉の不快感がかすかに残っている。

 

 

8回目の治療



[02/10/05]
結果報告:胃が楽になった。のどの違和感、動悸、息切れ、緊張感、人と食事ができない、吐き気などの症状はまだある。体力がついてきた。

診  察:今回は診察する前から肘に問題が出ている予感があった。実際診察してみると、右肘に最大の問題があった。
治  療:右肘を治療すると体が緩み、楽になっていった。右肘を1時間近く治療し、体全体の変化を促すために5分ほど足踏みをしてもらった。喉の違和感はまだ残っていたが、体は着実に楽になっている。再び診察を開始すると、14年前に痛めた手首を始めとして、腕全体に、硬結が現れた。その硬結を30分ほど治療して、今回の治療を終えた。

治療結果:喉の不快感がかすかに残っている。体は今までに感じたことがないほど楽になった

 

 

 

 

治療レポート:クローン病


[クローン病]

1、最初の書き込み

2,1回目の治療

3,2回目の治療

4,3回目の治療

5,4回目の治療

6,5回目の治療

7,6回目の治療

8,7回目の治療

9,8回目の治療

 

最初の書き込み


こちらは当ホームページ、i-modeの質問&相談板に書き込まれたものです。
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<質問>
クローン病の自己治療 投稿者:Zu  投稿日: 9月 8日(日)17時38分16秒

26歳、男、20歳の時にクローン病が発病しました。幼児期に交通事故にあったり、階段から落ちて、頭を打ったりしています。また、18歳の時に自然気胸の手術をしました。腸の手術はしていませんが、狭窄がひどいそうです。今年の6月にも入院し、退院したばかりなのですが、1週間ほど前から、痔の症状が悪化し、出血があります。また入院しなければいけないのかと、不安です。先生の治療を受けたいのですが、現在働けないため、お金がありません。食事以外で何か自分でできる治療法があったら、教えてください。勝手な申し出ですが、よろしくお願いします。

<回答>
クローン病でお悩みのZu君へ 投稿者:渡辺  投稿日: 9月 9日(月)02時19分36秒

@クローン病の自己治療は難しいと思います。
Aクローン病を治療するための理論と技術が一番そろっているのは、鍼灸だと思います。
Bしかし鍼灸でクローン病を治すのは、クローン病がなぜ起こっているか診断解析する技術がないため難しいと思います。最も難しいといわれる、脈診を習得してもまだ壁があります。
Cですから治療技術の無い素人の方が、治療するのは不可能だと思います。
D悪化するのを避けるために努力するという意味では方法があります。
E肺経が弱いようなので、乾布摩擦がいいです。皮膚の可動性が上がると、肺の機能が上がります。
Fヨガや太極拳などのゆっくりした筋肉に負担をかけない運動や散歩も効果的です。関節や筋肉の可動性が上がると内臓の機能が上がります。「平成のカラオケ健康法」に出てくる「壁に向かってする腕立て伏せ」は小腸と大腸に機能を上げるのに効果的です。「第2章 カラオケを始める前の健康法」を参照してください。激しい運動や強い運動は、筋肉を傷めるので、逆効果になることが多いです。水泳は逆効果になる可能性が高いです。
G自己治療法として、「指診経絡診断法」を紹介することを検討中です。これは、(1)気を感じられるようにするための訓練(2)経絡の診断技術(3)手技治療の基本を習得するためのもので、「平成のカラオケ健康法」で脈診について書いた後、原稿を書こうと思っています。

 


1回目の治療


[02/09/23]
Zu君(書き込み名)をJR八王子駅に迎えに行った事務の女性が、「今回は一目で誰だかわかりました」と言うほど、Zu君は衰弱した状態だった。「お金をためてから治療を受けようと思っていたが、CRPが上昇し、お医者さんから入院するよう言われた。家の周りを歩くだけでも大変なのだけど、入院してしまうと3ヶ月は出られないので、思い切って治療を受けることにした」とのことだった。

患者さん:Zu君、男性、26歳。

病  歴:幼児期 アレルギー性鼻炎、アトピー、蓄膿
18歳 自然気胸で肺の手術
20歳 クローン病発病
22歳 クローン病悪化、入院。カテーテル感染で40度の熱。
24歳 クローン病悪化、入院。カテーテル感染で40度の熱。
26歳 クローン病悪化、入院。

東洋医学 :カイロ、整体、マッサージを受けたが、効果なし。

怪我等 :●幼児期に、交通事故で全身打撲、左肩脱臼。階段から落ち、頭と全身を打つ。
●小中学生期は、野球とサッカーをやっていたので、手足の突き指、捻挫、打撲はしょっちゅうあった。
●高校生期に、右かかとを強打。自転車で転倒して強打。

現在の症状:下痢(6〜7回/日)、腹痛、痔、貧血、易疲労(えきひろう)、頻尿、夜眠れない、イライラする、右首肩のこり、右股関節がずれる、蓄膿、寝汗、炎症反応が強い。

診  察:クローン病の特徴を示す、尾骨、仙骨の硬結化とロック、後頭部のロック、膀胱経上の硬結があった。自然気胸からも推測できるように、肺虚になっていて、肺の左右への半回転運動が止まっていた。

治  療:首と後頭部を調整し、ロックしている尾骨を調整すると肺と腸が少し動き出す。「どうですか」と尋ねると「分かりません。」肺はまた止まってしまったが、右足のかかとを治療すると、再び動き出す。腹部と胸部の硬結を溶かすと、肺が強く動き出す。「どうですか」と尋ねると「分かりません。」肺の機能を上げるために、さらに喉にある廉泉(れんせん)という任脈のツボと中府という肺経のツボを治療する。左足の裏側を流れる膀胱経に沿って、帯状の硬結があったので、治療する。

治療結果:「どうですか」と尋ねると「分かりません。」「来たときはとても疲れていたようですが、疲れはどうですか。」「疲れが取れています。」

 


2回目の治療



[02/10/01]
結果報告:2週間後に治療をする予定だったが、2日後に首と肩が痛くなり、急きょ10月1日に治療をすることになった。体力はすこしあがっているということだった。

診  察:1回目の治療をすると隠れていた問題が噴出してくる。Zu君も全身に問題が出ていた。痛みのある首から肩甲骨、仙骨、腹部、胸部、大腸経が流れる肘、足。

治  療:その中で最も硬い硬結があるのは仙骨だった。特に小腸兪のところが固かったので、「治療点はここしかない」と思われた。小腸兪は緩めるのに1時間近くかかった。こういう硬結を緩めると全身に変化が起こるので、5分ほど足踏みしてもらい、全身に変化が及ぶのを待った。腹部や胸部を調整すると肝臓や胃、肺に気が流れてきた。肘を治療し、痛みのあった首から肩甲骨を治療し、腰椎の4,5番のあたりにある大腸兪を緩めると、お腹が緩んできた。かかとを最後に治療した。


治療結果:お腹が緩み、体が楽になった。

 


3回目の治療


[02/10/09]
結果報告:体力は治療するごとに少しずつついている。自分でしなければならない日常のことができるようになった。クローン病の症状には変化がない。ものが明るく見えるようになった。

診  察:体全体に、弱いながらも気が流れ、肝臓、胃が動いていた。「ものが明るく見えるようになった」のは、肝臓が動いていたためだ。肺は右側は動いていたが、左側の上部に問題があった。頭はやや硬くなっていて、耳の周りに硬結があった。後頭部も硬くなっていた。尾骨は動いていたが、仙骨は細いカチカチの硬結となっていた。背骨の周りにも硬結が散在した。

治  療:頭に問題が現れてきたので、耳の周りの硬結を治療し、頭蓋骨を緩める。次に胸部と手の肺経、足の脾経を治療し、肺の機能を上げる。後頭部を緩める。尾骨は動いていたが、仙骨が細くカチカチの硬結となって現れてきたので、時間をかけて緩め、背骨に現れた硬結を溶かす。
腹部は最初左側に問題があったが、治療を進めると、右側の磯鶏部に問題が現れる。特に右端の胆経の流れるところがカチカチになり、腸に悪影響を与えている。腹部の硬結を溶かすとお腹が緩んでくる。

治療結果:体が楽になった。

 

 

4回目の治療


[02/10/16]
結果報告:治療して3日間は、お腹の不快感がなく、疲れもなかったが、4日目から元に戻ったような感じになった。しかし、頭が痛い、眠れない、手足が動きにくい、腰が痛い、小便が近いという症状は出なくなった。残っているのは、腹が張る、腹が痛い、下痢をする、血便がある、食欲がないなどの症状。治療直後は、食欲が出る。痔はよくなっている。

診  察:体全体に、弱いながらも気が流れ、肝臓、胃が動いていた。右側の仙骨と臀部の気の流れが弱かった。仙骨は2回目の治療のときのように、硬結化した大きなかたまりとなっていて、右側の小腸兪のところが特に固かった。仙骨を含めて、右側の臀部全体に気が流れていなかった。
潰瘍性大腸炎のたまちゃんは右足を幼児期に自転車のスポークに巻き込まれ、怪我をしていて、別のクローン病の方で幼児期に同じようにスポークに巻き込まれ、主に大腸に問題が生じる方がいる。二人とも足首を治療し可動性を上げると、同じ側の仙骨と臀部の可動性がよくなり、お腹が温かくなって、腸が動き出している。自律神経失調症2のKJ君も、両足首とも硬くなっていて、仙骨と臀部の気が左右とも流れていない状態だったが、足首を緩めると、仙骨と臀部が動き出し、お腹が暖かくなって、腸が動き出している。

Zu君も右足の踵を高校生のときに強打し、足首の可動性に問題が生じていて、大腸型のクローン病なので、足首の治療が決め手になるかもしれないと思われた。

治  療:まず最も可動性がない仙骨の小腸兪を治療する。毎回治療して緩めているが、1週間経つと下から硬結が浮き上がってくる。今回もしつこくて、動き出すまで、30分以上かかっている。小腸兪が動き出したとたん、腸がぐるぐる動き出す。次に右足の足首を緩める。これも30分以上かかる。緩むとお腹が温かくなり、腸の動きもさらによくなって、体も楽になる。膀胱経が極度に虚しているため、右足の外側横を流れている胆経が詰まり、体全体が、右側に引っ張られた状態になっている。足首にある胆経のツボを緩めると、体がまっすぐになり、本人も楽になったと言う。次に尾骨、大腸兪を緩める。体の変化が大きいので、ここで足踏みをしてもらい、不快感のある場所をチェックしてもらう。首と右肘に不快感が出たので、治療する。

治療結果:今までの治療の中で、一番体が楽になった。

 

 

 

 

5回目の治療



[02/10/25]
結果報告:治療した日はよかったが、二日目から頭痛、腹痛、下痢、腹が張ってガスがたまる、足に不快感がでる、痔が悪化するなどの症状が出た。不思議なことに体力は低下していない。

診  察:脈を診ると心虚になっていて、胸椎の5番の右横にある心兪に硬結が現れていた。頚椎は全体が折れ曲がり、硬結化していた。幼児期に交通事故で全身打撲したときと、階段から落ちて頭を打ったときに起こした問題が浮き上がってきたものと思われる。仙骨は針金のように細く硬くなっていた。背骨も硬くなって歪んでいた。「二日目からでた頭痛、腹痛、下痢」などの症状は、先週初めに始まった、新しいタイプの風邪の症状で、首と仙骨に硬結が浮き上がってきたので、症状が強く出てしまったようだ。足には大きな問題はなかった。

治  療:心兪の硬結はなかなか緩まず、溶かすのに30分ほどかかった。
心兪が緩むと、全身が楽になった。頚椎が歪んでしまっているので、硬結を溶かして、真っ直ぐにしようとしたが、幼児期にできたものらしく、異常に硬くて、溶かしきることができなかった。頚椎に逆対応している腰椎を治療すると、体がさらに緩んできた。針金のような硬結となっている仙骨を緩めると、背骨が緩み、全身が緩んだ。すると左側の心兪に問題が現れたので治療した。右足裏の膀胱経、腹部、胸部の順に治療した。

治療結果:お腹は動き出したが、首に不快感が残っている。

 

 

 

6回目の治療



[02/11/01]
結果報告:CR