気功整体根治療術の手引き

written by 渡辺東洋医学研究所

なぜ気は止まるのか?


生まれたての赤ちゃんは、気の流れは完全のはずですが、実際には、お産のときに頭蓋骨がゆがみアトピー、や喘息に悩む赤ちゃんもいます。
次に問題が起きるのが、赤ちゃんが歩き始めたときで、慢性系の病気を持っている家系の中には、足首が先天的に弱く、歩き始めたとたん問題が生じてしまう人達がいます。
この二つのケースに見られるように、気が止まるとき共通して起こるのは、関節部分の歪みとその歪みを固着させる硬結(=筋肉が硬くなったもの)が生じることです。

最初のケースでは、出産時に頭蓋骨に無理な力がかかり、頭蓋骨(医学的には関節の一種)に歪みが生じました。
頭蓋骨の歪みは、体を動かすごとにわずかに生じますが、すぐに元に戻ります。
ところが、歪みがある限度を超えると、頭蓋骨の接合部が極端に硬くなり、元に戻らなくなります。
すると、この歪みは頭蓋骨にとどまらず、全身に及びます。
同時に内臓が歪み、機能低下が引き起こされるので、慢性系の病気が引き起こされることがあります。
また、硬結の存在する経絡の気が止まり、直接内臓の機能を低下させる場合が少なくありません。

第二のケースでは、お祖父さんからお母さんへ、お母さんから息子へというように、遺伝で、弱い足首を受け継いでしまった結果、歩き始めたとたん、足首に体重がかかり、関節が歪み硬結が生じてしまうものです。
体力がない幼児期と硬結が硬くなりだす五十歳前後あたりから問題が生じることが多いです。

一般に、慢性痛や慢性病は、捻挫、突き指、骨折、ムチウチなどが原因で、関節が歪み、硬結 (=筋肉が硬くなったもの)が生じ、可動性が悪化して、気の流れが止まってしまったために、内臓が機能低下して起こることが多いです。

硬結は関節の周辺に生じやすいのですが、骨折した場合には、骨折箇所やその周辺に生じます。
またすねを強打して、腫れ上がった場合などは、そこに硬結が生じます。
「3歳の時、椅子からピョンしたら、あんよがすごく痛くなって、半年もしないうちにアトピーになった」という例もあります。