経絡と経絡図



人体は、正常な状態においては全身に気が流れ、皮膚や筋肉、関節、骨、内臓など全ての組織がモワモワ動いています。このモワモワ動いている状態を、東洋医学では、「気が流れている」、動いていない状態を「気が流れていない」と言います。

怪我や病気で硬結(筋肉や骨、関節などの組織が硬くなったもの)が生じると、硬結の生じた部分の可動性が低下しますが、連動して可動性が低下する皮膚や筋肉、内臓、骨などの連続した帯状の流れがあります。この帯状の流れを経絡と呼びます。例えば、手の親指から肺経と呼ばれる経絡出ているので、親指を突き指すると、指に硬結ができ、少商から雲門、中府の間の皮膚や筋肉の可動性が悪化すると共に、肺の可動性が低下し、肺の機能が低下して、喉や鼻、皮膚が弱くなります。

気が分かる人は、触診で、気が止まっている部分や気の流れが悪化している部分が帯状の連続性を持っていることを確認出来ます。

この流れを単純化したのが経絡図です。肝経心経脾経肺経腎経胆経小腸経胃経大腸経膀胱経心包経三焦経督脈任脈の14経絡が載っているものが多いです。経絡図は、人体の個人差が大きいため、おおざっぱな経絡の流れとツボの位置を示すもので、地図のように正確なものではありません。


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