鼻風邪と婦人病
《肝機能低下と婦人病》
肝機能が低下すると、筋肉や内臓が萎縮し、全身の関節が捻れて縮みます。関節が捻れて縮むのは、骨が縮まないので、関節部分で長さの調整が行われるためです。
筋肉が萎縮すると、個々の細胞の可動性の低下によて引き起こされる細胞の機能低下を補うため、アレルギー抗体値(IgE抗体値)が上がり、アレルギー性の疾患にかかりやすくなります。そのため、陰部などの接触性皮膚炎が起こることがあります。
下腹部の萎縮で、恥骨がロックすると、生理痛が起こります。
膣は正常な状態では、かすかにモワモワ動いていますが、この運動が弱くなったり、低下したりすると、膣の機能低下や免疫力低下が起こり、性交痛や生理不順、雑菌による膣炎、抗真菌剤で治らない慢性的なカンジダ膣炎、異臭、ポリープなどが生じることがあります。
長期にわたって、子宮や卵巣の萎縮による可動性の低下が続くと、生理が不順になるだけでなく、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣嚢腫、不妊症などの婦人病にかかりやすくなります。
《肝機能低下と血液検査》
このような問題は、血液検査でGOT、GPT、γ-GTPに異常がない場合にも起こります。
医学的に問題がない場合の肝機能低下は、東洋医学の脈診という診断法で確認できます。脈診は、鍼灸学校で教えていますが、マスターしている人は少ないです。
脈診ができる人が見つからない場合は、以下のような症状から自分で肝機能低下を推定することができます。
(1)眼球が萎縮して硬くなるので、目が疲れやすくなったり、眼病にかかりやすくなったりする。
(2)アレルギー抗体値(IgE抗体値)が上がりるので、花粉症や金属アレルギーなどになりやすくなる。
《肝機能低下はなぜ起こるか》
(1)捻挫や骨折、打撲、火傷などで肝経(図1、図2、図3)上に硬結(筋肉や関節などの硬くなったもの)ができると、肝経に支配される筋肉や肝臓の可動性が低下し、肝機能の低下が起こります。
(2)高熱を出すと、肝臓が熱に弱いので、肝機能が低下します。そのとき、筋繊維が癒着し合うことが多く、熱が引いても、体が萎縮し、肝機能が低下したままになる場合があります。
(3)腎機能が低下すると、経絡の連鎖で、肝機能が低下します。そのため、捻挫や骨折、打撲、火傷などで腎経(図1、図2)に問題が生じると、腎機能が低下し、連鎖して、肝機能が低下することがあります。
(4)顔面を打って、鼻などの可動性が低下すると、連動している胸部の可動性が低下し、腎経に問題が生じ、連鎖して、肝機能の低下が起こります。肺の機能が低下するため、経絡の連鎖でも、腎機能の低下が起こります。
《肝機能低下と発症》
前記のような原因で、肝機能が低下したとしても、直ちに発症するとは限りません。人間の臓器は、ある程度余裕があるため、一度や二度の捻挫では、問題が生じないことの方が多いのです。
問題が生じるケースの多くは、
(1)捻挫や骨折、打撲などを繰り返す、
(2)手術などで、自然には生じないような、可動性が失われた組織が生じる、
(3)交通事故などで、大きなダメージを受ける、
(4)頭部や頸椎にダメージを受ける、
(5)幼児期や成長期に高熱を出し、肝機能や腎機能が大きく下がり、体が歪んだまま成長した状態で、再度怪我をする、
(6)風邪で肝機能や腎機能が低下するごとに、体の萎縮や捻れがひどくなり、あるとき突然発症する、
(7)前記の原因で肝機能が低下したにも関わらず、発症しないでいたが、年齢が上がるにつれて、内臓の機能が低下して行くので、あるとき突然発症する、
などのパターンがあります。
《体質》
全く同じような怪我をした同年齢で、病歴等が同じ人でも、体質により、発症する場合と、発症しない場合があります。
理解しやすくするために、単純化した三種類の体質を考えます。
(1)歩き始めるとすぐ、足首などに可動性の悪い部分が生じるため、気の流れが悪いタイプの人で、内臓が極めて強いという遺伝的要素を同時に持っています。このタイプの人は、多少怪我をしても、健康に影響が現れません。しかし一度問題が生じると、症状が軽くても、壊れ方がひどいので、治療に時間がかかります。
(2)内臓は弱いが、気の流れがよいため、十分な内臓機能があるという遺伝体質を持っている人で、怪我などして、気の流れが悪くなると、急激に内臓の機能が低下し、症状が現れます。しかし、症状が強くても、短期間で治ります。
(3)このタイプに似た人で、体が壊れたときの自動修復能力が高く、症状が出ても、しばらくすると気の流れが正常化し、回復する遺伝体質を持っている人がいます。このタイプの人は、治療するごとに、少しずつ改善して行くと感じる場合が多いです。
《治療法》
体が縮んだとき、ロックした関節を開放し、体中に散在する硬結を溶かして行くと、体のゆがみが少しずつ取れ、内臓の機能も上がって行きます。
参考;「気功整体根治療術の手引き」「平成のカラオケ健康法 第10章 脈診 第11章 操気系治療術 第12章 操気色彩療術 陰陽五行説の誤り 」「治療について」
自律神経失調症TOP>なぜ自律神経失調症は起こるのか?>鼻風邪と婦人病
1.自律神経 失調症には原因がある 2.吸引 分娩と帝王切開 3. 気と自律神経失調症 4.脈診と気 5. 経絡と経絡図 6.経絡の存在理由 7.経絡と内臓の機能低下 8.肺経と自律心経失調症 9.気と腎機 能、肝機能 10. 腎機能と自律神経失調症 11. 肝機能と自律神経失調症 12.膀胱経と自律神経失調症 13.心機能と自律神経失調症 14.三焦経と自律心経失調症 15.鼻風邪と自律神経失調症 16.鼻風 邪と婦人病 17.治療の難易18.治療法について