腎機能と自律神経失調症


《症状》
医学的に正常な範囲での腎臓の機能低下で、自律神経失調症が起こることがあります。蛋白尿が出るようになると、腎臓の機能低下が大きくなっているので、様々な症状が出る可能性があります。

腎臓は、体内の水分の量をコントロールしているので、機能低下が起こると、低血圧や高血圧になることがあります。腎臓の機能を上げると、どちらのケースも正常の値に近づいて行きます。

腎機能の低下に伴い、骨や関節が萎縮して硬くなり、骨の可動性が低下します。頭蓋骨の萎縮にともなって、開口部がある目の周辺と、頭蓋骨で囲まれている耳の周辺が歪んで硬くなり、他の部分より可動性の低下が大きくなるため、目には、くまができたり、耳には、内耳の機能低下が起こり、耳鼻科で原因が分からない耳鳴り、めまい、聴力の低下などが起こることがあります。

骨の萎縮にともない、経絡の連鎖で、肝経の支配する筋肉が骨に近いところから硬くなり、筋肉の可動性が低下するため、静脈の流れが悪くなり、可動性が比較的良い表面に浮き上がるとともに、太くなるため、静脈瘤のような症状がでることがあります。

腎機能は、20才頃から低下し始め、35歳を過ぎると、急激に腎臓の機能低下が起こり、40肩や50肩、更年期障害などの問題が生じる原因になります。。

《原因》
腎機能の低下は、捻挫や骨折、打撲、火傷などで、腎経に問題が生じると、腎臓の可動性が低下して起こります。また、肺炎や溶連菌感染症、リウマチ熱、腎炎、肺炎、喘息、アトピー性皮膚炎などでも腎機能の低下が起こります。

幼児期に、病気によって腎機能の低下が起こると、「腎経→肝経→心経→脾経→肺経→腎経」という経絡の法則に基づく機能低下のループが形成され、短期間に体が大きく捻れて縮み、虚弱な体質になることが多いです。

肺炎、喘息、アトピー性皮膚炎などで腎機能が低下するのは、肺の機能が低下すると、経絡の連鎖で腎臓の機能が低下するためです。

成長に伴って、健康な体になっても、体や内臓の歪みは、そのままなので、捻挫や骨折などをしたり、風邪や加齢などで、体力が低下すると、腎機能が低下し、自律神経失調症や病院では治らない原因不明の病気になることがあります。

女性は、生理が近づくと、エストロゲンの分泌量が低下し、腎臓の機能が低下するため、何らかの原因で腎機能が低下していると、腎機能の低下がさらに大きくなり、経絡の連鎖で、肝機能低下が起こり、恥骨や子宮、卵巣などの可動性が低下して、生理痛や生理前症候群と言われるような症状が起こることがあります。生理前症候群は、肝機能低下による胸部の萎縮で、心機能が低下し、交感神経が亢進して、神経が過敏になることで起こると考えられます。

《治療》
西洋医学は、低下した内臓の機能を上げるための、理論や技術がありません。
鍼灸には、病院の血液検査で分からない内臓の機能低下を診断できる脈診という診断技術があり、灸頭鍼という特殊な治療技術を使って、腎臓の機能を上げることができます。しかしながら、我が国の透析患者数が20万人を超えていることから分かるように、実際に腎臓の機能を上げることができる人は、極めて少ないです。脈診という診断技術が難しく、マスターした人が少ないことや、灸頭鍼ができる人が少なく、灸頭鍼ができても、腎臓の治療法を知らない鍼灸師が圧倒的に多いことが、透析患者を増やす原因になっています。

参考;「西洋医学的治療法と東洋医学的治療法の長短


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