膀胱経と自律神経失調症
膀胱経(図1、図2、図3)は、足の小指から頭のてっぺんまで全身を貫いて走る経脈ですが、その最大の特徴は、「人の背部、腰、背中、を支配し、脊柱を守っている」点にあります。
背中を流れている経脈は、脊柱上を流れる督脈と督脈を守るように左右二本づつ流れる四本の膀胱経だけです。
この四本の膀胱経に気が流れていれば、腰は軽く、背はまっすぐ伸びています。
脈診をして、膀胱経が虚している人は、仙腸関節がカテゴリーUという壊れ方をしていることが多く、脊柱が歪んで、自律神経失調症になっています。
膀胱経上には、腎兪(じんゆ)、肝兪(かんゆ)、脾兪(ひゆ)等の内臓に直結するゆけつ兪穴があり、内臓に問題があると、その内臓に対応する兪穴の部分に硬結が生じます。
反対に、膀胱経が虚すると、脊柱が歪むので、兪穴に問題が生じ、内臓の機能が低下します。
膀胱経は腎経と同じ足の小指から出ていて、腎経が変化すると膀胱経が連動して変化するようになっています。
腎によって体が縮んだり伸びたりするときに、脊柱に問題が生じないように、脊柱の伸縮運動を助けているのが膀胱経なのです。
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