はじめに


[不用意]
相談&質問版に「口臭」について解答を書くまで、「クローン病は自律神経失調症の一種に過ぎない」などのように、「自律神経失調症」という言葉を「東洋医学で簡単に治る不定愁訴」というニュアンスで、不用意に使っていることに気がつきませんでした。自律神経失調症は、西洋医学的には原因不明の病気であっても、東洋医学的には経絡に流れる気を診ることで原因を突き止めることができ、機能低下した内蔵の治療することで症状を改善できる、ありふれた病気だったからです。

[自律神経失調症とは]
「疲れやすい、だるい、手足が冷える、胃に不快感がある、めまいがする、手足が冷える、動悸がする」などの症状があり、検査しても原因が分からないと、自律神経失調症と言われることが多いです。原因が分からないため、心療内科や精神科で抗不安剤や精神安定剤などによる対症療法をされることが多いようです。

自律神経失調症と 言われる人を東洋医学の脈診で診断してみると、腎虚や肝虚、心虚などと呼ばれる内臓の機能低下が見られます。腎虚は腎機能の低下を、肝虚は肝機能の低下を、心虚は心機能低下を意味しますが、現代医学で言われるような絶対的な機能低下ではなく、五臓六腑と言われる他の内臓の機能に対する相対的な機能低下を意味します。

内蔵の機能が正常な状態を10とすると、全ての内臓が7まで低下している場合、体力の低下が感じられても、症状は現れません。ところが、この人を東洋医学的な方法で治療し、心臓が7のままで、他の臓器が8になると動悸や胸痛がすることがあります。このような相対的な内臓の機能低下は、病院の検査では分からないため、不定愁訴などと呼ばれ、治療法がないため心療内科や精神科に回されてしまいます。

このサイトでは、病院の検査では内臓の機能が正常だが、脈診などの東洋医学的な診断法では、内臓の機能低下が症状の原因となるものを、自律神経失調症と呼びます。不定愁訴、花粉症、気管支瑞息、接触性のアレルギー皮膚炎、アトピー、原因不明の湿疹、高血圧、低血圧、糖尿病、眼精疲労、白内障、心臓神経症、狭心症、不整脈、鬱病、過換気症候群、パニック障害、多汗症、対人恐怖症、強迫神経症、赤面症、原因不明の手足の痺れ、拒食症、過食症などが東洋医学的観点から見た自律神経失調症になります。

[アドバイス]
現在、自律神経失調症の治療を受けていて、効果が感じられない人は、原点に返って、自律神経失調症とは何か、薬で低下した内臓の機能が上がるのか、ということをもう一度考えてみることをお勧めします。



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