24.不整脈などの心臓疾患はなぜ治療期間が短いのか?
75才で心筋梗塞になり、冠動脈が二本90%狭窄したために、手術ができなかった男性の症例です。
お医者さんの言うとおり、きちっと薬を飲み、重いものを持たず、軽い散歩だけで、毎日過ごしたら、最初の二年はよくなったのですが、三年目に入ってから、庭を散歩するのも、二階に上がるのも、大変になりました。
二回目の治療あたりから、心臓が楽になりはじめ、庭を散歩しても、二階に上がっても、息が切れないようになり、二ヶ月後に心電図を取ると、ひどかった不整脈はほとんど消えていました。
ただし、心筋梗塞は、単なる不整脈や狭心症と違って、心筋の一部が壊死しているために、完全に元どおりなることはありません。
心臓に問題がある人は、内臓が強く、健康体で、病気をしたことがないというのが特徴です。
捻挫等で心経が虚する(弱る)と、脾経が虚します。
足の親指から出ている脾経が虚すると、足全体が、硬くなり、足から出ている、肝経、腎経、胃経、膀胱経、胆経など重要な経絡が虚して、内臓が弱り、気力がなくなって体を動かすのが面倒になります。
これは心臓を守るための安全弁なのですが、内臓が極端に強い人は、脾経が虚して、足を絞めても、内臓になんの問題も起こらないため、さらに心臓に負担をかけて、心臓に問題を起こしてしまいます。
このタイプの人の治療は、他の臓器や経絡のバランスを考えず、ひたすら心臓の治療をすればよいので簡単なのです。
* 黄帝内経素問に「心ハ病マズ」と書かれているように、不整脈や狭心症は、心経に問題は現れますが、心臓の病でありません。そのため心経や心包経を治療するだけでは治らないことを念のため書き添えて起きます。