<質問>
(無題) 投稿者:みき  投稿日: 8月 9日(金)20時48分54秒

西洋医学と東洋医学の差というか区別がつかないのですが。

<回答>
西洋医学と東洋医学;みきさんへ9 投稿者:渡辺  投稿日: 8月10日(土)16時34分55秒

[簡単に言うと]
@病院で行われている治療は西洋医学に基づいています。西洋医学は16世紀のルネッサンスの時代に、ヨーロッパで、解剖学を基礎に成立した、科学的医学です。
A鍼灸の治療院や漢方薬局で使われているのが東洋医学です。東洋医学は、古代中国で発生し、2000年以上も前に、「黄帝内経」「傷寒雑論」「神農本草経」などの医学書が書かれています。
B現在、純粋に東洋医学と呼ぶことができるものは、鍼灸と漢方だと思います。私の創始した気功整体根治療術は、鍼灸の脈診の理論を基礎にしていますが、西洋医学の知識も使っているので、東洋医学的治療法と呼ぶのがいいんじゃあないかと思っています。
[日本では]
C日本では、3,4世紀ごろ朝鮮半島を経由して、医術が伝来し、7世紀頃になると、直接中国から医学が入ってくるようになります。
D李朱学派や道三流など日本独自の医学的な発展が見られるのは、16世紀以降です。
E16世紀後半になるとオランダ医学が入ってくるようになり、18世紀には、杉田玄白らによって「解体新書」がかかれ、19世紀には蘭方と漢方が対立するようになります。(※現在漢方と言うと漢方薬による治療を指しますが、ここでは日本古来の医術と言う意味です。)
F明治維新が起こると、政府は江戸時代の鎖国政策の反動から、極端な西洋文明の導入政策を計り、明治7年に「鍼治灸治ヲ業トスル者ハ内外医ノ差図ヲ受クルニアラザレバ施術スベカラズ」という法律を作ったために、漢方医は治療をすることができなくなってしまいました。
G明治44年に鍼灸術取締規則が発令され、再び漢方の治療ができるようになりましたが、漢方は既に世間の片隅に追いやられてしまっていたのです。
H再び漢方医学が積極的に研究されるようになったのは、昭和になってからです。
[東洋医学の見直し]
I西洋医学が発展し、予防接種が行われ、抗生物質が現れるようになると、細菌による病気が激減し、成人病や自律神経失調症など、西洋医学では治らないタイプの病気で悩む人増加するようになりました。
J成人病や自律神経失調症は、西洋医学的には原因が不明の病気で、体質や生活習慣、加齢による体力の低下などと深くかかわり、内臓の機能が低下したときに現れる病気です。
K西洋医学では、投薬と手術が基本的な治療方法です。「副作用のない薬はない」と言われるように、投薬も手術も病人の体を傷つけながら、病気の原因を取り除こうとするので、内臓機能の低下によって起こる成人病や自律神経失調症、心身症などには、一時的に症状を和らげる対症療法はできても、根本的な治療をすることができません。
L東洋医学は、壊れた体のバランスを取り戻し、内臓の機能を上げることによって、病気を治そうとします。このため、成人病や自律神経失調症、心身症には東洋医学が効果的なのです。このような理由で東洋医学が再び脚光を浴び、病院でも漢方薬が使われたり、鍼灸の治療が行われるようになってきています。
[その他の内臓機能を高める治療法]
M鍼灸や漢方以外にも、あんま、マッサージ、整体、相対法、カイロプラクティク、オステオパシー、AKAなど低下した内臓の機能を高める治療法はいろいろあります。
Nカイロプラクティク、オステオパシーはアメリカ生まれで、東洋医学の範疇には入らないものですが、内臓の機能を高めるという意味では、一般的な西洋医学とは異なり、東洋医学に近い要素を持っているので、便宜上東洋医学的治療法として扱うことがあります。

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