<質問>
(無題) 投稿者:はっぴい  投稿日: 3月29日(金)01時43分57秒

回答ありがとうございます。起立性低血圧消化器官機能不全で相談したはっぴいです。私は捻挫も骨折もしたことがないんです。風邪もほとんどひいたことがなく、病気も手術もないんです。自律神経の乱れとも言われました。早く良くなる方法があれば教えて下さい。

<回答>
起立性低血圧、消化器官機能不全のはっぴーさんへ(2) 投稿者:渡辺  投稿日: 4月 2日(火)01時48分30秒

@捻挫や骨折、病気や手術をしたことがないとすると、なぜこのようなことが起こるのか、原因を推定することができません。

A私の診た患者さんの30%ぐらいの方は、初めて診察したときに、「捻挫や骨折、突き指などはしたことがありません」と言いますが、治療を始めるとその中の80%ぐらいの人は、捻挫や突き指などをしたことを思い出します。

(1)例えば、20代半ばの男性で、「5年間、朝起きると胃が痛くて、大学病院でMRIなどによる検査を受けたが、何の異常も発見されず、心療内科に回されてしまった」患者さんがいました。この人も初診のとき「捻挫、骨折、鞭打ち、突き指などの怪我は一度もしたことがない」と言いました。診察すると、「捻挫、骨折、鞭打ち、突き指」などの痕跡はありませんでした。ところが、頭を触ると頭頂部の気が止まっていました。「ここの気が 止まっていますが、何かしたことはありませんか」とお伺いすると「すいません。小学4年生のとき、プロレスごっこをやっていて、パイルドライバーをかけられて、1ヶ月ぐらい頭が苦しかったんです…」

(2)他の例では、20代後半の男性で、パニック症候群の患者さんの場合ですが、診察すると、全身に硬結があり、限界的に壊れていると言う状態でした。ところが、ご本人も付き添ってきたお母さんも「捻挫、骨折などは一度もしたことがありません」と言われました。全身に問題があるため、どの点から治療を始めたらいいのか分からない状態でしたが、パニック症候群なので、心経、心包経にある硬結を溶かすことを基本に治療を行いました。1週間後に来たとき、「家に帰ってから、症状が悪化し、苦しい状態がずっと続いています」とのことでした。二度目の治療のときは、治療が終わってから30分ほど待ってもらい「苦しくならないことを確認してから」帰ってもらいました。翌週来たときも「家に帰ってから、症状が悪化し、苦しい状態がずっと続いています」とのことでした。これは「どこかに、治療すべき最も重大な硬結があるのだが、私の診察技術が未熟なために、それが発見できない」と言うことを意味しているので、時間をかけてもう一度診察してみました。すると「頭に河童の皿みたいな大きな硬結」が浮かび上がっているのに気がつきました。治療を何回かしてから浮かび上がってくる硬結は、20年前とか30年前にした怪我が原因でできたものなので、「頭に大きな硬結が浮かび上がっています。幼児期に頭を打っていると思うのですが」と言うと、患者さんは、付き添いのお母さんにその場で聞いて確かめました。すると「そんなことはありません」と言う答えが返ってきました。ところが、頭を治療すると、溶かしても溶かしても下から硬結が浮かび上がって来て、頭蓋骨の可動性を確保することができません。しかし患者さんが「どんどん楽になって行きます」というので、2時間近く治療して、何とか頭蓋骨が動くようにしました。翌週来たとき「まだ苦しいのですが、今までとはまったく違います」とのことでした。頭を診ると、硬結が浮かび上がってガチガチになっていました。頭を治療すると、体はさらに楽になっていきました。治療が終わってから、お母さんに「頭にこれだけの硬結があるのだから、何にもしてないなどということは、絶対にないはずです」と言うと、「すいません、赤ちゃんのとき、抱っこしていて、ズルッと頭から落としてしまいました。医者にも行かな…」というようなケースも実際にあります。

B実際の診断においては、(1)脈診や関節の可動性をチェックする、触診によって臓器の可動性、気の止まっている箇所のチェックすることなどによって、「現実にどのように壊れているか」という情報収集が最初のステップになります。(2)次になぜそのような壊れ方をしたのかを説明する合理的な仮説を考えます(3)それに基づいて治療を行うとともに、体が仮説どおり治療に伴って変化していくかチェックします。治療の途中で問題が生じれば(1)からやり直します。

C難病相談では、(1)の情報収集の作業を相談者が書き込んだ情報を基にして、どのように壊れているか推定し(2)さらにそこからなぜそのような壊れ方をしたのか推定しています。

Dハッピーさんの場合、最初の相談で(1)「風邪をひいて熱をだした」と書かれてあったので「この時点で後頭部がロックしていた」と推定しています。(2) 「それから下痢が始まり」から「風邪による腎機能と肝機能の低下に伴って体が萎縮し、それに伴って腕がねじれ、手の人差し指から発して肩を上ってゆく大腸経が硬くなり、同時に腰椎の4,5番の両脇辺りを中心におなかと腰が萎縮して硬くなっている」と推定しています。(3) 「消化器官機能不全」から「そけい部が以上に硬くなっていること」「おなかが固まって胃腸の可動性が失われていること」「後頭部の頚椎の一番の辺りがロックしていること」「背骨の可動性が失われている」ことなどが推定されています。(4)「起立性低血圧」から「腎虚になっていること」が推定されています。(5) 「めまいや息切れ」は「後頭部のロックで起こっている」と基本的には推定していますが、後頭部のロックをはずしたとき、治らなければ「低血圧のために起こっている」ということになります。

E実際にハッピーさんを診断して、これに近い壊れ方をしていれば、症状が改善する、あるいは治る可能性は高いと思います。反対に、何の問題も発見できなければ、治すことはできません。

F二回目の相談の「捻挫も骨折もしたことがない」から、幼児期に問題が生じたことが推定され、治療に時間がかかることが懸念されます。


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