腎臓と肝臓
慢性病を持つ人の脈を診ると腎虚や肝虚になっていることが多いが、「肝機能が落ちてますね」と言うと、「先月、検査したときは、GOPもGTPも正常でしたけど」などと言われてしまうことが時々あります。
そんなときは、医学的検査で、問題が発見されなくても、肝機能の低下による問題はあらわれているはずです。
肝機能が低下すると、花粉症などのアレルギー性の問題が現れやすくなったり、目が疲れやすくなったり、視力が落ちたりします。
「肝機能を上げておきますので、治療が終われば、明るくはっきり見えるようになりますよ」と説明します。
10分ほど治療してから、「どうですか」と聞くと、「ほんとだ。はっきり見えます。
確かに全然違います。」などという言葉が返ってきます。
腎臓や肝臓は、現代医学からすると、余裕のある臓器ということになっています。
実際、腎臓は機能が80%ぐらい低下しないと、はっきりした症状は出てきません。
ところが、難病、慢性病、成人病と言われる病気は、この余裕の部分が低下することによって起こるのです。
「肝腎だ」という言葉は、肝臓、腎臓が非常に重要な臓器であるというところから生まれた言葉です。