犬の鬱病の治療


[犬と猫]

ときたま、犬や猫の治療を頼まれることがある。

犬や猫も人間と同じで、気が流れている。

治療は気の止まっているところを見つけるところから始まる。

犬や猫の場合、一回目の治療が一番難しい。

治療を受けたいと思っている犬や猫はいないからだ。

できるだけやさしく、そっと触る。

全身触ってみなければ、ならない。

気が止まっているところが分かればしめたものだ。

そこに気を流してやる。

猫でも犬でも、気持ちがよくなって動かなくなる。

しばらくすると、お腹を上にして、「好きにしてね」という感じになる。

二度目の治療は、犬と猫ではまったく違う。

猫は一日経つと昨日のことはすっかり忘れてしまっている。

治療は最初からやり直しだ。

犬は一ヶ月経っても憶えている。

最初から自由に治療させてくれる。

[犬の鬱病の治療]

腰痛の治療をしていた女性の患者から、「うちの犬は、犬じゃないみたい。まだ1歳半ぐらいなのに、散歩は嫌いだし、食欲が全然ないし。先生の本を読んで分かったんだけど、もらってすぐ、ソファーから落ちて、一日中キャンキャン泣いていたことがあるの。きっとあれが原因よ。」と言われて、子犬の治療をすることになった。

触診してみると、左後足の付け根に近い部分と尻尾の気が止まっていた。

そこに気を流してやると、子犬は実に気持ちよさそうにして、自由に治療させてくれるようになった。

効果は、1回で出た。

翌日から散歩好きになった。

食欲が変わらなかったので3回治療した。

小食だが一応食べるようになったので、治療は終了した。


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