2.操気術と気絡調整法の創始
それから数日後、治療中の患者さんの硬結に手かざしをしてみた。気功整体根治療術では、物理的なゆれとしての気を診るが、気を送って患者を治療するなどという非常識的な治療は行ったことがないし、行おうと思ったこともなかった。ところが、ふと、このとき「手かざしで硬結が溶けるのではないか」という思いが心をよぎったのである。手かざしした瞬間、その思いは確信に変わった。そして数分手かざしを続けると、突然頭が揺れ、硬結に触ると、溶けて柔らかくなっていた。
手かざしは、本質的な要素ではなかった。例えば、手を握った場合の方が、開いた場合より、患者の身体の変化は、大きかった。また1〜2メートル離れていても、手を合わせると強力な変化を起こすことができた。基本的な技術は、(1)患部に手を近づけて、気を照射することによって硬結を緩める(2)患者の気に自分の気を同期させ、壊れているところから立ちのぼる邪気を直接操作することによって、硬結を緩める(3)患者を寝かせた状態で、施術者が立ち、手を患者さんに近づけると、患者さんの気に同期し、邪気が立ち上るところ、すなわち、問題があるところで手が止まる(4)手の指や足の指、体には極性があり、治療点と極性があった指や体を接触させると、硬結が緩むなどである。
2003年3月15日に上記の概念が明確になり、(1)(2)(3)を使って、治療する技術を操気術、(4)を使って治療する技術を気絡調整法と名付けた。気絡調整法を独立させたのは,この技術は,やり方が分かれば,誰でもできるからだ.
操気術は、週を追うごとに強力になり、2ヶ月後の5月15日の時点で、赤外線レーザーより強力になっている。そのため、現在の治療は、操気術と気絡調整法をミックスしたものが中心になり、赤外線レーザーを使った根治療術は補助手段になってしまっている。また状況によっては、脈診もしないで、体に全く触れずに治療することも可能だ。