7.脈状が分からない
次は脈状の問題であった。 浮・沈、虚・実、遅・数などの祖脈は、自分なりに、感じをつかむことはできるが、主観的な感覚なので、実際自分の感覚が正しいかどうか客観的にチェックする方法が無いし、指の当て方によっても脈が変わってきた。 自分の脈でも不確かなのに、他人の脈となると千差万別で、七表八裏九動の基本的な脈状でさえ、自身を持って判断することができない。 「有名な先生の内弟子にでもならなければ、脈診はマスターできないのではないか」と思われた。