16.経絡と整体
気功整体根治療術では、体のゆがみの原因となる硬結を溶かすので、治療をすると体型が変化する。生理痛で悩む25歳の女性を治療したとき、交通事故で骨折した小指と肘を治療すると、その場でウエストラインが5cm上がったことがあった。 治療を重ねるにしたがって、「指関節が縮んで硬くなっているときは、頭蓋骨がちぢんでいる」とか「胃の部分の上にある肋骨が縮んで硬くなっているときは、手の小腸経に問題がある」とか「胸の中心線に近いところが、押すと帯状に硬くなっていて、痛い」ときは、足の脾経に問題がある」など、体の萎縮と経絡の関係がわかってきた。体のゆがみと経絡の乱れは、同一の問題だったのだ。 整体で骨盤の調整をするとすぐ元に戻ってしまうことが多い。硬結を溶かすことによって、骨盤を調整すると、ゆがみは調整するごとに、良くなって行く。フラメンコに夢中になっている女性が骨盤調整をして欲しいと言う。鍼や整体にいくと、2、3日はうまく踊れるのだが、すぐ元に戻ってしまうと言う。この女性は、体に何の問題もなかったが、治療するごとに、ダンスがうまくなって、先生にほめられるので、1年半ほど治療を続けた。治療するごとに、体のゆがみが良くなって行ったのだ。 胃が痛いとき、みぞおちに近い肋骨が硬くなっていれば、手の小腸経を治療しなければならないこと、硬くなっていなければ、胃経上に問題があることなど、触診による診断のノウハウが蓄積してきた。このノウハウが蓄積してくるに連れ、体の触診による診断が、脈診による診断を次第に凌駕するようになって来た。