9.現代医学との違い

現代医学は、診断法や治療法が、科学的であることが特徴で、どの医師でも、客観的な医学的知識に基づき、同じ診断治療をすることができる。

脈診法は、そのやり方が書いてある古典に対しても、解釈の仕方がまちまちで、自分の解釈が正しいかどうかは、個人的な治療結果に基づいて判断するしかないない。

診断治療は、主観的な部分に大きく左右され、科学的客観性がないのが特徴だ。

そのため、西洋医学は着実に技術が高まって行くが、東洋医学は、優れた診断治療技術が生まれても、その人一代で終わってしまう。

親子でさえ、感覚が違うので、治療技術を全て伝えるのは難しい。

東洋医学は、抽象的な治療理論はある程度共有し合えても、具体的な臨床レベルになると、個人技の世界になってしまう。

治療理論は、客観的な判断が難しいため、理論家によるもっともらしい作文がまかり通る可能性がある。

一見すばらしい治療理論も、治療経験に裏打ちされないものであれば、単なる言葉の遊びでしかない。


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