好転反応

・好転反応とは何か?

好転反応は3種類あります。

一番多い好転反応は、「翌日体がだるくなる」もので、普通その翌日には症状が消えます。

中には二、三日続く人もいます。

内臓に問題がない人は、好転反応が起こらないので、実際に反応が出る人は十人に一人もいません。

二番目のタイプの好転反応は、大病を患ったことのある人だけに現れるものです。

過去に病気をすると、必ずその時の症状が一度出ます。

症状がなくなって、病機が治ったと思っている人でも、問題が必ず残っています。

例えば、胃潰瘍で何年か苦しんだ人は、胃潰瘍がよくなっても、胃潰瘍の痕跡と、胃潰瘍を引き起こした捻挫などの痕跡が萎縮して残っています。

治療が進み、体型が変化して、胃潰瘍を起こした時の体型に近づくと、捻挫などの原因が体表に現れるとともに、胃が元の形に近づき、胃潰瘍の痕跡が引っ張られて胃が痛くなります。

しかしそれを治療すれば、二度と起こらなくなります。

三番目としては、痛みやアトピー などの問題を長期間に渡って抱えている人が、治療したとき、「痛みやアトピーが消えたのに、翌日に戻る」というものです。

体が壊れている人は、悪いながらも最善のバランスを取っているのですが、治療して問題の硬結を溶かすと体型が変化して古い硬結が表面に出てきて、経絡に問題が起り自律神経のバラ ンスが崩れます。

このとき、痛みやアトピーの症状を再度起こることがあります。

表面に浮かび上がってきた硬結を、繰り返して溶かし、硬結が溶けきってしまえば、問題は二度と起こりません。

・なぜ好転反応は起きるのか?

翌日体がだるくなるタイプの反応は、腎虚の人に起きます。

腎虚というのは腎の力がなくなっていると言う意味ですが、医学的数値に表れないことが多いようです。

腎は機能的に余裕がある臓器でその能力が半分になっても、何の問題も起きません。

20%ぐらいまで落ちると、敏感な人は問題を感じ始めるようですが、誰もが問題を感じるのは、10%ぐらいまで落ちたときで、こうなると、あっという間に、透析と言うことになってしまいます。

人の体は縮んだり伸びたりするのを毎日繰り返しています。

この伸縮運動を起こす原動力になっているのが腎、肝の余力の部分なのです。

肝の力は、腎虚になると連動して低下してしまいます。

根治療術は「萎縮を起こした体を元に戻す」と言う体に大きな変化を起こす治療法なので、腎虚の場合、体の変化がスムーズに行かず、バランスが崩れて、内臓の機能が一時的に低下するために、好転反応が起きます。

一日たって、バランスが回復すると、反応は消えます。

体の歪みが取れ腎機能が回復すれば、次からは反応が起きません。

過去に起こった病気は、症状がなくなっても、必ず残っています。

繰り返し捻挫や骨折を繰り返した人は、治療が進んで、体型が変わって行くと昔問題が起こった体型に近づいたとき、同じ問題が生じます。66歳の女性の例ですが、出産後37年間体中に痛みがあり、関東一円の有名な治療所に行ってみたが、効果のあったところは、どこもなかったそうです。

マッサージ師に一日二回、三ヶ月間来てもらったが、何の効き目もなく、針は毎日一回、一年間続けたら、体中の皮膚がごわごわに硬くなって、驚いて止めたそうです。

根治療術の治療を始めると、最初の二回は治療がスムーズに進み、痛みも引いてきて、大変喜ばれました。三回目の治療が終わって、二日ばかりたったとき、「夕方突然激しい腹痛に襲われ、歩けなくなった」と言う電話がありました。

往診して、治療を行うと、その場で痛みは引き帰りは、ご夫婦で駅まで送ってくださいました。

聞いてみると、過去に長期間に渡って、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を患っていて、今回のように歩けなくなったことが何度かあったそうです。この人の場合、二日後に、もう一度、腹痛で動けなくなっていますが、その後は一度も起こっていません。

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