新型(豚)インフルエンザの感染予防法4.マスク使用に関する混乱について>(4)我が国のインフルエンザの感染に関する学説

(4)我が国のインフルエンザの感染に関する学説

日本の医学界では「インフルエンザは飛沫感染するが空気感染はしない」という考え方が支配的と思われる。

京大ICTNews 2001年5月号今月のトピックス〜vol.8〜 ”飛沫感染と空気感染” によると、

飛沫感染は、直径5μmより大きい飛沫粒子により感染を起こすもので、咳やくしゃみ、会話、気管吸引など、約1mの距離内で濃厚に感染を受ける可能性がある。(宿主の結膜、鼻粘膜、口に沈着して起こる)飛沫感染を起こす微生物は、インフルエンザ菌、髄膜炎菌、ジフテリア菌、百日咳、ペスト菌、溶連菌、マイコプラズマ、インフルエンザウイルス、麻疹ウイルスなどがある。

空気感染は、病原微生物を含む飛沫核が直径5μm以下と飛沫感染での飛沫核に比べて小さく、そのため長時間空中を浮遊し、空気の流れにより広く伝播されるのが特徴である。空気感染を起こす微生物は、麻疹ウイルス、水痘(帯状疱疹)ウイルス、結核菌がある。

この理論が正しければ、サージカルマスクを着用すれば、細菌(1〜10マイクロメートル)が95%以上ブロックできるので、インフルエンザの感染予防に効果があるのは明白である。

それではなぜ、CDCは「Use of a facemask or respirator is likely be of most benefit 〜」といった曖昧な表現を用いたのだろうか。

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