新型インフルエンザの感染予防法5.水面下で拡大する新型インフルエンザの感染>(1)基本的な考え方

(1)基本的な考え方

河村官房長官が5月25日の記者会見で、新型インフルエンザについて「日を追うごとに(発生が)減っている。終息の方向に向かっているという感じを持っている」と述べているが、渡辺東洋医学研究所では「新型インフルエンザの感染は水面下で拡大している」と推測している。

「新型(豚)インフルエンザは感染しても症状がさほど出ず、日常生活に支障をきたさないケースがあるため、感染した人自身が感染に気づかず、結果的に周囲の人を感染させて回ってしまう恐れがある。さらにアメリカ大陸における感染の急激な広がりを考えると、1〜2ヶ月で日本中に蔓延する可能性がある」というのが渡辺東洋医学研究所の基本的な考え方である。

この考え方を裏付けたのがWHO(世界保健機関)で新型インフルエンザ対策に取り組む押谷仁東北大学教授で、「軽症で熱も出ないという人がかなり多い。症状が出なくて入国時のチェックなどをすり抜けてしまうことが、感染を拡大させている」「感染力も普通のインフルエンザより高い」と帰国後の緊急報告会で語っている。

また、5月12日のニューヨークタイムズは「メキシコシティの2つの病院で診察を受けた新型インフルエンザ患者の3分の1は発熱症状がなかった」と報じている。

以下『Many Swine Flu Cases Have No Fever』(May 12, 2009 New York Times)より抜粋、

But about a third of the patients at two hospitals in Mexico City where the American expert, Dr. Richard P. Wenzel, consulted for four days last week had no fever when screened, he said.


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