新型インフルエンザの感染予防法>2.感染を避けるには

2.感染を避けるには

WHO(世界保健機関)やCDC(米国疾病予防管理センター)の情報に、日本特殊性を加味すると下記のような対策が効果的と思われる。

1.目や鼻、口に触る時は、必ず直前に手を洗う。

質問1 なぜ直前に手を洗う必要があるのですか。
回答1 患者の口から出た飛沫に含まれるウイルスが死滅するのに2〜8時間かかります。手で触れたものに飛沫が付いていると、目や鼻や口の粘膜から感染する可能性があるからです。

質問2 水で洗うだけで十分なのですか。
回答2 石けんで洗えばウイルスは死滅しますが、水道水で15秒から20秒ほど洗えば十分効果があります。

質問3 水で洗えない場合は、どうしたらいいのですか。
回答3 アルコールタイプの除菌用のウエットティッシュで拭けば、殺菌できます。

質問4 うがいはする必要がないのですか。
回 答4 WHOやCDCはうがいを勧めていません。「飛沫感染で喉の粘膜に付着したインフルエンザウイルスは、20分ほどで粘膜細胞の中に侵入するので、外 出して戻ってからうがいをしても効果がない。また、喉の奥や鼻腔に付着したウイルスはうがいでは除去できない。」ということが勧めない理由と思われます。 しかし、うがいや口腔ケアでインフルエンザの感染率が低下するという研究もあるので「必要がない」とは言い切れません。

2.室内や車内では、窓を開け、空気が流れるようにする。

質問5 なぜ空気が流れるようにする必要があるのですか。
回答5 空中に浮遊する飛沫の量を少なくするためです。

※ インフルエンザは空気感染(空中に浮遊するウイルスによる感染)しない(参考:ICTニュース )とい うことになっていますが、WHOは"Public health measures taken by individuals and communities, such as social distancing,respiratory etiquette, hand hygiene, and household ventilation, are at present the most feasible measures available to reduce or delay disease (morbidity) caused by pandemic influenza."と、インフルエンザが浮遊する飛沫核により感染することを示唆しています。CDCは換気を勧めていません。

3.感染者の飛沫で汚染された可能性がある机やテーブル等の家具は、アルコールタオルなどで除菌する。

質問6 なぜアルコールタオルで除菌するのですか。
回答6 インフルエンザウイルスはアルコールで殺菌できるからです。アルコール以外では、石けん水、過酸化水素水、ヨウ素をベースにした消毒薬などでも殺菌できます。

4.電車やバスなどの人混みの中では使い捨てマスクを着用する。

質問7 なぜ使い捨てマスクが必要なのですか。
回答7 電車やバスの中でマスクが汚染されたと思われる場合、目的地に着いたとき破棄しなければならないからです。

※ WHOやCDCは、感染していない人がマスクを着用することは勧めず、「人混みを避けること」を勧めています。しかし、WHOが"Use of masks should be prioritized to ensure that those at highest risk of exposure have access to available protection."と言っていることから明らかなように、マスクがインフルエンザの感染防止に有効なのは明確です。日常満員電車やバスに乗る必要がない欧米人は人混みを避けるだけで感染するリスクが大きく低下するため、日本人には理解しにくい主張をするのではないかと思われます。

5.インフルエンザ様の症状が出ている人と話さなければならない時は、マスクを着用する。

質問8 インフルエンザはどのような症状が出ますか。
回答8 普通のインフルエンザと同じで、熱・せき・鼻汁・のどの痛みなどの症状が出ます。人によっては、頭痛・寒気・体の痛み・疲労感・下痢・吐き気などを伴うことがあります。他人を観察して確認しやすいのは、熱・せき・鼻汁です。


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